日本代表チームは現地時間5月31日(土)午後、2014 FIFAワールドカップへ向けた直前合宿2日目の練習をフロリダ州タンパ近郊のクリアウォーターで行いました。

前日に引き続いて気温30度を超える暑さの中、3人のGKを除いたフィールドプレーヤーは手を使ったパス回しなどでウォームアップをした後、攻撃パターンの練習に多くの時間を割き、最後はボールのタッチ数を制限して狭いエリアでの紅白戦で約2時間の練習を終えました。DF酒井高徳選手は先週の国内合宿中に受けた足の負傷で、前日同様に別メニューでの調整でした。

6月2日(月)に対戦するコスタリカについて、日本協会専務理事でもある原博実技術委員長は「カウンターが鋭いのが中南米の共通点。コスタリカはフィジカルも強く、時間をかけるとショートパスでつないでくるが、1発のカウンターへの備えが必要なチーム。いい相手だと思う」と話していました。

コメント

FW 本田圭佑 選手（ACミラン/イタリア）
監督とは意見のすりあわせを妥協せずにやってきました。こういう状況になってくると逃げ道はないわけですから、自分でも想像できないような本当の強さが出るのを、むしろ、自分は楽しみにしています。４年間の中で今が一番、自分がリラックスしている状態なのかなと感じています。チーム全員がやるべきことがクリアになった時に、（プレーの）いいイメージが合うんじゃないかと思います。日本のサッカーはこれからが本当の意味で重要な立ち位置になっていくと思うので、そういう意味でこのワールドカップは非常に大事だと捉えています。自分の中では、ここを節目にやるという気持ちで今まで挑んできました。『次はない』というくらいの気持ちで、挑むべきだと自分に言い聞かせています。

MF 山口蛍 選手（セレッソ大阪）
この合宿では、今までやってきたことを全員で意思統一できるようにすることがテーマだと思います。ちょっとでもお互いが気になるところがあれば、練習中でも「こうしてほしい」ということは話しているので、そういうところは詰めていきたいですし、個人的にはコンディション面を大事にしたいです。代表チームに最初に呼ばれた時から、僕がやるべきことは変わらないとは思いますが、攻撃でもう少し前にサポートに行ければそれだけで変わってくると思うので、そこのところはもう少しやっていきたいと思っています。

FW 岡崎慎司 選手（1.FSVマインツ/ドイツ）
チームにすごく良い雰囲気が出てきています。後悔しないように最後を作り上げていくことが大事だと、みんながすごく分かっています。監督が最初から最後まで決めることでチームも４年間やってきましたが、お互いがどうやるか、どのタイミングでどうプレッシャーをかけるかなど、細かいところは試合になれば自分たちの判断です。そういうところや苦しい時に自分たちが勝つためにどうするかというのは、選手同士で話していかないとなりません。それは今までちょっと違うところです。前回の大会でチームのまとまりが結果を左右すると感じました。勝てたのはチームのまとまりだと思っているので、今回、自分たちの４年間をぶつけると共に、チームのまとまりをプラスすれば、前回以上はいけるんじゃないかと思っています。ここぞというところの団結力は、日本はすごく高いので、みんなで戦い抜ければ良いと思います。

FW 大迫勇也 選手（1986ミュンヘン/ドイツ）
（合宿初日の練習で）最初に負荷をかけてという感じで、移動して汗をたくさん出すことが目的でした。その点に関してはすごくいい練習ができたと思います。僕は結構眠れる方なので時差も苦にはなりません。長い間一緒に練習することで、すごくいい練習できています。充実していますし、良さを出してきているので、それを試合でどう表現していくかだと思います。代表チームの１トップは決まり事、約束事が多くて、そこは監督もこだわっている部分です。その中でどうやるか、どう自分を出していくかは大事ですし、やっていて面白いです。お互い自分を出しつつチームとしてやれることが大事だと思います。ワールドカップはすごく楽しみ。早く試合がしたい気持ちが強いです。

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