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言語技術プログラムを実施~JFAアカデミー今治ダイアリー~
2025年12月12日

JFAアカデミー今治は、12月1日(月)、言語技術プログラムを実施しました。
言語技術プログラムは、つくば言語技術教育研究所より織田先生に講師としてお越しいただき、プログラムを実施しています。
言語技術プログラムでは、聞く・話す・読む・書くという言語4機能のトレーニングを通して、論理的・分析的・批判的な思考方法を身につけ、自立して考える力の日常での実践を行っています。
サッカーでは、状況を認知し、そこから何が起きているかを分析し、次のプレーを判断し、実行することを、素早く繰り返し行うことが求められます。このうち 認知→分析→判断 は、「言語」を使って実施しており、その回転の速さが、質の高いプレーにつながっています。だからこそ、言語技術のトレーニングはピッチ上の成長とも密接につながっているのです。
今回の学びが、これからのトレーニングや試合での判断の質をさらに高めるきっかけになることを期待しています。




選手コメント
河塚菜緒 選手(9期生/中3/AICグラーロス広島レディース)
私は、先日言語技術をしました。少し難しかったです。でも自分的には、少しずつできるようになったかなと思えるようになりました。今回の言語技術では、「スマートフォンは便利な機器である」ということをしました。書く時には、何が便利か、どうやって仲間分けをするかなどたくさん頭を使って考えました。自分が思っていたのとは違う仲間分けになっていて、よく考えてみると同じ仲間になるんだと分かることができました。作文を書く時に、途中分からなくなって手がとまってしまったので、先生が話したことを1つ1つメモをとっていこうと思いました。また、次は、最後の言語技術なので、今まで教わってきたことを思い出して成長した自分を先生に見せられるように頑張ろうと思います。
三好瑠紅 選手(10期生/中2/F.C.コーマレディースアザレア)
今回の言語技術では、今までしてきたことと同じようなことをしました。今までしてきたことですが、とても難しかったです。私は文章を書くのは好きで得意ですが、言語技術のように認知・分析をしてまとめて自分で文章を書くのは得意ではないので、今回もとても苦戦しました。私が1番苦手なことは、分析です。なぜなら分析は、見たものを同じグループに分類していく作業ですが、私はすごく苦手だからいつもその作業でつまってしまいます。しかし今回は自分の苦手な人前で話すことと分析について自分の意見を言い、チャレンジしました。それはすごく自分の中でも良いチャレンジだったなと思っています。これからもチャレンジを続けて頑張ります。
神野咲子 選手(11期生/中1/愛媛FCレディースMIKAN)
今回の言語技術では、中国の国旗の説明をしました。まずは情報出しをし、次にグループ化、そして構造化、空間配列をして最後に記述をしました。私は質問をされた時に正確な答えを見つけようとし、答えるのが遅くなってしまいます。これはサッカーでも大切なことで、試合中にプレーを長く考えていたら相手にボールをとられてしまいます。先生も正解はないからどんどん答えてと言っていました。だから私はこれからの言語技術は頭を柔らかくし、思いついたらすぐに答えていこうと思いました。そしてサッカーでも、認知・分析・判断・実行の4つを頭の中で素早く回転して、良いプレーをたくさんしたいです。言語技術、サッカーの2つを両立できるように頑張りたいです。


