ニュース
U-15日本女子選抜 トレーニングマッチを行う
2016年12月05日
U-15日本女子選抜は4日(日)、トレーニングキャンプ3日目を迎えました。午前中は「フィニッシュ」をテーマとしたシュートドリル、5対5+1フリーマン、そして最後の20分に午後のトレーニングマッチに向けた紅白戦を行いました。
午後は日ノ本学園高校との練習試合を30分×3本の変則マッチで行いました。結果は1-3(0-1、0-1、1-1)。トレーニングキャンプで体験してきたことを実際のゲームで使う場面が多くあり、選手たちにとっては手応えと課題を感じることのできた試合となりました。
夜のミーティングでは、練習試合での「チーム(守備/攻撃/攻守の切り替え)の課題と成果」を話し合い、発表を行いました。その後、轟奈津子コーチによる「セットプレーのポイント」についてレクチャーを実施しました。
このチームでのトレーニングキャンプは残すところあと一日となりました。
コーチコメント
狩野倫久 コーチ(日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ/SAGAWA SHIGA FC)
午前中は「ゴールからの逆算」ということで、ゴールを決めるためのオフの準備、かけ引きから常に自らがフィニッシュを狙うこと、決めきること、を大きな狙いとしてトレーニングを行いました。午後の日ノ本学園高校との練習試合では、格上の高校生に対して「自分たちで主導権を握りコレクティブに関わり続ける」ことをコンセプトに臨みました。個人として攻守ともに1対1の戦いで負けないこと、その状況を観て感じて互いに連携し連動することをやり続けるかがキーポイントとなりました。高校生のプレースピードに試合序盤は後手を踏む場面も見られましたが、徐々にスピードにも慣れ、球際や個々の局面でも臆することなくプレーする姿が多く見られました。特に、攻守の切り替えの意識が高く、状況の変化のなかで、常に高い位置から予測し、狙いのある連続したプレスからボールを奪い、素早く攻撃に結びつけるシーンが何度も見られました。その反面、プレッシャーのなかでの選択肢、判断を持ったテクニックには改善の余地が見られました。
選手たちは夜のミーティングの際、試合の振り返りを自分たちで行い成果と課題について分析し発表しました。その表情には試合内容からも充実した顔が見て取れました。キャンプ最終日も選手たちのさらなる成長を求め、取り組みたいと思います。
選手コメント
松本歩音 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
雨の中での試合は、普段よりボールの弾みや伸びが速かったので感覚を掴むのが難しかったです。攻撃ではパスの精度を意識しました。守備では粘り強くボールに行くことと身体を張って守備をすることを意識しました。試合に勝てなかったこと、得点を決めきれなかったことが課題となったので、高校生相手でも得点を取ること、試合に勝つことにこだわり、日々の練習に励んでいきたいです。
上田佳奈 選手(浦和レッズレディースジュニアユース)
トレーニングマッチの立ち上がりはあまりチャンスを作ることができませんでしたが、時間が経つごとに、トレーニングでやってきた攻撃時の背後のアクションなど、格上の相手でも通用する部分も少なくありませんでした。個人としては、背後のアクションからゴールを決めることができました。課題としては、当たり負けしてしまう部分がありました。今後世界で戦っていくことを考えると当たり負けしないことはもちろん、激しいコンタクのなかでも動じないプレーをするために、日々のトレーニングでは細かい部分にこだわっていきたいと思います。今回のキャンプはU-16日本女子代表の0回目の活動という意識を持って活動しました。前回のキャンプよりも質が上がり、より「世界」というキーワードのもと、良い雰囲気でトレーニングをすることができました。このモチベーションを日常でも続け、日の丸を背負うことができるように強い気持ちを持ち、トレーニングに取り組んでいきたいです。
青木柚香 選手(京都精華女子中学校)
午前中はシュート練習をしました。ただボールに当てるのではなく、しっかり足を振り切ることを意識しました。午後は日ノ本学園高校と練習試合をしました。相手は格上でしたが、チームが一体となり戦うことができました。結果は負けてしまいましたが、新たな成果や課題が見つかったのでとても良い経験となりました。明日はセットプレーゲームを行うので、夜のミーティングで轟ゴールキーパーコーチから学んだことを意識し、自分の守備の範囲内では相手に100%のプレーをさせないように体を張って止めたいです。明日はトレーニングキャンプ最終日なので、悔いが残らないようにしたいです。
大熊環 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-15)
今回のトレーニングキャンプでの目標は「1対1で負けないこと、人とスペースを同一視すること」です。午前中は主にシュート練習をしました。シュート練習後、ハーフコートで5対5+1フリーマンをし、その中で遠くからシュートを狙うように意識しました。実践では決めることができたので、これからも意識することを大切にプレーしたいと思います。午後は日ノ本学園高等学校と練習試合を行いました。高校生はとても強くて速く、1対1の対応が何度も軽く抜かれてしまいました。練習試合の2本目は1対1の対応時に相手との距離感を少し近くするようにしたところ、ボールを取りきることができました。これからは上手く対応できた原因は何かを考えて試合中に改善できるようにしたいです。
スケジュール
12月2日(金) | PM | トレーニング |
---|---|---|
12月3日(土) | AM/PM | トレーニング |
12月4日(日) | AM 1-3 |
トレーニング トレーニングマッチ vs 日ノ本学園高校 |
12月5日(月) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/05 SHIGE選手、かつぴーや選手、Ax選手、Takaki選手に決定 FIFAe World Cup 2024™サッカーe日本代表
- 日本代表 2024/11/05 U-17日本代表 メンバー・スケジュール クロアチア遠征(11.09-11.20 クロアチア/ポレッチ)
- グラスルーツ 2024/11/05 「2024 IFCPF CPサッカーワールドカップ」へ男女日本代表が出場!
- グラスルーツ 2024/11/05 JFAユニクロサッカーキッズ in 北海道 1月18日(土)開催 11月5日(火)から参加者募集開始
- 大会・試合 2024/11/05 FC.西武台が歓喜の頂点到達 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会