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新たなステージへ向けてのベースアップ 〜JFAアカデミー福島WEST スタッフ通信Vol.49

2022年02月16日

新たなステージへ向けてのベースアップ 〜JFAアカデミー福島WEST スタッフ通信Vol.49

JFAアカデミーでは「常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間を育成する」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子WESTのレポートを担当するのは山岸範宏GKコーチです。

個人のベース作りとその向上

JFAアカデミー福島男子WESTでU-18GKコーチを担当している山岸範宏です。アカデミーでU-18GKコーチを担当し今年で4年目に入りました。今回は2022年シーズンから参戦する高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグに向けた準備期におけるチームの取り組みにスポットを当て、活動を紹介します。

U-18の選手たちは昨年末の帰省から1月6日に帰寮し、翌7日から高校の授業・トレーニングを再開しました。昨年12月のプレミアリーグ参入戦に勝利し、今シーズンはもう1段上の新たなステージでのチャレンジになります。U-18年代最高峰のプレミアリーグでの戦いは、選手たちの成長にとって何物にも代え難い大きな経験になると感じています。
4月に開幕予定のU-18プレミアリーグを毎週戦ううえで、より正確な判断とテクニックの発揮はインテンシティの高いゲームの中で重要な要素のひとつとなります。それらを発揮するために個々のフィジカル能力を向上させることは必要不可欠で、そのために年明けの活動再開から、トレーニングは有酸素性低強度〜筋持久力〜高強度へと移行していきました。どのメニューもサッカーに繋がるフィジカルのベースアップが目的なので、タイム設定のあるランニングやチューブを使用したパワー発揮を目的としたメニューだけでなく、ボールを使用したものやゲーム形式の中でゴールを奪うメニューも織り交ぜながら、選手同士が切磋琢磨しています。

GKにおけるベースアップ

U-18GKは昨シーズンに引き続き「確実なことを確実に。その水準の向上と追求」をベースに取り組んでいます。
プレシーズンの準備期では、GK選手もフィールドプレーヤーと同様のフィジカルメニューに取り組む機会が多くあります。それ以外の日はフィールドプレーヤーとは分かれたGKトレーニングの時間のうち、前半はテクニックの獲得とフィジカル能力の向上を目的としたメニューに取り組み、後半でその日のチームトレーニングやゲームで起こりうる現象に対応することを目的とした、判断を含むメニューに取り組むようにしています。ゲームでの現象をイメージしたトレーニングに多くの時間を割くのが理想ですが、育成年代としてテクニックの獲得とその確実性を向上させることも重要だと考えています。

ONとOFFは繋がっている

選手が日常生活を送る寮内には多くのルールが存在します。言うまでもなくマスク着用や黙食・黙浴をはじめとした感染症対策は徹底しなければいけません。「JFAアカデミー福島U-18はチームとして挨拶や身だしなみ、時間の管理など数多く存在するルールに縛られるのではなく、当たり前に存在するモラルと捉えその中で生活しよう」と船越優蔵監督から話がありました。そしてそのモラルを“自分だけ良ければOK”ではなく周囲に伝え、グループとして正しい方向へ各々が導いていく姿勢を目指しています。
すべてにおいて「OFF THE PITCHの成長がON THE PITCHの成長に繋がる」という思考のもとに、各々の選手が寮内でも学校でも自身の成長に繋がる行動をとれるよう働きかけていきたいと思います。そしてその先にあるチームとしての、個人としての目標点に到達することを期待しています。

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