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JFAアカデミー福島 令和4年度 卒校式
2023年03月06日
3月2日(木)、うららかな春の光の中、静岡県御殿場市の時之栖御殿場高原ホテルにおいて、JFAアカデミー福島の卒校式が行われました。お世話になったたくさんの方々に見守られながら入場してきた卒校生の顔は、緊張の中にも自信にあふれ、充実した日々を過ごした満足感に満たされているようでした。卒校生男子13名、女子7名(内1名は進学のため渡米で不参加)は、それぞれの道に進みますが、アカデミーで学んだことを胸に刻んで、大きく羽ばたいていきます。
卒校生答辞
西眞之介 選手(12期生/高校3年)
この素晴らしい環境でサッカーができたのは、東日本大震災から引き受けてくださった時之栖、富士岡中学校、三島長陵高校、日本サッカー協会の方をはじめとする本当にいろいろな方のサポートのおかげです。また、昨シーズンのプレミアリーグでは、ボールパーソンをして頂いたFC時之栖、遠いところから私たちの応援に足を運んで頂いた方々はじめ、多くの方々に支えられてプレーすることができました。この6年間で様々な経験をし、五訓の意味を考えさせられました。この五訓はこれから先、苦しくなった時に自分を支えてくれる大切な言葉になると思います。12期生一人一人が五訓を胸にそれぞれのステージで羽ばたけるよう挑戦し続けます。
最後に、これまで私たちに関わってくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。
在校生送辞
石田然 選手(13期生/高校2年)
皆様はアカデミー生として過ごした6年間をどのように振り返っていらっしゃいますか。12期生だけの4人部屋から始まった寮生活。練習帰りのバスで笑いあった日々。富士岡中学校での富陽祭。新型コロナウイルスの影響でサッカーに打ち込むことができなかった日々。去年、全力を尽くして戦った高校年代最高峰であるプレミアリーグ。今、数えきれないほど沢山の思い出が頭の中を駆け巡っているのではないでしょうか。
皆様はこの5年間、常に私たちの見本として導いてくださいました。特に去年1年間のオフザピッチや練習への取り組み、立ち居振る舞いから学ぶことはとても多くありました。月曜日の夜に自分たちで率先してミーティングを行う姿、新型コロナウイルス対策として黙浴や黙食を徹底する姿からは試合への本気度が伝わっていました。また、去年から新たに足場が安定しない砂浜にいってトレーニングをしたり、終わった瞬間に足がパンパンになって座り込んでしまうようなチューブトレーニングをしたりしました。そんなきつい練習の中でも手を抜かず週末の試合に向けて仲間と声を掛け合い高めあっていた姿は鮮明に蘇ります。
JFAアカデミー福島で皆様と共に学んだ5年間は私たち在校生にとって、とても得難い経験であり、皆様は私たちの誇りです。
今、皆様は胸に夢と希望を抱いて新しい世界へと羽ばたこうとしています。どうか、その夢と希望を絶やさずにアカデミー生としての誇りと責任を持ち続けて次のステージでもご活躍ください。
私たち在校生も静岡の地で活動する最後の学年として有終の美を飾れるように精一杯精進していきます。
最後になりましたが、12期生の皆様のご活躍とご健康をお祈りし、送辞といたします。
在校生コメント
谷川萌々子 選手(13期生/高校2年)
3月2日に12期生の卒校式が行われました。12期生が卒校してしまう寂しさと共に、自分自身がもう最高学年としてこのJFAアカデミー福島を引っ張っていかなくてはならないという緊張感がありました。私自身、12期生とはこのアカデミー生活の中で一番一緒に過ごした時間が長く、いろいろなところで助けてもらいました。本当に感謝したいです。何気ない会話でたくさん笑った日々や、お互いに高め合いながら練習に励んだ日々、大会で優勝したこと、負けて共に悔し涙を流したことすべてがとても愛おしく、どれも私にとって最高の思い出です。自分も含め後輩たちは12期生からいろいろなことを感じ、学ぶことができました。みなさんそれぞれの道に進まれると思いますが、このJFAアカデミー福島での教訓を忘れず、さらなるご活躍を期待しています。5年間ありがとうございました。
樋口梨花 選手(14期生/高校1年)
この1年があっという間で高3が卒校するという実感があまり湧いていませんでした。高3はチームを盛り上げ、引っぱり、支えてくれて、とても大きい存在でした。オフでもたくさん声をかけてくれたり、他愛のないことで笑い合ったりととても楽しい時間を過ごしてきました。卒校式ではそんな今までの思い出を振り返りながら、また、感謝の気持ちを込めて参加し、見送ることができました。寂しい気持ちはありますが、新しいチームとして今年も邁進していきたいと思います。