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SAMURAI BLUE、E-1選手権の韓国戦へセットプレーの確認やミニゲームを実施
2022年07月26日
SAMURAI BLUE(日本代表)は7月25日(月)、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会の最終戦となる韓国代表戦を2日後に控えて、豊田市内で練習を行いました。
スコアレスドローに終わった24日の中国代表戦から一夜明けた夕方、試合会場の豊田スタジアム近くのグラウンドに集合。優勝をかけて中2日で迎える韓国との対戦へ、チーム全員で円陣を組み、気合を入れるように大きな掛け声をかけて練習を始めました。
現在2試合を終えて日本は1勝1分で4チーム中2位。韓国は2連勝で首位に立ち、その差は勝点2です。日本は27日(水)の試合で、3連覇中の韓国に勝てば4大会ぶりの優勝が決まります。
中国戦に先発した宮市亮選手(横浜FM)や脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)、佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)ら11人は、時間をかけてウォーキングやジョギングを行い、その後は入念なストレッチを行って軽めの内容でリカバリーに努めました。
中国戦に出場機会がなかったメンバーは、谷晃生選手(湘南ベルマーレ)と鈴木彩艶選手(浦和レッズ)のGK2人と、フィールドプレーヤーに分かれて調整を開始。GK陣は近い距離からのボールに倒れた状態で反応したり、左右から出るハイボールと胸の高さのシュートを交互に受けるなど、角度や球種の異なるボールへの対応を繰り返していました。
一方、谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)や水沼宏太選手(横浜FM)らは、ランニングやステップワーク、ストレッチ、2人一組でのロングキックなどを行い、その後はGK陣と合流して、2対1でのビルドアップからのシュート練習を実施。6対6でフリーマンを1人付けたミニゲームには時間を割いて、サポートの動きやボールを奪われた後の守備の動きなどを入念に確認し、CKやFKのセットプレーの練習も行いました。
1時間半ほどで全体練習を終えると、選手たちは個人練習に移行。中国戦の終盤に出場した相馬勇紀選手(名古屋グランパス)や、西村拓真選手(横浜FM)、町野修斗選手(湘南ベルマーレ)らはシュート練習を行って、ゴールの感覚を繰り返し確認していました。
谷口選手や畠中槙之輔選手(横浜FM)らはロングボールへの動き方を確認し、藤田譲瑠チマ選手(横浜FM)と岩田智輝選手(横浜FM)はダッシュを繰り返すなど、コーチから終了の声がかかるまで、それぞれ精力的に動いていました。
周辺に赤とんぼが飛び交い、夕日が空を赤く染めて西に沈む頃、練習は終了しました。
約2時間の練習中、グラウンドの脇には選手たちの動きを熱心に見守る子どもたちの姿もあり、森保一監督は練習を終えると彼らのところに歩み寄り、一人ひとりに言葉をかけながらグータッチで挨拶。記念撮影にもにこやかに応じていました。
チームは26日(火)には市内の別の会場で練習を行い、韓国戦に備えます。
選手コメント
GK #1 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
アジアはどこも力をつけてきていて、簡単な試合はないと昨日の試合でも改めて感じました。試合開始直後にいきなりシュートを打たれてCKになりましたが、慌てることもなく、しっかり次のプレーに切り替えてCKをキャッチして攻撃につなげることができたのは良かったと思います。日本が攻めている時間が長かったですが、中国はカウンターをしてくるという情報があったので、守備陣でリスク管理の徹底はしていましたし、ボールを奪われてからの前線からの守備もチームとして意識していました。GKとしては、最低限の試合ができたかと思います。GKのこの3人は練習から高め合って、1試合1試合、誰が出ても良い状態にコンディションを整えています。良い競争が生まれていると思いますし、しっかりと試合で結果に残すこと新しい競争が生まれると思うので、すごくいい関係にあります。ワールドカップという、目指しているものは変わらないので、今大会残りの1試合へ向けてがんばりたい。チームの総力戦で戦って、勝って終わりたいと思います。
DF #13 杉岡大輝 選手(湘南ベルマーレ)
中国戦では0-0で試合に入って、チャンスをもらったので、どうにかリズムを変えようと思っていましたが、引いた相手になかなか効果的なプレーができなかったと思います。左サイドでは、サイドを広げてから深いところを取りに行く取り方が、なかなか個人としてもチームとしてもうまくできていなかったと思います。相馬選手が入ってから獲れるようになりましたが、チームとしても個人としてもそういうところを突いていくようなプレーや回数はもっと必要です。韓国は強度が高いですし、アジア最終予選に出場した選手も結構いるなかで、この大会でも勝っています。しっかり負けないように戦って、勝って優勝したい。日韓戦は伝統があります。僕自身もテレビでよく見ていましたし、いつも激しい戦いになっていた印象があります。今回チャンスをもらえたら、チームの勝利のためにしっかり自信を持って戦いたいと思っています。
MF/FW #11 町野修斗 選手(湘南ベルマーレ)
昨日の試合は自分が入る時は0-0だったので、試合を決定づけるゴールやアシストをすることを意識して試合に入りました。距離感が大事になると考えて、それを意識していましたし、3人目の動きやアクションを増やそうと思っていましたが、相手にブロックを引かれた状態でなかなか崩すことができず、そこは永遠の課題かなと思います。最後のクオリティをもっともっと上げないとなりません。チャンスは少なからずあったので、次の韓国戦はチャンスを活かして決められるようにしたいです。自分が起点になることでチャンスは多くなると思うので、しっかり起点になってゴール前でしっかり仕事ができるように気持ちの面でも準備していきたい。攻守の切り替えや球際、走るという基本的なことで韓国よりも上回らなければいけないと思っています。絶対に勝たなければいけない相手ですし、かなり激しい戦いが90分続くと思うので、覚悟と自信を持って挑みたい。やれる自信は全然ありますし、僕のゴールで勝ちたいと思っています。
MF/FW #16 相馬勇紀 選手(名古屋グランパス)
昨日の試合はチームを勝利に導けなかった悔しさがすごく残っています。相手にブロックを敷かれたときには、ドリブルで選手が一人剥がせばチャンスが生まれると思ってベンチから見ていたので、仕掛けを意識しながら入りました。CKのこぼれのシーンで深くまで切り込むことやゴールエリアの横まで奥深く入ることは、相手にとって嫌なところだと思いますし、そこに行くことが大切だと改めて感じました。もっとそういう動きを自分のプレーとして増やしていきたい。次の韓国戦はチームのために走り、戦うこと、ゴールやアシストが僕の仕事だと思っています。ボールの跳ねが予測しにくいピッチコンディションですが、球際が大切です。球際で相手を上回って、最後は個のクオリティが高まってゴールにつながるか、その二つを意識しながらやっていきたい。勝ちたいですし、勝てる気しかしていません。絶対に叩くと心の準備はできているので、それをピッチで示したいと思います。
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会
大会期間:2022年7月19日(火)~27日(水)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム、愛知/豊田スタジアム
男子出場国:日本、中国、韓国、香港
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