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SAMURAI BLUE(日本代表) キリンカップサッカー2022初戦に向けてギアを上げる

2022年06月09日

SAMURAI BLUE(日本代表) キリンカップサッカー2022初戦に向けてギアを上げる

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月8日(水)、2日後に控えたキリンカップサッカー2022初戦となるガーナ代表戦(10日、兵庫・ノエビアスタジアム神戸)へ向けて千葉県内で練習を行いました。

小雨がぱらつく曇り空の下、前日の練習では軽めの調整だったブラジル戦の先発組や出場時間の長かったメンバーも合流。負傷でリカバリー調整中であった冨安健洋選手(アーセナル)もこの日は冒頭のジョギングやパス回し、パス&コントロール、さらにはロングキックのメニューにも取り組み徐々にコンディションを上げています。

選手たちは全体でのジョグやストレッチ、アジリティ系のトレーニングで体をほぐした後、リズミカルなパスワークやロングキックの練習で調整を続けます。その後、ブラジル戦に出場しなかった選手と出場時間が短かった選手にて約半分のサイズにしたピッチでのポゼッション練習やクロス練習を行い、最後に6対6のミニゲームを行いました。時折、横内昭展コーチから激しい檄が飛ぶ中、選手たちはガーナ戦に向けてイメージを膨らませながら強度の高いトレーニングに取り組みました。全体練習後は選手各自でそれぞれシュート、ロングパス、ヘディングの確認等を行いました。

チームは9日(木)に決戦の地となる神戸へ移動した後に公式練習に臨み、10日(金)、18:55キックオフの試合に備えます。

選手コメント

DF #2 山根視来 選手(川崎フロンターレ)
自分が前回のブラジル戦に途中出場した際は、相手もリードしていて、あまりボールを取りに来ない中、自分がどう攻撃していくかがポイントでした。あまりボールに触る機会がなかったので、もっとボールを呼び込んで、左サイドだけでなく、右サイドからも攻撃を仕掛けられたらよかったと思います。自分が入る前まで右サイドバックでプレーしていた長友佑都選手はキャリアのほとんどを左サイドバックでプレーしていると思いますが、守備の対応は本当にすごいなと思いましたし、ああいう相手に対して、モチベーションの作り方もさすがだなと思いました。ワールドカップではブラジルのような相手に勝ち点を拾っていかないといけないし、細かいところの修正が必要になります。途中から出た選手の役割は大きいし、自分も途中から出たので、チームを勢いに乗せられるようなプレーをしていきたいと感じました。

MF/FW #7 柴崎岳 選手(CDレガネス/スペイン)
自分がワールドカップのメンバーに入る当落線上にいるかどうかは別にして、残るためにプレーしているのではなく、あくまでも自分がベストを尽くして、その時に思っていること、自分がピッチでできたことに対して周りがどう判断するか、日本代表が自分というキャラクターを必要とするのかしないのかだと思っていますし、メンバーに入る、入らないは気にしていません。日本代表はワールドカップに向けていい準備をしないといけない時期で、個人のパフォーマンス、チームのパフォーマンスをより良くしていこうという時期でもあります。そういった中で自分がいまできることをプレーして、オンザピッチでもオフザピッチですべきことをし、その行く末を見ています。そこに期待も不安もありません。

MF/FW #9 鎌田大地 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
パラグアイ戦、ブラジル戦を通して、個人的には特別に何かできている感じはしませんけど、フランクフルトでプレーしているように、いつもどおりのプレーはできていると感じています。ブラジル戦を振り返ってもチームとしては前から行こうという戦術でしたし、最初は前から行っていました。ただ、ブラジル相手にずっと続くわけではないですし、そこでボールを支配されるとディフェンスの重心は後ろに下がります。トライはしようとしていたけどずっとできるわけではありません。世界レベルの個がある選手がいるので、リスクを負い続けたら間違いなく失点すると思います。重心が下がる部分は問題ないですけど、取ってからファーストボールをミスしたり、なかなかいい奪い方ができずにいた場面が結構あったと思います。僕自身はヨーロッパリーグでバルセロナと試合をした時、ボール支配率は相手が70数%で、僕らは20数%でしたが、シュートは自分たちのほうが多い試合をしています。ブロックを後ろで組むのは悪くないけど、ボールをうまく取ることがすごく大事だと思います。ブラジルは日本代表がワールドカップで対戦するドイツ、スペインに比べても現状ではワンランク上の強いチームだと思っていますし、自分たちがブラジルに比べてまだまだ劣っているのは試合をする前から、どこでプレーしているかを見れば歴然でした。ああいうチームがワールドカップ優勝を目標とするようなチーム。自分たちと彼らの差はしっかり分かりました。あとは成長するだけ。ああいうチームと試合ができてよかったと感じました。

MF/FW #24 前田大然 選手(セルティック/スコットランド)
ブラジル戦は途中出場でボールにそんなに関わっていませんが、関わらせてくれなかったというのが一番の印象です。スピードを生かす前の段階でシャットアウトされました。相手GKへのプレスの場面はあと少しで足に当ててゴールに入れるというのを想像していました。それができなかったのは相手の上手さ。足に当ててゴールというのはいつも狙っている形ですが、あれを外に逃げられたのは、相手の方が上なのかなとあの一つのプレーで感じました。パラグアイ戦では得点のチャンスを逃しているし、チャンスは何回もあるわけではありません。仕留めるときに仕留めないとダメ。ああいうのを決めていたら自身の評価も「良かった」となると思いますし、あとちょっとのところ。あと2試合でチャンスがあれば挽回したいですし、しっかり狙っていきたいと思います。

2022年6月10日(金)、6月14日(火)
会場:兵庫県/ノエビアスタジアム神戸、大阪府/パナソニック スタジアム 吹田
大会情報はこちら

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