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トークショー「日本の女子サッカーの歩み~around FIFA Women’s World Cups」を開催 優勝メンバーがなでしこジャパンにエール
2019年03月25日
国際サッカー連盟(FIFA)が主催する「FIFA Women’s World Cup™ Trophy Tour」にともない、3月24日(日)、日本サッカーミュージアムでFIFA女子ワールドカップの優勝トロフィーが特別展示されました。
このイベントは6月7日(金)に開幕するFIFA女子ワールドカップフランス2019のプロモーションの一環として開催されるもので、トロフィーは日本を含む出場24カ国を順番に回っています。
展示後には「日本の女子サッカーの歩み~around FIFA Women’s World Cups」と題し、なでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督、佐々木則夫さん(なでしこジャパン前監督)、澤穂希さん(元なでしこジャパン FIFA女子ワールドカップドイツ2011優勝メンバー)、そして「FIFAレジェンド」メンバーの宮間あやさん(元なでしこジャパン FIFA女子ワールドカップドイツ2011優勝メンバー)によるトークショーを開催しました。特に宮間さんはサプライズでの登場となったため、会場からは驚きの声が上がりました。
トークショーでは、FIFA女子ワールドカップを中心に日本女子サッカーの歴史をたどりながら、なでしこジャパンが優勝したFIFA女子ワールドカップドイツ2011での秘話も飛び出しました。
最後には、6月7日(金)開幕のFIFA女子ワールドカップフランス2019を戦うなでしこジャパンへ、佐々木さん、澤さん、宮間さんからエール。高倉監督は「実際にFIFA女子ワールドカップで優勝した3人の言葉は力強い。ファンの皆さんにいい結果をお知らせできるよう精一杯頑張りたい」と決意を新たにしました。
トークショーに参加した女性は「楽しい話を聞きながら2011年大会を思い出していた。今年の大会も応援しようと思う」と、なでしこジャパンに期待を膨らませた様子。また、男性参加者は「宮間さんの登場にはびっくりした。2019 SheBelieves Cupではいい戦いをしていたので、ワールドカップも期待している」と、なでしこジャパンの活躍を待ち望んでいる様子でした。
登壇者コメント
高倉麻子 監督
このトロフィーに触ることができるのは、優勝したメンバーなど限られた人のみと聞いていますので、私たちも早くその仲間入りがしたい思いです。私たちは常に挑戦者で、どんな戦いも簡単なものはないと思いますが、先輩から受け継いできた魂をまた次につなげるためにも、いい結果を出そうと選手とは話しています。選手は正々堂々と、フェアプレーで最後まで諦めず戦ってくれると思います。
佐々木則夫 さん
高倉ジャパンは可能性を持った若い世代をどんどん登用して、いい状況にあると思います。先日のアメリカ遠征を見ても、厳しい戦いでもしっかり勝ち切ってきています。そういう意味では(登録メンバーを)選ぶのは大変だと思いますが、これからのヨーロッパ遠征でさまざまな検証して、いい準備をして大会に臨んでほしいです。
澤穂希 さん
ワールドカップとなると、普段感じることができない緊張感や雰囲気があって、時には飲み込まれそうな状況に置かれることもあると思いますが、なでしこジャパンの選手は自信を持って、自分たちが持っているものを全て出してほしいです。なでしこジャパンのひたむきさや最後まで諦めないという、いいところを発揮し、見ている人がもっと応援したくなるようなプレーをぜひ見せてほしいと思います。
宮間あや さん
女子サッカーは日々進化・進歩しているので、今は以前より高いレベルになってきています。私個人の気持ちとしては、たくさんの方々に女子サッカーの試合を見ていただきたいです。私も今のなでしこジャパンを応援したいという気持ちですので、高倉さんをはじめ、出場する方々が納得いくような大会になることを願っています。