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第5回JFAレフェリーキャラバンを徳島県で開催
2015年09月15日
9月5日(土)・6日(日)、徳島県鳴門渦潮高校にて、第5回JFAレフェリーキャラバンを実施しました。
「若い審判員の数を増やしたい」という徳島県サッカー協会の意向を受けて、ユース審判員の育成を主眼とした内容となりました。室内のセッションと練習試合の審判を経験してみよう、という意図で、プロフェッショナルレフェリーで国際主審の佐藤隆治氏と一緒に活動する機会が多く設けられました。審判の世界を経験することで若い人たちに興味を持ってもらおうと、地元の3級審判インストラクターの皆さんも事前に周到な準備をして「楽しみながら学べる」セッションが数多く用意されたレフェリーキャラバンとなりました。
インストラクターコメント
石山昇 JFA審判インストラクター
今回は徳島県の意向として、普段は選手として活動している、中学生・高校生の20数名に参加してもらいました。普段は審判資格を持っている方を対象に行っているため、今までの流れとは少し違う状況で、どのように進めるか少し不安もありましたが、このキャラバンを前向きに楽しく参加してもらえるような内容を考えてみました。参加者は積極的に皆で考えながら、議論しながら、2日間参加してくれました。プレーヤーとして取り組むことが第一ですが、今後審判の世界へ飛び込んでくれた時にはサポートが出来ればと思っています。また、地元の審判インストラクターの方々も彼らと一諸に考えながらこのキャラバンに取り組んだことは今後の指導者として良い経験になったのではないかと思います。
受講者コメント
酒井務 徳島県審判委員長
このような大人数での研修会を開催する機会は初めてのことで、会場や参加者の連絡調整がうまくいかず、キャラバン当日になって実施プログラムを変更するなど、関わっていただいた皆さまには本当にご迷惑をおかけしました。このキャラバンでは、県内インストラクターのスキルアップとユース審判員の発掘という二つのテーマを掲げました。この経験はこれからも必ず活かされると信じています。
古田武志 3級審判インストラクター
今回のレフェリーキャラバンでは役割をいくつかいただき、企画・準備・実践と大変でしたが、事前にJFAの皆様に何度も徳島までお越しいただき、いろいろご指導いただいたおかげで当日は自信を持って対応することができました。もちろん完璧にはいきませんでしたが、受講者が「しんどかった」ではなく「楽しかった」と言ってくれたのには感激しました。そして、楽しかったプログラムを具体的に思い返してくれたことは、それまでの全ての苦労と疲れを癒してくれたものでした。また、自宅に帰ってからもいろいろと思いだされ、本当に充実感に満ちていました。これを自己満足と思わず、今後の活動として参加してくれた受講生との関わりを大切にし、少しでも審判に興味を持ってくれる人をフォローしていきたいと思いました。
富田竜平 氏
講習を受けて初めて知ったことや改めてわかったことがたくさんありました。審判をするための道具や動き方、正しい判断の仕方などを楽しくわかりやすく教えていただき、審判をすることに興味がわきました。改めて、審判がいるから試合がなりたつと思いました。それと同時に国際審判員の方と会えるという、普通ではありえない貴重な体験をさせていただきました。2日間の講習会で学んだことは今後審判をする機会が訪れた時必ず役立つと思いました。