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アカデミー堺 ~JFAアカデミー堺上半期の取り組み ~JFAアカデミー堺 スタッフ通信Vol.10
2019年10月15日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー堺のレポートを担当するのは込山友さんです。
上半期のトレーニングやオフザピッチの様子
JFAアカデミー堺コーチの込山友です。今年で2年目です。アカデミー堺は、平日はアカデミーで活動をおこない、週末や長期休暇中は帰省しそれぞれの所属チームで活動をする『週末帰省型』のアカデミーです。今回は、JFAアカデミー堺上半期のトレーニングやオフザピッチの取り組みについて紹介します。
オンザピッチの取り組み
JFAアカデミー堺では、選手たちが中学校から下校した後、トレーニングが始まります。日々のトレーニングでは「個の育成」を重点に活動しています。上半期は、U-13(中1の計12名)とU-15(中2と中3の計24名)の、2つのカテゴリーに分けてトレーニングをしました。
U-13カテゴリーでは、「基本の動作作り」「基本のテクニック」「個人戦術」の徹底に重点をおき、トレーニングに取り組んでいます。パスを狙ったところにキックすること、意図的にコントロールすること、左右足差なくボールを扱うこと、それらを動きながらプレーすることを選手に要求しています。また、さまざまなポジションを経験することでポジションの役割を理解してプレーすることも求めています。
基本の徹底に取り組むことにより、サッカー選手としての土台を作ることは重要です。それらの基本があるからこそ自分のストロングポイントを生かせると考えます。
U-15カテゴリーでは、これまでに積み上げてきた「動作作り」「テクニック」「個人戦術」を発展させていくことに取り組んでいます。上半期では、「ゴールを奪う」に重点をおきました。ゴールを奪うためにさまざまなシュートやヘディングのテクニックを高めつつ、ボール保持者がどのような判断をすればゴールに結びつき、ボールを受ける側も「いつ、どこに、どのように」関われば有効であるか考えてプレーすることを求めました。ボール保持者は常にゴールを意識すること、受け手はスピードをもって動き出すこと、シュートチャンスを逃さないことを選手に要求しています。プレッシャーがある中でゴールに迫るまでのパス&コントロールの質は、引き続き高めていかなければならない課題です。インテンシティーの高いゲームでも安定したテクニックを発揮し、コレクティブな攻撃を目指して取り組んでいきたいと思います。
寮生活
トレーニングが終わり、入浴と食事を済ませた後、英会話、マナーセミナー、法教育、学習サポートなどのJFAプログラムに取り組んでいます。「学ぶ姿勢」を大切にしており、教えていただいている講師への感謝の気持ちをもつこと、最低5分前には学習できる準備を整えることを徹底しています。
寮生活では起床、整理整頓、身だしなみ、提出物など身の回りのことは自分で行います。失敗してしまうことはありますが、繰り返さないための工夫や対策を選手に考えさせています。ときに、やるべきことよりも楽しいことを優先してしまうこともありますが、少しずつ自分の意思をもって行動できるようになってきています。今すべきことを選手自身が把握することや時間の使い方を考えて行動することを促し、トライ&エラーを繰り返しながら、自らが何事にも主体的に取り組める選手を育成しています。
成長
普段の生活や行動が自分の芯です。私は、生活が変われば、サッカーが変わると考えています。サッカーと生活は密接につながっているということです。毎日を高い意識で過ごし、芯が強い選手に成長できるようにサポートしていきたいと思います。
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