ニュース
JFAエリートプログラム女子U-14 U-15アメリカ女子代表に惜しくも敗れる【CFA International Women’s Youth Football Tournament Weifang 2018】
2018年08月23日
U-14日本女子選抜 vs U-15アメリカ女子代表
2018年8月22日(水) キックオフ時間 16:00 試合時間90分(45分×2)
Weifang Olympic Sports Center Stadium(中国)
U-14日本女子選抜 2-3(前半2-1、後半0-2) U-15アメリカ女子代表
得点
12分 浜野まいか(セレッソ大阪堺アカデミー)
36分 浜野まいか(セレッソ大阪堺アカデミー)
38分 失点(U-15アメリカ女子代表)
53分 失点(U-15アメリカ女子代表)
55分 失点(U-15アメリカ女子代表)
スターティングメンバー
GK:田島伊織
DF:安積和季、野口初奈、林愛花、濱野穂乃香
MF:角田楓佳、大山愛笑、正野瑠菜、白沢百合恵
FW:根府桃子、浜野まいか
サブメンバー
GK:山﨑琳
DF:森田千尋
MF:榊原琴乃、松窪真心、梅津真央、名越杏香、川本美羽
FW: 亀井七奈、鈴木愛理沙
交代
HT 正野瑠菜 → 梅津真央
HT 白沢百合恵 → 名越杏香
69分 梅津真央 → 鈴木愛理沙
89分 浜野まいか → 松窪真心
レポート
CFA International Women’s Youth Football Tournament Weifang 2018に参加しているU-14日本女子選抜は8月22日(水)、U-15アメリカ女子代表との第一戦に臨みました。会場となるWeifang Olympic Sports Center Stadiumは45,000人収容の大きなスタジアムで、選手たちは初めての国際大会に緊張の面持ちで入場しました。体格・スピードともに勝る相手に対し、前半苦戦を強いられる場面が続きましたが、2点を先制。前半を2-1で折り返します。後半に入り、勢いの増すアメリカに連続でゴールを奪われ、逆転を許してしまいます。日本は終盤まで決して諦めない「なでしこ」らしい姿勢を随所に見せチャンスを作りましたが、あと一歩及ばず、初戦を2-3で終えました。次の試合は8月24日(金)、U-15チェコ女子代表と対戦します。
コーチ・選手コメント
狩野倫久 ナショナルトレセンコーチ/SAGAWA SHIGA FC
女子エリートプラグラムは、U-13からスタートし4回目となる今回の活動は海外遠征としてCFA International Women’s Youth Football Tournament Weifang 2018 に参加することになりました。今回、この大会にU-14日本女子選抜として一つ上のカテゴリーの大会に参加させていただき、CFA(中国サッカー協会)には大変感謝いたします。チームとして、素早い攻守の切り替えをベースに“アグレッシブで攻撃的なプレッシングサッカー”を目指し、自分のストロングポイントを最大限に発揮し、チームメートのストロングポイントを活かすサッカーを目指し積み上げてきました。そして今回、楽しみにしていた世界の強豪国であるアメリカとの対戦を初戦に迎えました。体格や高さ、パワー、スピードなどではフィジカル面では劣る日本ですが、テクニックや攻守における個人戦術、そしてハードワークとFighting spiritsなど日本の良さを出し試合に臨みました。9割の選手が90分ゲームをするのが初めてでした。開始から2点先にゴールを奪い、前半を2-1で折り返すことができ、ゲームの内容含め良かったのですが、後半の立ち上がりに2失点を許し逆転されるなど、90分を通してのゲーム運びの難しさも出ました。しかしこの90分を通し、アメリカのパワーとスピード相手にも臆することなく終始コンパクトに保ち試合中の状況の変化にも的確に判断し自分たちで臨機応変に対応する姿にたくましさを感じ、次につながる大きなものを得ました。選手たちは日本での集合時、そして中国へ到着してからも非常に明るく積極的で前向きな取り組みがあります。アメリカ戦を振り返りチェコ戦・中国戦に向け準備をしてチーム一丸となり勝利をつかみたいと思います。
田島伊織 選手(INAC神戸U-15)
今日のアメリカ戦では、たくさんのことを学びました。結果を出すことができず残念ではありましたが、チーム全体がひとつになって戦うことができたことはとても良かったです。アメリカの選手は体格が良く、スピードもありましたが、しっかりと自分たちのペースでボールを回すことができたので先制点を取ることができました。失点したところについては、自分のクリアミスからだったので、次の試合までに修正したいと思います。ただ、バックパスを受けた時は落ち着いてプレーすることができたし、攻撃につながるようなパスも出せたことは良かったです。この試合で学んだたくさんのことを、残りのチェコ戦、中国戦に活かせるよう、これからのトレーニングでも笑顔を忘れずにひたむきに取り組みたいです。
野口初奈 選手(十文字中)
初戦のアメリカ戦は、チームのスローガン「Do my best at this morment」を意識して臨みました。体格もスピードも全く違うアメリカと対戦して、二つ身についたことがあります。一つ目は、体格とスピードのある選手を相手に、対人でどのように守備をすれば良いかということです。試合の初めはなかなかうまくいかず裏を取られましたが、仲間からのアドバイスもあり、修正をすることができました。二つ目は、チームの組織的な守備や攻撃です。コンパクトにし、相手の自由を奪うことはとても難しく、簡単にはできませんでした。また、攻撃も思うようにプレーができず、反省点が多くありますが、明日の練習で修正し、自分の武器を最大限に活かしていきたいです。試合で学んだこの二つは私にとって大きな自信となりました。次のチェコ戦では、もっとアグレッシブにいけるようにしたいです。
濱野穂乃香 選手(JFAアカデミー福島)
今日は初めて、大きなスタジアムでアメリカと対戦しました。今回は左サイドバックをやらせてもらいましたが、アメリカ代表の選手はみんな背が高くスピードもあって対応するのがとても大変でした。特に後半は1対1で抜かれてしまうことがありました。個人的な反省点としては、攻撃にあまり関われなかったことと、1対1でついていけなかったことです。次のチェコ戦や中国戦では、今回の反省を良い点に変えるようにしたいです。この試合で私は世界の強さを知ることができ、今のままの自分では世界と戦っても通用しないことを痛感しました。この年代でこのような素晴らしい経験ができたことは、将来にとても役立つと思います。今日感じたことを忘れずに、この遠征が終わって自チームに帰っても、世界で戦えるような選手になるために日々の練習から意識していきたいです。いつかなでしこジャパンに入り、今日の悔しさをオリンピックやワールドカップで返したいです。
スケジュール
8月20日(月) | - | トレーニング |
---|---|---|
8月21日(火) | - | トレーニング |
8月22日(水) | 2-3 | vs U-15アメリカ女子代表 (Weifang Olympic Sports Center Stadium) |
8月23日(木) | - | トレーニング |
8月24日(金) | 16:00 | vs U-15チェコ女子代表 (Weifang Olympic Sports Center Stadium) |
8月25日(土) | - | トレーニング |
8月26日(日) | 19:35 | vs U-15中国女子代表 (Weifang Olympic Sports Center Stadium) |
※時間は全て、現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
関連ニュース
最新ニュース
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定
- 指導者 2024/11/21 2025年度 JFA 女性指導者Bライセンススキルアップ研修会 開催要項~2025年度Aジェネラルライセンス受講に向けた準備コース~
- 日本代表 2024/11/21 2025 SheBelieves Cupに参加が決定 なでしこジャパン(日本女子代表)