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JFAアカデミー堺 J-GREEN堺の復旧作業に参加、感謝状を授与される
2018年10月26日
JFAアカデミー堺が活動の拠点としているJ-GREEN堺も台風21号によって大きな被害を受けました。幸いなことに、アカデミー生が生活する寮への被害は少なかったですが、J-GREEN堺の施設は大きな被害を受けました。
JFAアカデミー堺の選手とスタッフは、J-GREEN堺のスタッフやボランティアの高校生とともに施設内の清掃や風で飛ばされたものを元の位置に戻す作業などの復旧作業を手伝いました。
この活動に対して、10月10日、台風21号により被災したJ-GREEN堺の施設復旧に協力し、早期の再開に多大な貢献をしたことが評され、堺市と一般社団法人大阪府サッカー協会から感謝状が授与されました。授与式には堺市の竹山修身市長、大阪府サッカー協会の赤須陽太郎会長が出席されました。
アカデミー生コメント
大西夏奈 選手(中3:5期生/SolfioreFC)
台風21号の直撃で、私は台風の怖さを経験しました。停電、断水、サッカーゴールの破損など、J-GREEN堺に大きな被害がありました。私たちがいつも練習しているグラウンドには、車の窓ガラスの破片が入ったり、人工芝がめくれ上がってはがれたり、ゴミが散らかっていて、サッカーができない状態になっていました。一日でも早く、サッカーをできる状態にするために、J-GREEN堺のスタッフのみなさんと一緒に、私たちも復旧作業に取り組みました。私は、飛び散っていたゴミを分別しながら集めたり、ピッチの中に入りこんでいた大きな石や細かいガラスを集めました。普段、当たり前にサッカーができる環境がありましたが、台風の被害を見て、J-GREEN堺のスタッフの方と一緒に復旧作業に取りくんだことで、私たちがサッカーに取り組めるように応援して、環境を整えてくれている方々がいることを改めて知りました。復旧したピッチで、期待に応えられるように、一生懸命練習に取り組んでいきたいです。
伊藤真生 選手(中2:6期生/Pazduro girls)
私は今回の台風で、自然の怖さを体験しました。J-GREEN堺の施設内が停電と断水になったことで、私たちの生活している寮も、電気や水道が使えなくなりました。夜になると、照明がつかないので部屋は暗くなりました。手回し式の懐中電灯を持っている先輩がいたので、順番にまわして灯りをつけました。トイレの水が供給されなくなったので、みんなで風呂の残り湯を運んで水を流しました。台風の日はとても蒸し暑かったのですが、エアコンもお風呂も使えなかったのでとてもしんどかったです。そのとき、いつも当たり前にできていたことがとてもありがたいことだと感じました。そして、このような非常時のために水や電灯を準備しておくことの重要性がわかりました。夜の22時半ごろ、寮の電気と水道が復旧しました。翌日からはみんなで、J-GREEN堺のスタッフの方と一緒に復旧作業に取り組みました。綺麗になったJ-GREEN堺を見たときは、とても嬉しかったし、作業に参加できて良かったともいました。表彰してもらえたのもとても嬉しかったので、みんなで頑張ってよかったと思いました。
杉本結月 選手(中1:7期生/FC BASARA甲賀レディース)
台風21号の被害を受けた私たちは、復旧作業に参加しました。ゴミを拾ったり、飛んでいったゴールを立て直したりしました。「早く直して一日でも早くサッカーができるようにしたい」、「前よりも綺麗にするくらいがんばろう」という思いで作業をしました。2週間ほど作業に参加しましたが、そのとき、すごいなと思うことがありました。それは、いつもJ-GREEN堺で練習をしている高校生が毎日たくさん来てくれて、重い物を運んだり、作業してくれていたことです。私たちが中学校から帰ってくる頃には既に作業をしてくれていました。私はこのとき、J-GREEN堺を早く利用したい人たちのためにもっと頑張らないと、と思いました。J-GREEN堺の営業が再開してサッカーの練習をしたとき、いつもの倍以上楽しく感じました。そして、堺市と大阪府サッカー協会から、復旧作業に取り組んだ感謝状を贈呈してもらいました。達成感があって、とても嬉しかったです。これからも、J-GREEN堺でサッカーができることに感謝して、楽しんでプレーしていきたいです。