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JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12がスタート
2018年08月03日
8月2日(木)、U-12年代のトレセンの選手、指導者を対象とした「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」(以下FFP)がスタートしました。
今年から東日本(岩手県)、中日本(静岡県)、西日本(愛媛県)の3箇所での開催となり、各地域で試合、トレーニング、選手レクチャー、さらに帯同指導者向けのレクチャー、リフレッシュ研修会など様々なプログラムが予定されています。
4日間開催される研修の初日は、試合や開会式が実施され、猛暑の中、熱い戦いが繰り広げられました。
チーフコメント
手倉森浩 東日本チーフ
初日からゲームとなりましたが、各都道府県とも移動の疲れを見せずにサッカーの本質である、「ゴールを目指す」、「ボールを奪う・ゴールを守る」が表現され、各都道府県トレセンの良い取り組みが垣間見られました。攻撃では自陣から繋ぐ志向のチームが多い中、止まってプレーをして奪われる場面が見られました。逆に言うと、前線からボールを積極的に奪いに行くチームが増えたとも言えると思います。どのチームも、動きながらのプレーや、サポートの関わりではボールが来る前の「観る」作業は意識して行っていましたが、プレッシャーが強くなるとミスや、相手の状況を観ることが疎かになるチームもあると感じました。プレッシャーが厳しい状況下でも、奪われないためのテクニックや、OFFの関わり、相手状況を観て意図的に崩せるように、ここで(FFP)でしか出来ないチャレンジをして欲しいと思います。守備では「ボールを奪う」姿勢が随所に見られ、前線から積極的な守備や長い距離をスプリントから奪いに行くプレーも見られました。奪えずピンチを招くシーンもありましたがチャレンジしている姿勢は素晴らしいものがありました。またゴール前でもGKを中心に、シュートブロックやクロスに対して身体を張りゴールを守るプレーも見られました。今回、守備意識の高さは非常に感じられるので、攻撃面で更なるテクニックの向上を期待したいと思います。昨日より今日、今日より明日の自分に負けないように取り組むことを開会式で確認をしましたので、明日からのゲームも非常に楽しみです。
選手コメント
齋藤人和 選手 福島県(醸芳SSS)
今回、FFPに選ばれると思っていなかったので、最初は喜びより驚きでした。いつもの試合では人一倍目立つことがあまり出来ていないので、上手い選手がたくさん来ているこの機会で、たくさん活躍して個人のレベルアップに繋げていきたいと思います。昨日は緊張でプレーが硬かったですが、楽しんでプレーしたいと思います。
本多康太郎 選手 神奈川県(三保小SC)
上手い選手たちとサッカーができることを楽しみにしていました。初日は自分の力は精一杯出せたし、センターバックをやっていて無失点に抑えられたので良かったです。課題はボールを奪った後の攻撃への繋ぎのパスがずれたりしたので、そこは改善していきたいと思います。
佐藤瑠耶 選手 秋田県(FC角館セレジェスタJr.)
今回、同じ秋田県の中でも選ばれたくても選ばれなかった選手もいるので、その選手達の分も責任を持って全力でプレーしたいと思っています。積極的にボールに関わったり、味方を声でコーチングできたので、一日目は精一杯プレーできました。また、今回使用している中間ゴールがいつものゴールより少し大きいので、キーパーとして的確なポジショニングを取りたいと思います。FFP期間中、3失点以内に抑えることが目標なので、明日からも頑張ります。
JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12
期間:2018年8月2日(木)~8月5日(日)
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「JFA2005年宣言」の理念とビジョンに基づき、継続的な日本サッカーの発展のためにさらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的としたプロジェクトです。
パートナー企業5社とJFAは共に手を取り合い、ユース年代のみならず、大学、シニア、女子、フットサル、ビーチサッカー、技術関連事業まで、日本サッカーの基盤を支える重要な各領域において、さまざまな施策を講じています。
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