ニュース
JFAエリートプログラム女子U-13韓国遠征 キャンプ地到着、練習試合で勝利
2016年11月15日
今年3度目となるJFAエリートプログラム女子U-13の活動は、JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業の一環となる韓国遠征です。11月13日(日)、全国から選抜された20名の選手が羽田空港に集合、オープニングを行いました。その後、約2時間半のフライトで韓国/金浦空港に到着しました。そこから更にバスに乗り、4時間半をかけて今回のキャンプ地、木浦ナショナルトレーニングセンターへ移動、23:30頃、無事到着となりました。
遠征2日目となる14日(月)は午前にトレーニング、午後には早速韓国のイェソン女子中学校とのトレーニングゲームを行いました。前日の移動の疲れが心配されましたが、25分✕3本のゲームで2-0(1-0、1-0、0-0)で勝利。トレーニングで体験したことを実際のゲームで使う場面が多くあり、選手たちにとっては手応えと課題を感じることのできた試合となりました。
また、夜には西村監督、利光コーチ、橋本ドクターからそれぞれレクチャーを受け、多くのことを吸収した一日となりました。
監督・選手コメント
西村陽介 氏(日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ北信越担当/医療法人雨宮病院)
今回招集した20名中、8割の選手が初海外という事で、選手たちには「日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではない」だからこそエリートの約束である「観て・感じて・行動する」、「失敗を恐れずに積極的に行動(プレー)する」ことをオン ザ ピッチ・オフ ザ ピッチで全力でやりきろうという事をスタートで話をしました。午前のトレーニングでは「守備」をテーマに行い、積極的にボールを奪いに行くこと、連続・連携・連動して意図的にボールを奪うことを確認していきました。
午後のトレーニングマッチでは午前に行った「守備」の意識が非常に高く、意図的にボールを奪える場面が非常に多く、韓国の選手の球際の強さ・闘争心といった普段日本では経験できないレベルにも選手たちは臆することなくプレーできたことは明日からのトレーニング・韓国代表との試合に繋がっていくと感じました。しかしボールを奪ってからの攻撃の部分でミスが多かったので、明日からのトレーニングで改善していき攻守において主導権が握れるように働きかけていきたいと思います。この6日間で選手達の成長・進化を期待したいと思います。
山下朝子 選手(岡山湯郷Belle U‐15・U‐18)
活動の初日、初めて会う選手も多く、うまく話せなかったのですが、徐々に話せるようになり、2日目にはすっかり仲良くなりました。14日午前は守備の練習をしました。「守備」という言葉を強く考え過ぎて、ボールを奪った時のことをあまり考えていませんでした。でも、コーチから「守備をしながら攻撃する」という言葉を聞いて、次からそれを意識して練習することができました。午後は韓国の中学生と練習試合をしました。自分は「キャプテン」という大事な仕事を任せてもらい、とても良い経験になると思いました。ポジションはセンターバックだったので、後ろからコーチングをしてボールを奪うことやしっかりとしたポジションをとることができました。午前に練習したことが試合で活かせたと思うので、明日からもまた、練習でしたことを試合で出せるようにしていきたいです。
石川くらら 選手(JFAアカデミー福島)
今日は初めての練習で、守備をテーマに行いました。初めて会うメンバーもいたので、初めは声かけなどが大変でしたが、慣れてくるにつれてみんな笑顔で楽しくプレーすることができてきました。目の前の相手に絶対に負けないこと、体を張ってでも、最後はゴールを守ることを意識して練習に取組みました。午後は韓国の中学生との試合でした。体格やスピードの差はあったけど、その分みんな、パスの質や細い動きなどで差をつけることができました。午前に練習した守備のことをしっかりと活かしてプレーできたので、2-0という結果につながったと思います。また、個人としても1得点できたので、良い試合となりました。ただ、ボールを奪ったあとのプレーや動きながらのプレーについては課題となったので、明日の韓国との試合でしっかり改善していきたいです。
大宮央 選手(愛媛FCレディースMIKAN)
今日は韓国遠征で初のトレーニングとゲームを行いました。トレーニングでは主に守備について練習し、試合で生かせるように、ひとつひとつの注意点を大事にしました。最初のアップから大きな声を求められ、慣れてくるうちに大きな声が出るようになりました。また、休憩時間等を使って、自分の考えを言い合えたのも良かったです。私は特に、「声も出せないならナショトレも通用しない」というコーチの言葉が心に残りました。また、トレーニングゲームでは、まず、相手が円陣を組み大きな声を出しているところを見て、気持ちで負けていないか不安になりました。でも、試合が始まるとみんな、練習で学んだことを活かし、勝つことができてすごく嬉しかったです。明日は大事な日韓戦があるので、今日の成果が発揮できるように頑張りたいです。また、そのためにはレクチャーで学んだ食事のことなどについても意識していきたいです。
佐藤千優 選手(FC バイエルン ツネイシ レディース/JFAアカデミー今治)
午前のトレーニングは「ディフェンス」で「連動して奪い切る」をテーマに行いました。私は普段、攻撃的ポジションをやっていて守備の大切さをあまり知りませんでした。しかし、このトレーニングを行い、守備でボールを奪うことから攻撃へとつなげて得点ができる、ということを改めて感じました。そして、午後の試合では午前にやった守備を意識して臨みました。相手は背も高く、体格が良かったので少し心配でしたが、みんなで円陣を組み、「絶対勝つぞ」という掛け声で気合いを入れました。試合が始まると、みんなが指示を出してボールを奪い、攻撃へとつなぐことができ、勝利することができました。明日は韓国代表との試合です。全力を尽くし勝利したいと思います。
スケジュール
11月14日(月) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
11月15日(火) | AM PM |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
11月16日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月17日(木) | AM PM |
トレーニング ゲーム vs U-13韓国女子代表 |
※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連情報
最新ニュース
- 日本代表 2024/12/26 なでしこジャパン(日本女子代表) コロンビア女子代表との対戦が決定(2025年4月 大阪/ヨドコウ桜スタジアム)
- 選手育成 2024/12/26 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に山﨑総徳選手(栃木シティフットサルクラブ)を認定
- 大会・試合 2024/12/26 浦和LとC大阪が決勝進出 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会準決勝
- 大会・試合 2024/12/26 決勝のカードは浦和vsG大阪に決定 高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会準決勝
- 指導者 2024/12/26 2025年度 JFA ゴールキーパーAライセンスコーチ養成講習会 開催要項