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避難訓練 ~JFAアカデミー熊本宇城ダイアリー~

2019年05月18日

避難訓練 ~JFAアカデミー熊本宇城ダイアリー~

 ここ熊本宇城では日中は汗ばむほどの陽気となり、夏が近いことを実感する季節になりました。

 アカデミー生が通っている小川中学校では、体育大会が5月19日に開催されます。体育大会に向けた練習は4月後半から始まっており、個人や団体競技、応援団の演舞など、本番に向けて気持ちが高まっているようです。応援団の中には9期生、10期生、11期生も入っており、学校とアカデミーでの活動と合わせて充実した様子が感じられることから、体育大会本番での活躍が楽しみです。

 

 5月16日、体育大会の振替休業日を利用してアカデミーでは避難訓練を行いました。万が一に備えて、正しい避難行動の知識を学び、冷静に対応できることが目的です。

 

 アカデミーでは年間を通して避難訓練を行っています。先日、宮崎県で震度5弱の地震が発生したこともあり、第1回目のテーマは「地震発生時の行動」としました。

 

 まず研修室に全員が集合し、防災担当の墨屋コーチから避難訓練の目的、地震が発生したときの注意事項の話がありました。基本情報として、この施設の避難経路の種類、出口はいくつあるのかを確認し、どの経路を選ぶのか優先順位についても考えていきました。そして今回は、就寝中に地震が発生した際の行動の手順、さらに停電を想定した場合を確認しました。寝室から避難場所へ移動する際に、どのような危険があるのか意見を出し合いました。訓練であっても一つ一つの判断、行動が冷静に出来ることを基準にしました。

 

 研修室での事前指導後、選手たちは寝室に戻り、避難訓練がスタートしました。各部屋の部屋長がリーダーとなり、部屋毎のグループで今回の避難場所であるグラウンドの入り口まで移動しました。避難場所に到着したら、学年ごとに整列して、運営委員会が点呼を行い、スタッフに報告したところで避難完了です。

 

 

 

 今回の避難訓練では就寝中を想定して行ったため、アカデミー施設内の電気は全て消して行いました。そのため避難訓練後の振り返りでは、選手たちの中から「部屋が真っ暗で自分のスリッパがどこにあるのか分からず戸惑った」ことや「懐中電灯の置き場所を全員が知っておくことが大切」といった意見が出ました。実際に訓練を行うことで改めて気づくこともあり、非常に意味のある避難訓練になったと思います。

 

 最後に防災担当の墨屋コーチからの一言で、今回の避難訓練のまとめにしたいと思います。

 

「避難訓練は、事前に予備知識を持っておくことで、身を守りながら安全に避難できることが目的です。ただ知識を学ぶだけでなく、選手自らが避難行動を振り返ることで、自分の行動力に気づき、新たな課題を見つけることができたと思います。この活動が、避難時だけでなく日常生活の中でも生かされることを期待しています。」

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