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アカデミー福島男子 ジュニアユースの寮生活について~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.15

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2019年05月15日

アカデミー福島男子 ジュニアユースの寮生活について~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.15

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは総務の芝脩希さんです。

ジュニアユースの寮生活について

ジュニアユース(中学生)の選手たちを担当している芝です。JFAアカデミー福島に来て、3年目になりました。前回の記事では、中学生の日常(寮生活・学校生活)について紹介しましたが、今回は寮生活によりフォーカスしてお話ししたいと思います。

居室のメンバー構成について

4月に新入生である14期生16名を迎えて、JFAアカデミー福島の中学年代は48名で活動しています。寮生活で大切になる部屋割りについてですが、中学年代では1部屋あたり、4名で構成しています。そして各居室には必ず、各学年最低1人ずつ入居するようになっています。中学3年生は部屋長としてリーダシップを発揮し、中学1年生は先輩に迷惑をかけないように、ある種緊張感を持ちながら。中学2年生はその間をとりもつ立場として、それぞれの役割を担っています。
ただし、中学1年生に関しては、2学期が始まるまで、過度なストレスがかからないよう、同学年のみのメンバーで居室を構成しています。

入浴・食事に関して

選手たちは学校が終わると、直接バスでトレーニング場に向かうため、帰寮はトレーニング終了後となります。帰寮すると選手たちはすぐに入浴、その後食事となります。入浴は選手たちにとってリラックスできる場であり、高校生など他学年との交流の場でもあります。浴場には2つの大きな浴槽と多人数をカバーすることのできるシャワーが設置されています。
食事は、中学生は朝夕食を寮でとり、昼食は学校給食となります。寮での食事は、ビュッフェ形式で、献立は時之栖の管理栄養士やJFAアカデミー福島のトレーナーがミーティングを重ねながら決定します。入寮時は食も細く、栄養バランスが偏りがちになる選手たちですが、栄養セミナーの受講や先輩たちからの助言により、食事に関する意識も徐々に高まっていきます。

学習に関して

JFAアカデミー福島では、平日夕食後に必ず1時間の学習時間を設けています。学習時間内は、自学自習を中心に、学校の宿題や個人で通信教育などに取り組んでいます。JFAアカデミー福島では、学習に関わるプログラムとして、「公文式」「学習サポート」「英会話」を実施しています。
「公文式」は、数学の計算問題(能力別)に取り組むプログラムで、計算力の向上はもちろん、集中力を向上させることを目標に取り入れています。
「学習サポート」は、週1回(中1:月曜日、中2・3:火曜日)、個別指導塾より講師を招き、選手たちの学習をサポートするプログラムです。講師の方には、選手たちの質問に答えて頂くことを中心に、学習方法の提示や定期テスト対策など、学習面全般のサポートをお願いしています。
「英会話」は、週1回(中1:金曜日、中2・3:水曜日)、国際学を専攻する大学生を招いて、選手たちの英語力向上をサポートするプログラムです。クラス編成は4?6名程度の少人数で、SpeakingとListeningを中心に、幅広い内容を学習しています。選手の多くは将来海外での活躍を目指しているため、意欲的にプログラムに取り組んでいます。また実際に選手たちは中学2年、中学3年で海外遠征を経験するので、語学の重要性を徐々に理解していきます。

フリーな時間について

学習後は、選手たちが自由に使える時間となります。自由時間の使い方は選手によって異なりますが、自室でストレッチや体幹トレーニング、読書など自分の時間を大切にする選手もいれば、プレイルーム(テレビなどが設置されているリラックスルーム)でサッカーの試合を観る選手や仲間とじゃれ合う選手もいます。プレイルームは学年関係なく使用できるため、中学生にとっては入浴時間と同様、高校生とコミュニケーションをとる良い機会になっています。
また、故郷の親や親戚に電話で近況報告をしている選手もいます。JFAアカデミー福島の選手たちは、北は北海道から南は沖縄まで、それぞれが夢を抱いて入校してきます。12歳の時に親元を離れる辛さは、我々スタッフが想像を上回るものだと思います。それでも選手たちは、親・兄弟を始め応援してくれる全ての人たちの気持ちにこたえるため、そして自分たちの夢を叶えるために、同じ目標を持つ仲間と日々切磋琢磨しながらアカデミー生活を送っています。

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