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JFAアカデミー福島女子 栄養管理について〜JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.7
2019年03月27日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島女子のレポートを担当するのは檜山里美トレーナーです。
食べる力を日常に
JFAアカデミー福島女子でアスレティックトレーナーとしてU-15・U-18を担当しております檜山里美です。アスリートの三本柱として『運動』『休養』『栄養』が挙げられますが、サッカーをより充実させ、怪我の予防を図るためには、日々の食事は欠かせません。今回はJFAアカデミー福島女子の栄養に関しての取り組みをご紹介いたします。
中学生18名、高校生18名が共同生活を行っておりますが、体格は選手により、さまざまです。JFAアカデミー福島女子では、2つのエネルギー設定の食事を、定食スタイルで提供していただいております。選手には、残さず食べること、そして毎食の牛乳を欠かさないことを選手全員で共有し、日々取り組んでおります。また白米の量は自由に増やすことができ、常備菜として納豆、ふりかけなども用意しており、トレーニング量や体組成に合わせて調節できるようになっております。
貧血対策
女性アスリートは失われる鉄分の量が多く、貧血になりやすい傾向にあります。日々の食事で鉄欠乏にならないように栄養計算していただいておりますが、合わせて常備菜として『レバーの甘辛煮』『あさりの佃煮』『切り干し大根』を日替わりで自由に摂れるようにしております。なぜ鉄欠乏になりやすいか、貧血を防ぐにはどういう取り組みが必要かを選手に説明しながら対策を継続していきたいです。
トレーニング前後の取り組み
中学生は学校給食後からトレーニング時間まで4時間以上空くスケジュールです。そのため、エネルギー不足によるパフォーマンス低下を防ぐため、トレーニング前にバナナを摂取しております。また、トレーニング終了後からは、翌日のトレーニングの準備が始まります。トレーニング終了30分以内に糖質を摂取し、運動で失われたエネルギーを回復するとともに、疲労回復を目的にオレンジジュースを摂取しております。
試合日の食事
試合開始時間から逆算し、食事の時間や内容を決めております。アウェイでの試合では、食事内容を選手が確認し、『何時から』『何を』食べるか考える工夫をし、自分で選択できるようにしております。また遠征先での食事がビュッフェの際は、糖質を多く摂取するよう心がけるとともに、生ものを避け、ベストな状態で試合に臨めるよう指導しております。長時間の移動がある場合は脱水に注意し、体重減少のある選手は、食事とともに水分補給も意識するように取り組んでいます。
最後に
JFAアカデミー福島女子の栄養に対する取り組みをご紹介させていただきました。様々な取り組みを行っておりますが、毎日の食事は楽しく食べることが大切です。規則正しい生活と共に三食しっかり食べることを基本に、今後も良い活動を続けていきたいと思います。
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