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第3回JFAレフェリーキャラバンを埼玉県で開催
2015年07月08日
6月27日(土)・28日(日)、埼玉県内にて第3回JFAレフェリーキャラバンを実施しました。
生憎の雨模様の中でしたが、埼玉大学サッカー部ご協力の下プラクティカルトレーニングも行い、判定したものをその場で映像で確認する「インスタントフィードバック」も行いました。
参加したレフェリーからは、自分で判定した場面を映像で振り返ることができ、視野の修正に有効的だったとの声でした。また、インストラクターも「チュータリング」という新しい指導方法を実践することにより、新たな発見があったようです。
インストラクターコメント
岡田泉 審判委員長
スポーツが人の育成に果たす役割は大きく社会貢献に繋がっていることは、多くの方が意識していることだと思います。サッカー界における審判活動もその一役をかっているわけです。
何かをきっかけに私たちは、気持ちを新たにしたりモチベーションが上がったりするものです。6月27日(土)28日(日)におこなわれたJFAレフェリーキャラバンが、その一役になることを願わずにはいられません。参加者は、それぞれ新たな刺激を受け終わることができたと思います。しかし、キャラバンという機会を設けることが目標ではなく今回の経験を埼玉県サッカー協会としてどう今後に繋げていくかが重要であり、参加者が今後の活動にどう生かしていくか重要です。それぞれの活動が、今回のキャラバンが成功であったか否かを決めるものとなるはずです。
今回のキャラバンにおいては、本県の審判員を取り巻く環境を考慮し多くのカリキュラムになってしまいました。課題解決のため時代や受講者によって提供する手段は変化してよいと思います。私たちは、手段や方法が全てではなく大きな目的や意義を見失うことの無いよう心がけていきたいと思います。
最後に打ち合わせから準備に至るまで不備な点も多くありましたが、JFAの多くの方々のおかげで無事終了することができました。感謝申し上げます。
参加者コメント
久下智 3級審判インストラクター
インストラクターとして活動を始めたばかりの私にとって、今回のJFAレフェリーキャラバンはこれからの活動の指針を示していただく貴重な機会となりました。これからの審判員は、より主体的に考え、学び、活動していくことが求められています。チュータリングをはじめとした今回学んだ手法や考え方は、すべてが審判技術の習得や向上だけでなく、そうした内面的な資質や積極的な学びも引き出していこうとするものだと感じました。プラクティカルトレーニングを実践する機会も与えていただいたことも幸運でした。反省点も多く、たくさんの御指導をいただきましたが、この経験をこれからの活動に活かしていきたいと強く思いました。「何を伝え、何を考えさせるか」をより明確にするとともに、今回学んだ手法を活かしながら審判員自身が答えにたどり着き、成長していけるように導くことができるインストラクターを目指します。このような機会を与えていただいたことに感謝の気持ちを忘れずに、「日本審判文化を醸成する」という壮大な目標実現の一助になれるように、情熱を持ってこれからの活動に取り組んでいきます。
江端晃也 3級審判員
今回のJFAキャラバンで様々なことを吸収することが出来ました。
私自身、このような研修会は初めてで、今回ご協力いただいたJFAインストラクターの方々だけでなく、周りの審判員の方々などからいろいろなものを吸収させてもらいました。特に、「チュータリング」では、普段の講義とはちがい、インストラクターの方から知恵をもらうような講義形式だけでなく、ディスカッション形式でルールの意味や、由来、考え方などを再確認することが出来ました。これに限らず、どのセッションも私にとって、とても新鮮で魅力的なものでありました。JFAの未来構想のプロモーションでは、私たちの置かれている現状であったり、これからの日本のサッカーを支えるのは私たちのような世代であることを再確認することが出来ました。このキャラバンで教わったことを今後の審判活動につなげて、上級審判員になりたいと思います。