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JFA ガールズ・エイト U-12(九州)トレセンプログラムを開催
2023年01月11日
1月7日(土)、8日(日)の2日間、福岡県の福岡フットボールセンターにおいて、「JFA ガールズ・エイト U-12(九州)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していましたが、将来なでしこジャパン(日本女子代表)を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業に移行して実施しています。今回の九州会場は、2022年6月に開催した北信越、9月に開催した北海道に続き、移行後3回目の開催となりました。
今回は、九州各県から、選手132名、指導者25名、帯同審判員7名が参加しました。
初日は、JFAコーチの指導で全員がGKのトレーニングを体験。その後に、各県ごとにトレーニングを積みました。そして、各県2試合の交流戦、レクチャーを実施。2日目は、途中に休憩をはさみ、各県3試合の交流戦を行いました。今回の交流戦では、試合時間内で試合が決した場合も、毎試合5人ずつのPK戦を行い、全選手が必ず一度は蹴る機会を作りました。
JFAコーチコメント
佐野佑樹 JFAコーチ
今年度よりガールズ・エイトU-12は、トレセンプログラムに移行し、トレーニング、ゲーム、レクチャーの3つの内容を実施しました。各8県で選考され、参加した選手は、他県とのゲームで刺激を受け、トレーニングやゲームを通じて成長する姿がみられました。
トレーニングでは、JFAコーチが各県スタッフとコミュニケーションをとりながら、各県の課題に対して、テーマを持って実施しました。またゲームでは、積極的なプレーが多く、さらに激しい攻防がみられました。レクチャーでは、「世界と闘うフットボーラーを目指して」世界基準のプレー映像をみて、良いイメージを持って2日目のゲームに臨んでくれました。指導者の方々もベンチからポジティブなコーチングや鼓舞する声が多く、選手がトライできる雰囲気がありました。
そして、多くの九州の関係者の方々が視察に来てくださり、今回のガールズ・エイトを見ていただきました。また、開催にあたり準備段階でのオンライン打ち合わせ、当日の準備、運営まで多大なご協力をいただいた運営スタッフの方々に心より感謝申し上げます。今後も選手、指導者、審判がともに向上、レベルアップできる場になるように取り組んでまいります。
参加チーム指導者コメント
石井祐司さん(沖縄県)
今回、沖縄県からは18名の選手が参加しました。沖縄県の育成のハンディは、島であるため日頃から県外の選手との交流や対戦ができないことにあります。そんなハンディを埋める数少ない機会として、ガールズ・エイトはありがたいチャンスとなりました。
九州各県の代表と対戦しながら、参加全選手が毎試合出場できることで、最終的な勝敗だけでなく、自分が出場したピリオド毎に自分の目標を持ち試合に挑み、課題を持ち帰れるレギュレーション(12分×3ピリオド)も有意義でした。
また、毎試合後のPK戦(5名)も選手達は楽しみながら、緊張感を持った真剣勝負ができ、いい経験となりました。昨今、話題となっているPK戦は日頃の練習だけでは難しい要素が多いため、このような機会を増やしていく事は、大切ではないでしょうか。最後に、今大会に関わってくださった皆様にRESPECTします!
参加選手コメント
小泉咲空 選手(大分県/大分トリニータU-12)
今回参加し、女子は人数が少ないけれど、九州もレベルが高く、上には上がいると感じました。将来、プロ選手になったとき、緊張やプレッシャーのある試合で力を発揮することが大切になるので、PKなどを経験することで、成長できる場となりました。
負けている試合でも、チームの雰囲気を盛り上げて逆転し、粘り強い守備ができたことと、個人として点を決めることを目標としていたので、チーム最多得点で活躍し、勝利に貢献できたことをうれしく思いました。
前田星音 選手(佐賀県/FCエスペランサジュニア)
他県の選手と試合をして、上手な子がたくさんいたので、これからもっと努力したいと思いました。
トレーニングでは、GKのテクニックを教えてもらい、試合中も意識することができ、ボールを止められる回数が多くなりました。PKでは、失点したときは悔しかったですが、止めた時はうれしさを感じることができました。
また、2日間でチームのみんなと仲良くなることができ、他県のGKの選手とも話すことができました。
自分のチームに戻ったら、期間中に習ったことを仲間にも伝えて、大会で優勝したいです。
帯同審判コメント
浅田珠璃さん(福岡県)
私は普段、高校サッカーの試合をレフェリングさせていただく機会が多いのですが、今回ガールズエイトの試合をレフェリングさせていただき、やはり一人制審判は難しいと感じました。アシスタントがいないため、ラインからオフサイドまで全て1人で見るため、慣れない動き方に戸惑いがありました。しかし、新しく学んだことも多くあったので、これからのレフェリングに生かしていきたいと思います。今回は、帯同審判として活動させていただきありがとうございました。
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