ニュース
女子GKセレクションキャンプ、3日間の活動を終える
2015年07月14日
7月11日に27名でスタートした女子GKセレクションキャンプは、3日間の活動を経てあっという間に最終日となりました。
2日目からU-15は西入コーチ、加藤コーチ、磯上コーチ、U-12は轟コーチ、影山コーチが担当となり、それぞれ基本姿勢やキャッチング、ステッピング、スローイングなどのメニューをこなしながら、最後はゲームで締めくくるトレーニングを行いました。選手同士のコミュニケーションも徐々に活発になりました。
連日、大阪の気温は30度超えの厳しい環境でしたが、選手たちは集中してトレーニングを行うことが出来ました。
3日間という短い間でしたが、各地から集まった選手たちは寝食を共にし、ピッチ上ではGKの技術を磨いて多くのものを持ち帰りました。
※昨年まで「スーパー少女プロジェクト」として実施していた活動が2015年度から「女子GKキャンプ」と名称を変えて行われています。
GKコーチコメント
影山啓自 GKコーチ(JFAナショナルトレセンコーチ)
最初は慣れない環境や新しい仲間に戸惑いや緊張も見られましたが、時間の経過とともに仲間とも打ち解けてきて、失敗を怖がらずチャレンジする姿勢、わからないことは互いに声を掛け合う場面が見え始め、笑顔も増えていきました。各トレーニングでは、テクニックの習得やゲームへの取り組みはもちろん、気温がぐんぐん上昇していく暑いコンディションの中でも、たくましくプレーにチャレンジできたと思います。参加した選手には、今回の経験を機に、各チームへ戻っても積極的にGKというポジションに挑戦して欲しいと願っています。何よりも、明るい雰囲気のなかで3日間のキャンプを行えたことが最大の収穫だと思います。私自身も、今回の指導を通じて改めて多くの気付きをいただきました。ご協力いただいた多くの方々のご尽力に感謝します。
磯上まみ GKコーチ(フェアリーズいわき)
今回のキャンプでも、学ぶ意欲の高い選手が多いと感じました。キーパー未経験者やサッカー未経験者がいるなかでの活動でしたが、アドバイスを活かし、改善しようと挑戦する姿は、もう立派なゴールキーパーでした。日を追うごとにピッチ外の行動面も良い方向に変わっていき、集団としての和も高まっていく様子を感じました。選手全員が上達したという充実感を得られ、素晴らしい経験になったようです。私自身も選手たちの一生懸命学ぼうとする姿を見習い、指導者として今後も学ぶ意欲を持って活動に取り組み、地域に貢献したいと思います。
選手コメント
渡邊怜奈 選手(名取市立増田中学校サッカー部)
キャンプの目標を「他の人の良いプレーを見ていろいろなことを学び、自分の課題を見つける」と決めてきました。来てみたら、みんなからとても多くのことを学べて、コーチからもアドバスをもらえ、とてもよい経験になったと思いました。最初は知っている人もいなくて、緊張してどうしよう・・と思っていましたが、プレーを始めたらみんなと仲良くなれて、スポーツってすごい力だなぁと思いました。今回のキャンプで出来たことは継続し、できなかったことはもっと練習してできるようになりたいです。
阿部千優 選手(白岡SCL+)
私は身長が低いですが、このキャンプで自分の良い所をアピールし、コーチから言われたことは1日ずつ直していきたいと思っていました。そして、実際に自分の良い所はアピールできたと思いますし、コーチから言われたことも意識して直しました。このGKキャンプに参加して、基礎がしっかりできるようになったと思います。また、新しく学んだこともあり、参加してよかったと思いました。これからここで学んだことを活かして頑張ります。
井田琴子 選手 ※
このキャンプに来る前はとても緊張していました。日本でこのようなキャンプに参加するのは初めてなので、どんな感じになるのか楽しみでもありました。他の選手のかっこいいプレーなどを真似して自分が良いプレーをしたいなと思っていました。キャンプ中に多くのことを学ぶことが出来ました。マレーシアに戻ってもっと練習したいことは、パス&サポートです。パス&サポートはここに来て初めて詳しく教えてもらったことなので、もっとその練習をしたいです。多くのトレーニング方法も学んだので、それを学校のチームに教えてあげたいと思います。
高山紗季 選手 ※
このイベントがあると知って、私は「もっとうまくなってチームに貢献しよう」と思いました。もともと私が活動しているチームは弱くてどんどん点を入れられてしまうので、それを何とか防ごうと思って応募しました。来てみて、みんな背が高いなぁと改めて思いました。メンバーが書いてあるところに身長も書いてありましたが、私がその中で一番身長が低かったです。だけど、まわりのお姉さんに負けないように頑張ろうと思いました。最初はうまくできずに泣きそうになっていました。やっぱりみんながすごいんだなと思って、1日目と2日目は頑張りました。最後の3日目に、これまで習ってきたことを活かそうと思い、頑張ろうと決心しました。そしてミニゲームのとき、1点だけですが点を取ることが出来ました。この3日間でGKのことやフィールドプレーヤーのことも学ぶことができてよかったです。これらを自分のチームの練習の時に活かしたいと思います。
田島伊織 選手(西神中央フットボールクラブ)
このキャンプに来る前は、キーパーがあまり好きではなかったですが、このキャンプでキーパーの練習をして、キーパーが好きになりました。来てみて、キーパーがチームの中心になっているのだなと思いました。友達もたくさん出来て楽しかったです。チームでもあまりキーパーをやりませんが、投げることや受けることが得意なので、グランダーのボールのキャッチも上手になれたらいいなと思っていました。来る前よりも上手になれたと思います。できなかったこともありましたが、これからチームで練習して、良いゴールキーパーになれたらいいなと思います。
(※選手登録なし)
スケジュール
7月10日(金) | PM | フィジカルテスト・トレーニング(J-GREEN堺) |
---|---|---|
7月11日(土) | AM/PM | トレーニング(J-GREEN堺) |
7月12日(日) | AM | トレーニング(J-GREEN堺) |
関連ニュース
最新ニュース
- JFA 2024/11/21 【不服申立委員会】 2024年11月21日付 公表
- JFA 2024/11/21 【裁定委員会】 2024年11月21日付 公表
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定