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JFAアカデミー堺 婦人科講習を実施
2020年11月25日
JFAアカデミー堺では、女性アスリートとして必要な知識を身につけるために、選手、保護者それぞれを対象とした婦人科講習を定期的に実施しています。11月16日(月)に選手を対象に実施された今回の講習では、糸氏医院の糸氏明子先生を講師に招き、女性アスリートとしての身体の付き合い方を学習しました。
まず、月経周期に体内で起こっていることや月経周期日数などの基礎知識に加えて、日常生活や競技に影響を及ぼす、貧血、月経困難症、月経前症候群などの関連疾患についての説明とその対応方法について紹介がありました。その上で講師から、「生活や練習に影響が出るほどの辛い症状がある場合は婦人科を受診し気軽に相談してください」と話がありました。
また、低用量ピルやスポーツ選手に合わせた生理用品の紹介、子宮頸がんワクチンの説明もあり、今後自分の身体と付き合っていくために必要な様々な選択肢を学びました。
選手コメント
古田彩瑛 選手(7期生/中3/ASハリマアルビオンユース)
私は今回の婦人科講習を受けて、自分自身のコンディションを知って把握することが大切だと改めて思いました。これは大人になってからも大切なことなので、今のアカデミー生活の中から自分の体調や体質についてよく知ることを意識していこうと思いました。コンディションが悪いときは、それに合わせた準備が必要だと思います。人それぞれコンディションの良いときと悪いときは異なるので、自分に合った準備やルーティーンが必要です。そのためには、自分の体調をよく知ってどのように調整すると良いのかわかるようにならないといけないと思いました。
貧血について詳しく知らなかったときは、身体がだるくて走れず、体力がないだけだと思っていましたが、鉄分の多く含まれる食品を積極的に食べたり、補食として毎日豆乳を飲んだりしたところ、以前より走れる距離が長くなりました。自分の体を知ることは大切だと感じました。貧血対策は鉄分を摂るだけではなく、たくさんの栄養素をしっかり身体に取り入れることが大切なのでこれからも毎回の食事をしっかり食べようと思います。
枚田乙愛 選手(8期生/中2/RESC GIRLS U-15)
私は今回の講習で知らなかったことをたくさん知りました。月経周期で体の状態がどうなっているのか知りました。人によってはしんどくなったり腹痛があったりしますが、自分の月経周期をわかっていなかったり、しんどいのがなぜなのかわかっていないと、サッカーのプレーに影響してきたり、大事な大会の日に良いコンディションにすることができなくなります。そのため自分の体調はしっかり管理しておく必要があると思いました。普段から自分のコンディションを知って考えながら生活するのが大事だと改めて思いました。
高橋あすか 選手(9期生/中1/FCヴィトーリア)
婦人科の糸氏先生の講義を聞きました。私は初めて知ったことがたくさんありました。たとえば月経困難症についてです。腹痛や腰痛、イライラしたりといった症状があると聞きました。そんなときは、身体を温めて、ストレスや疲労をため込まないことが大切だそうです。重い症状があるときは、婦人科の先生に相談して身体に合った薬を相談することもできます。
また貧血についても勉強しました。鉄分が少ないことで、めまいや立ちくらみ、顔色が悪くなったりします。サッカーをするのもしんどくなります。そして、何か困ったことがあったときは、すぐに相談することが大事だと思いました。
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