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女子GKセレクションキャンプ、三日間の活動を終える

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2019年07月01日

女子GKセレクションキャンプ、三日間の活動を終える

女子GKキャンプが6月28日(金)から静岡県静岡市のJ-STEPでスタートし、30名の選手たちが時間をともにしたトレーニングはあっという間に最終日を迎えました。キャンプ2日目からはU-15、U-12に分かれてそれぞれの基本姿勢やキャッチング、ステッピングなどのメニューをこなしながら、最後はゲームで締めくくるトレーニングを実施しました。夜のミーティングは、トレーニングで学んだことの確認をしながら、選手同士で意見を出しコミュニケーションをとる機会となりました。最終日は時折、雨脚が強くなる中ではありましたが、選手たちは集中してトレーニングを行い、3日間のトレーニングを締めくくりました。

本キャンプにチャレンジしようと応募し、全国から集まった30人のGKたち。限られた時間のなかでも、トレーニング、プログラム、ピッチ外での時間を通して成長した姿を見せていました。選手たちはそれぞれの活躍と、また再会することを誓い合い帰路につきました。

コーチ・選手コメント

轟奈都子 ナショナルトレセンコーチ
今回は一般から応募してくれた95名の選手の中から30名を選出し、セレクションキャンプを行いました。参加した30名の選手たちはこのようなキャンプに初めて参加する選手ばかりで集合時は緊張した面持ちの選手もいましたが、活動を開始するとすぐに打ち解け、選手同士でも積極的にコミュニケーションをとる姿が多くみられました。3日間のトレーニングやミーティングを通してGK選手にとって大切なことやGKのプレー・技術の理解を深め、GKのプレーのイメージを共有しました。選手たちはどのプログラムにも非常に熱心に取り組み、学んだことや気づいたことにトライする姿が数多くみられました。また3日目のトレーニングの最後のゲームではU-15・U-12どちらのカテゴリーの選手たちも勝負にこだわり、選手同士で積極的に声をかけあいながらプレーする姿がみられ、非常に活気のあるゲームとなりました。そのなかでこの3日間で学んだことを発揮しゴールを守ったりボールを奪う場面やGKのパスから得点につながる場面もみられ、この短い時間のなかでも目を見張るような成長を感じることができ、充実した3日間になったのではないかと思っています。参加してくれた30名の選手たちには今回のキャンプで学んだことや気づいたことを生かし、今後も自分の夢や目標に向かって一生懸命取り組み続けてもらいたいと願っています。今回のセレクションキャンプに応募してくれた95名の選手の皆さん、応募してくださり本当にありがとうございました。また今回の女子GKセレクションキャンプに関わってくださった関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

守屋育海 選手(SEISA OSAレイア湘南FC U-15)
今回、この3日間で多くのことを学ぶことができました。トレーニングでは、アンダーアームスローやオーバーアームスローのフォームを教わり、正しいフォームを意識して取り組みました。最初は味方の方向にうまく出せなかったのですが、最後はきれいなスローができるようになり嬉しかったです。私が分かっていない時、コーチが最初から丁寧に教えてくださり、とてもわかりやすかったですし、うまくプレーできた時はとても褒めてくださいました。このキャンプに参加して、あっという間の三日間でしたが、新しい仲間もでき、とても充実した時間でした。

山﨑璃音 選手(アルビレックス新潟レディースU-15)
このキャンプに参加して、オンの場面、オフの場面でたくさんのことを学ぶことができ、チャレンジもできました。オンの場面では、ミスを恐れず前に出てプレーしたり、パスした後もサポートをするよう心がけました。また、他の選手のプレーを見て分かりやすいコーチングの仕方を学ぶこともできました。オフの場面では、自分の意見を伝えることの大切さ、自分からいろいろな人へ話しかけることの大切さを学びました。キャンプに参加する時、仲間ができるかなど少し心配がありましたが、自分から話しかけることを心がけました。話してみるとみんなとても話しやすく、いつの間にか仲間ができていました。サッカーをやっていると、こうやって全国に仲間が増えていくんだなと嬉しく感じました。私はこの3日間で「少しでも自信をつけるようにすること」を目標にしていましたが、振り返ってみると達成できたと思います。チームに帰っても続けていきたいです。

山本朱優 選手(田彦サッカースポーツ少年団)
私はこのキャンプに参加し、構え方や強いボールのキャッチの仕方など、たくさんのことを学びました。キャンプが始まった時は緊張して他の選手に声をかけることができませんでしたが、周りのみんなが話しかけてくれ、自然とみんなと仲良くなることができました。このキャンプで学んだことをチームに帰って発揮し、自信を持ってプレーしていき、みんなから信頼されるGKになりたいです。

田中千結 選手(小平FCウイングスガールズ)
私はキャンプで新しい仲間ができ、また、GKの基本をたくさん学ぶことができました。私はこのキャンプの中で一番年下でした。他の選手は身長も大きく、正直不安がありましたが、みんなたくさん声をかけてくれたのでコミュニケーションをとることができました。このキャンプで学んだことを踏まえて、チームでも頑張っていきたいです。

スケジュール

6月28日(金) PM トレーニング
6月29日(土) AM/PM トレーニング
6月30日(日) AM トレーニング

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

女子GKキャンプとは

将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)を発掘・育成するプロジェクト。
日本女子サッカーの強化・育成の鍵であるU-15(中学生)年代前後の選手を「強化」「育成」「普及」の観点から選出し、継続したトレーニングを行う。

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