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U-16日本代表候補 2022年最初の活動を開始
2022年03月09日
昨年U-15日本代表として始動したチームが今年はU-16代表となり、森山佳郎監督が就任して最初の活動を静岡県で開始しました。今回の活動は全7日間で計画され、前半4日間はトレーニングおよびJFAアカデミー福島とのトレーニングマッチを行い、後半3日間はTOKINOSUMIKA CHALLENGE(親善大会)に出場し、東山高校、帝京長岡高校、青森山田高校といった高体連の強豪校との4チーム総当たり戦を行います。
3月7日(月)に高円宮記念JFA夢フィールドに集合したチームは検査を実施し、全員の新型コロナウイルス陰性の確認が取れてからバスに乗り込み、静岡県御殿場市へ移動しました。到着後のミーティングで森山監督は、選手たちに目指してほしい具体的な目標を時期を設定して提示し、その上で9月に開催されるAFC U17アジアカップ2023予選に向けた1年間の活動計画を伝えました。最後に2023年のFIFA U-17ワールドカップで活躍しようと選手たちを鼓舞してグラウンドへ向かいました。
初日のトレーニングは所属クラブでの活動状況によりコンディションにばらつきがあったため、ウォーミングアップ後は強度や負荷を調整しながらのトレーニングとなりました。今回招集された28名の内5名が初招集となりましたが、村岡誠フィジカルコーチのウォーミングアップに取り組む中で自然とコミュニケーションが生まれ、積極的に名前を覚える姿が見られるなど昨年から継続的に活動しているチームらしく、明るく良い雰囲気の中で初日の活動を終えました。夕食後にはチーム帯同しているメディカルスタッフより世界で闘うためのセルフコンディショニングをテーマに食事や睡眠といったトップアスリートに求められる基準が伝えられ、ピッチ内外で多くのことを吸収する一日となりました。
翌日は2部トレーニングを実施し、午前中は守備をテーマに全部で5つの内容に取り組みました。組織的な守備からのインターセプトをテーマにしたトレーニングでは要所で森山監督がプレーを止めてアドバイスを送り、アクションや判断スピードを今までよりさらに高いレベルで実行できるように常に頭を使いながらプレーをしようと伝えられました。一方、午後は攻撃をテーマにしたトレーニングを行い、最後列のセンターバックからの攻撃の組み立て方や相手を崩すための攻撃のバリエーションを増やすべく、チームの攻撃コンセプトを丁寧に選手たちへ落とし込んでいきました。トレーニング終盤には少し狭くしたピッチでゲーム形式の実践的な内容にも取り組み、前日に比べて強度の高い一日となりました。
チームは9日にJFAアカデミー福島との練習試合を実施し、調整日を挟んで、11日から高体連のチームとの3連戦に臨みます。
選手コメント
DF 小杉啓太 選手(湘南ベルマーレU-18)
このコロナ禍の中このような貴重な体験ができることを嬉しく思いますしとても感謝しています。個のレベルが高く、止める蹴るの、基礎的な部分のレベルの高さを感じました。自分の長所である対人の部分では負ける気はないですし、今回の試合でも相手からボールを奪って自分たちの攻撃に繋げられるようにしたいです。
練習の中でコミュニケーションを取り、改善しながらお互いを刺激し合い高めていけているので試合に向けていい方向に向かってると思います。自分は早生まれで学年が1つ上ですが危機感を感じています。もっとやらなきゃいけないしチームのために戦っていきます。誰にも負けたくないですし、もっとがむしゃらにいきます。
まだ始まったばかりですが、あっという間に終わるのでこのチャンスをしっかり掴めるように湘南スタイルを出してチームに貢献したいです。アグレッシブにボールを奪って攻撃に参加し、自分がいることでチーム、味方を鼓舞できるようにしたいです。練習でももっと積極的に声を出して、コミュニケーションを取ったり盛り上げてチームをよりよい雰囲気に持っていきたいです。戦う姿勢をもち、常に前向きに一歩ずつ成長したいです。辛いときにも踏ん張れる選手でいられるようになって、このキャンプを通じて成長し、上のステージで戦えるようにしていきたいです。
FW 道脇豊 選手(ロアッソ熊本ユース)
今回のトレーニングキャンプでは、仲間と沢山サッカーの事を話し合い、お互いに良いプレーができるように理解しあう事を意識してトレーニングをしています。今回初めての大会なので全員がチームという自覚をもって試合をし、個人としてもチームとしてもさらに成長していけるよう頑張っていきたいです。そしてコロナ禍の中、沢山の関係者のおかげでこの大会が開催できるようになったので、その感謝の気持ちも込めて一生懸命プレーしたいです。
FW 市村健 選手(柏レイソルA.A.TOR'82)
まずはコロナ禍で大会の開催が難しい中、このような素晴らしい機会を設けていただき本当にありがとうございます。いざU-16日本代表候補のトレーニングが始まると守備の強度が非常に高いと感じました。頭と体を最大限に使って、質の高い練習に取り組むことが求められました。個人としても守備のポジショニングやハードワークの部分が1番の課題だと自覚しているのでこの代表合宿で少しでも改善出来るように全力で取り組みました。しかし、自分の持ち味であるドリブルや積極的なゴールへの仕掛けが出来ていないので残りの少ない期間で、自分の持ち味を最大限に発揮してチームの勝利に貢献出来るようにしたいです。
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