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オンライントークショー「2021 日本サッカーこう戦え」を開催、城彰二さんや中澤佑二さんが登壇~日本サッカーミュージアム~
2020年12月27日
日本サッカーミュージアムは12月26日、オンライントークショー「2021 日本サッカーこう戦え」を開催しました。
年末恒例の日本サッカーミュージアムトークショーですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでのライブ配信となりました。スポーツキャスターの日々野真理さんをモデレーターに、日本代表を攻守でけん引してきた城彰二さんと中澤佑二さんを迎えて行われました。
トークショーは「新型コロナウイルス感染拡大による日本サッカーの『ニューノーマル』」、「プロサッカー選手として、日本代表選手として 日本サッカーの『堅持』」、そして「2021 日本サッカーこう戦え」という3つのテーマに沿って行われました。
まずは自粛期間中の過ごし方や、無観客で再開され、徐々に観客数を増やしながら全試合を終えたJリーグ、カタールでのセントラル開催となったAFCチャンピオンズリーグなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響を強く受けた2020年のサッカー界を総括しました。
10月、11月と2度の欧州遠征を行い、国際親善試合4試合を戦ったSAMURAI BLUE(日本代表)について、城さんは「チームを強化するのは難しかったでしょうが、国際親善試合ができたことは一歩前進だと思います。代表に集まってコミュニケーションを取ることが大事」と評価し、中澤さんも「ファンの方々も代表の試合は見たいでしょうし、試合を見てエネルギーをもらえば『明日からまた頑張ろう』という気持ちになります」とファンの気持ちを代弁しました。
その後は城さん、中澤さんそれぞれのキャリアを回顧し、影響を受けた指導者や憧れの選手について語り合いました。
最後は、城さんが「コロナ禍で厳しい状況の中、ストレスもあると思いますが、好きなチームや選手をいろいろな形で応援してほしい」、中澤さんが「つらい思いをした人も多いと思いますが、お互いに助け合いながら何ができるかを考え、小さいこと、できることから少しずつやっていきましょう」とメッセージを送り、予定していた90分はあっという間に終了しました。
登壇者コメント
大仁邦彌 日本サッカーミュージアム館長/日本サッカー協会最高顧問
日本代表選手として世界で戦ってきたお二人ならではの貴重なお話がたくさん飛び出し、とても聞き応えのあるトークショーでした。特に選手同士や、選手と監督との関係性に関するお話は、大変興味深い内容でした。
また、日本サッカーの良さとは何であるのか、そして日本代表が世界で勝つためには何が必要なのかについては、今後の日本サッカー界にとってもとても意義のあるお話だったと思います。
2021年には日本サッカー協会は創立100周年を迎えます。コロナ禍で困難な状況が続いていますが、日本サッカーミュージアムとしましても、皆さんに元気を出してもらえるように、日本サッカー界を盛り上げていきたいと思っています。
城彰二さん
コロナ禍でも開催できるオンラインイベントで、皆さんと会えなかったことは残念ですが、こういったトークショーが開催できたことは楽しかったです。サッカーに携わる皆さんと共に2021年のサッカー界を盛り上げていきたいと思いますし、もっともっとサッカーが発展できるように皆さんと協力してやっていきたいと思います。本当に楽しいトークショーでした。
中澤佑二さん
楽しかったです。また呼んでください。
参加者コメント
村山朋江さん
普段からサッカーを見ることが好きで、本イベントについてはSNSを通して知り、参加しました。城さん、中澤さんの選手時代のエピソードをたくさん聞くことができ、とても興味深かったです。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、サッカーを直接、観戦したりすることがなかなか難しい昨今ですが、このトークショーを通してサッカーを身近に感じることができ、とても良い機会になりました。