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フットサルU-18タレントキャラバン北海道地域を札幌市で開催
2019年11月27日
日本サッカー協会(JFA)は、フットサルU-18タレントキャラバンを11月23日(土・祝)、北海道・サッポロ・イーワンスタジアムで実施しました。JFAでは、2018年度より代表コーチングスタッフによる9地域巡回指導を行っており、代表コンセプトの共有、トレーニング実践を通じて、育成年代選手の育成・強化に努めています。
今回は、本年8月に兵庫県にて開催されたフットサル大会に参加するため編成された北海道選抜を中心とした18歳以下の選手18名が参加しました。木暮賢一郎U-20フットサル日本代表監督は、トレーニング冒頭「代表チームでは、監督に指導されたことを即座に理解し、体現する能力が求められる。2時間集中したトレーニングにしよう」と気合を入れ、その言葉通り、強度の高いトレーニングが行われました。
トレーニング序盤は1対1の交わし方から数的有利になった場合の対処法、それにシュート練習を組み合せ、徐々に試合を想定した実践形式へと展開していきます。トレーニング中、木暮監督はポジショニングの大切さ、動き出しのタイミング、意図をもってプレーすることの大切さなどを説きます。時には選手に何を考えプレーしているのかを問い、選手は言葉で表現するのに苦労しながらも、考えながら形にしていくことの重要性を学びとります。選手は木暮監督の言葉を聞き逃すまいと、非常に集中してトレーニングに臨んでいました。
選手コメント
長橋優真 選手(エスポラーダ北海道サテライト)
今回のトレーニングはボランチがテーマでした。ボランチにフォーカスしてトレーニングしているときは、自分でも意識してプレーできましたが、ゲームに入るとボランチが思うように動けず、できること、できないことがはっきりしました。トレーニンを経て学んだことは、個人個人しっかりテーマを意識してプレーしないといけないと思いました。また、頭を使うトレーニングが全体を通して多く、常に意識し続けないとならないメニューがたくさんありましたが、自分は時として意識しきれていない場面もあり、その点も含め今後改善しないといけないと思いました。代表に入るために、これから、今回のトレーニングを生かしていきたいと思います。
菖蒲碧 選手(ソルティエラ十勝)
約2時間30分、高い練習強度と集中力の中で質の高い練習を行うことができました。最初は、代表チームのプレーモデルの理解に苦労しました。しかしながら、木暮監督の的確な指導のおかげでプレーに表現できる選手が増えてきました。今回学んだことを自チームに落とし込んで、このタレントキャラバンで理解したことをさらに発展させていきたいです。
藤田理人 選手(ディヴェルティード旭川)
ボランチの落ちるタイミング、パスを出す強さ、相手の位置を見たポジション取りなど、最初はとても難しいと感じましたが木暮監督の的確な指導で最後には良い形で相手を崩すことができるようになりました。選手全員が同じ意識で練習に取り組めたのでとてもいい練習になりました。今後のフットサル人生に生かせるように頑張りたいと思います。貴重な経験、ありがとうございました。
戸田貴英 選手(Safilva)
最初から最後までそれぞれの練習が全てつながっていて、最後の実践前に行ったトレーニング(ピッチをゾーンに分け、さまざまなルールを課し、ルールの中で数的有利を作る練習)は特に難しかったです。自分では、ボランチはマンツーマンの守備に弱いと思っていましたが、今日のトレーニングでゾーンの守備にもマンツーマンの守備にも使えると感じました。さらに、パスの質や強さも大事ですが、死角から入ってくるタイミングが一番大事だと感じました。短い時間の中で集中したトレーニングができて良かったです。
山住柚葵 選手(Safilva)
ボランチの入るタイミングや逆サイドから相手の死角をとりサポートをするポジショニング、パスの質や強度、細かいところまでしっかり意識することで学ぶことがたくさんありました。正方形の4つ角に人を配置し、ボランチを選択するのか、逆サイドまでボールを飛ばして死角からサポートをするのかというトレーニングは、絶対にゲームに生かせるトレーニングであり、自分たちのプレーモデルにまで昇華させられればレベルアップにつながると思いました。とても楽しかったです。ありがとうございました。