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アカデミー福島 JFAが運営するアカデミーとは 〜JFAアカデミー福島 スタッフ通信Vol.13 / Vol.8

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2019年03月28日

アカデミー福島 JFAが運営するアカデミーとは 〜JFAアカデミー福島 スタッフ通信Vol.13 / Vol.8

JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。

JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島のレポートを担当するのは堤葉子さんです。

JFAアカデミー福島概要について

JFAアカデミー福島男女総務の堤葉子です。今回のスタッフ通信では、JFAアカデミー福島をご存知でない皆様へ概要をコンパクトにご紹介します。

この3月、8期生(高校3年生)男子12名、女子6名が福島県立ふたば未来学園高校を卒業、JFAアカデミー福島を卒校しました。来月には14期生(中学1年生)として男子16名、女子6名が入校を予定し、2019年度は9~14期生の男子92名、女子36名の計128名で活動します。

JFAアカデミー福島(以下アカデミー)は、JFAが運営する事業の名称で、福島県、富岡町、広野町、楢葉町のご協力により6年間の連携型中高一貫教育として2006年に福島県双葉郡に開校しました。選手は寮生活をしながら、公立の中学校、高校に通いサッカーはもちろん、様々なプログラムに取り組んでいます。現在は東日本大震災の影響により、静岡県をはじめ三島市、御殿場市、裾野市にご協力いただき静岡県内にて活動していますが、福島県での活動再開スケジュールが決定し
(詳細:http://www.jfa.jp/youth_development/jfa_academy/news/00016846/)、2019年・2020年に入校する男子に限っては中学校1~3年生の3年間プログラムとなります。

入校選考試験

小学校6年生の夏から秋、冬にかけて3回の選考試験を実施しています。1次選考はサッカーを中心とした実技テスト、2次と最終選考は1泊2日の日程で学力テストや面接、グループワークなども実施しています。この選考基準は、サッカーのみならず学習や集団生活への適応など、あらゆる側面から判定します。

進路、その後の活躍

入校から卒校まで6年間(中学、高校)のアカデミーでのトレーニングや多くのプログラム、寮生活の様子は、既報スタッフ通信をご覧ください。卒校後の進路先は大学、Jリーグ、なでしこリーグ、海外リーグのクラブなど様々です。進路活動は一般の高校生と同様に進めていますが、いずれの場合も本人が家族と相談し主体的に決定します。
卒校後、プロや日本代表として活躍し続ける選手もいれば、選手活動を終え指導者の道を歩む、別の形でサッカーに関わる、そしてサッカーとは違う世界で活躍する等、多岐に渡ります。常にアカデミーのフィロソフィーを持ち続け、自身の力を発揮していると期待しています。

課題、理想と現実

1~14期入校生の出身地域は以下の通りです。

 


地域差はありますが、北海道から沖縄県まで、日本全国9地域すべてから入校しています。地元から離れたアカデミーを選択する要因としては、オンザピッチ・オフザピッチの環境が整っていることが挙げられると思います。トレーニング場への近さ、トレーニング後の速やかな入浴とゴールデンタイム(トレーニング後30~60分以内)で栄養管理された食事を摂ることができます。テクニカルコーチによる年間を通じたトレーニング及びゲーム環境がプランニングされ、怪我やコンディショニングに対応するスタッフが常勤しています。また、オフザピッチプログラムを取り組むことにより、人としての成長を促す教育も実施しています。

理想の環境ですが、整い過ぎていることが弊害にもなります。その環境が、いつの間にか当たり前となり、スケジュールを受け身にこなす毎日となってしまう場合もあります。決意を胸に入校し、お互いを高め合える仲間と出会ったはずなのに、理想の関係を築けず苦しむこともあります。選手自身が進むべき道にはいつも立ちはだかる壁があります。その壁を乗り越える逞しさをいかに身につけさせるか。壁を乗り越えるのは自分次第であることは間違いありません。私達スタッフも日々模索し続けています。

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