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[お知らせ]日本サッカー協会の名誉総裁でサッカーそしてスポーツを愛していらっしゃった高円宮憲仁親王を、敬意をもって特別に日本サッカー殿堂に掲額させていただきました
2021年09月10日
日本サッカー協会(JFA)は、JFA名誉総裁として日本サッカーの発展とサッカーを通じた国際親善に多大なるご功績を残された高円宮憲仁親王を、2021年9月10日日本サッカー殿堂に敬意を持って特別に掲額させていただきました。
JFAとして、またサッカー界としてこの上ない名誉です。高円宮殿下に深い敬意と感謝を込めて掲額させていただきます。
高円宮殿下のご功績は以下の通りです。
高円宮憲仁親王
高円宮憲仁親王は1987年4月1日、日本サッカー協会(JFA)の名誉総裁に就任されました。
殿下は、2002FIFAワールドカップの招致、1993年のJリーグ開幕、2002FIFAワールドカップの開催など、日本サッカーが大きく変化する時代の中で、折に触れて日本サッカーの進むべき道を示されました。
「若手の育成が日本サッカーの発展につながる」という殿下のお言葉を受け、JFAは学校部活動とクラブチームの枠組みにとらわれないU-15(15歳以下)とU-18(18歳以下)の“真の日本一を決する大会”を創設し、1990年に高円宮杯を冠して、ユース年代の目標の大会であるとともに、優秀な選手を輩出し続けています。
JFAはまた、殿下が大切にされた「フェアプレー」を推進するため、1995年からJFAが主催する全ての国内大会に「フェアプレー賞」を設けました。フェアプレーを追求しながら世界トップを目指すことを誇りとする殿下の教えは、若い世代に脈々と受け継がれています。
殿下は、国際サッカー連盟(FIFA)をはじめ、各大陸連盟、各国・地域協会の要人とも親しく交流され、サッカーを通じた国際親善と日本サッカーの国際化を推し進めてくださいました。大会史上初の共同開催となった2002FIFAワールドカップでは、JFAの名誉総裁として大会の成功と両国の親善に力を尽くされました。皇族としては第二次大戦後、初めて韓国を公式訪問。両国で開催された全64試合のうち18試合を観戦されるなど、日本と韓国の架け橋となってスポーツ交流に力を注がれたほか、文化交流にも多大なるご功績を残されました。
2002FIFAワールドカップが閉幕した5カ月後の11月21日、殿下は御年47歳をもって薨去されました。
JFAは、殿下のご遺志を継承すべく、2006年にサッカーを通じた真の国際人の育成機関となるJFAアカデミー福島を創設。その後も熊本宇城校、堺校、今治校を開校して国際社会をリードする人材を育成しています。また、殿下のご遺徳を偲び、ご事績を後世に伝えるため、JFA夢フィールドに宮号を冠して「高円宮記念JFA夢フィールド」とし、そこに殿下の銅像を建立しました。
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