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学年の垣根を超えた関わり〜JFAアカデミー福島女子 スタッフ通信Vol.15
2020年03月12日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島女子のレポートを担当するのは佐藤令治コーチです。
オンザピッチの取り組み
JFAアカデミー福島女子コーチの佐藤です。今回は、アカデミー生活における学年を超えた関わりについてオンザピッチ、オフザピッチの両面でご紹介致します。
JFAアカデミー福島女子では例年、高校3学年(U-18)、中学3学年(U-15)で活動していましたが今年度は中学3年生が主に高校生(U-18)と活動し、もう1つは中学1、2年生(U-14)のみでの活動に分かれました。これはより個人のレベルに合った環境でプレーすることを目的としています。また2カテゴリーに分かれての練習だけでなく、6学年でのトレーニングも行っています。上級生は下級生にプレーで示しリーダーシップを発揮すること、自らの考えをアウトプットし、言葉で伝えることによって自らの理解が深まります。下級生にとっては上級生の良いプレーを観て感じて学び、またよりレベルの高い環境で練習してきたことを試すことができます。このようにお互いにとって成長する環境を作っていきたいです。
オフザピッチの取り組み
オフザピッチでは委員会やイベントを通して学年間の関わりがあります。2月から日常でも学年間の関わりを作るため、食事の際に縦割り班を作りました。6学年を各学年1、2人の6班に分けて食事を摂っています。上級生はピッチ上でリーダーシップを発揮し、普段の生活では話題を振ったり、悩みを相談できるお姉さんのような存在を目指しています。下級生にとっては不安や悩みなどを打ち明け、一緒に考えてくれる頼れるお姉さんが近くにいることでより成長に繋がるのではないかと思います。
ピッチ上に限らず自らの意見を持ち、それを周りに伝えることは重要です。普段の生活から学年が関わりを持つことによって意見が言いやすく、受け入れやすい環境が出来ると考えています。
新年度に向けて
高校3年生は卒校を迎え、各進路先で新たな生活を始めます。アカデミー生活で培ったものやフィロソフィー、五訓「夢・誇り・創造・責任・自由」を胸に挑み続けて欲しいと思います。そして成長した姿を見れることを楽しみにしています。
在校生は高校2年生を中心に新たなシーズンがスタートしました。チーム、個人の目標を達成すること、選手個々の成長の手助けが出来るよう取り組んでいきます。
また4月から新たな仲間が加わります。新たな環境で戸惑いや不安もあると思いますが、選手、スタッフで成長を手助けできるよう取り組んでいきたいと思います。
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