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U-17日本女子代表 ドバイでの直前合宿を終え、決戦の地インドに到着
2022年10月05日
U-17日本女子代表は10月4日(火)、FIFA U-17女子ワールドカップ インド2022に向けたUAE・ドバイでの直前合宿を終えて移動し、5日(水)に決戦の地となるインド・ゴアに入りました。
ドバイでは初日のみ午前・午後の2部練習を行ったものの、特に昼間は日差しが強く日陰でも40℃近い気温となったため1部練習に切り替えてメニューが消化されました。オン・ザ・ピッチではセットプレーの確認やビルドアップに対する守備など各局面での具体的な戦術の確認から、シュート練習、体だけでなく頭もフル回転することが要求されるボールワークなど、様々なメニューに取り組みました。最終日には選手とスタッフも交えてのボールを使ったレクリエーションも実施するなど、チームの一体感をさらに高める充実したトレーニングを積み重ねました。
またミーティングではチーム全体での戦術の確認や、映像を使いながら自分たちがしたい試合のイメージ、意志の統一が図られました。
オフ・ザ・ピッチでは、学校の課題に取り組む「学習の時間」が設けられました。選手たちは日本代表であると同時に高校生であり、学校や所属クラブのご協力があって今大会に臨むことができています。「サッカーと同じように勉強も自分たちのタスクとしてしっかり取り組もう」と狩野倫久監督より話があり、選手たちは集中して課題に取り組みました。
10月4日の夜にはドバイを後にし、翌5日の早朝にインド・ゴアに到着しました。初戦となるU-17タンザニア女子代表戦までちょうど一週間です。いよいよ迎えるワールドカップ本番に向けて、更にチーム力を高める準備を進めます。
選手コメント
GK #18 鹿島彩莉 選手(JFAアカデミー福島)
このドバイ遠征を通して、私たちにとってとても充実し、成長や課題を見つけることのできる素晴らしい遠征になりました。日本とは違い、暑さや湿度の違いや水の危険性などを肌で実感することができました。30度前後の中での練習では、暑熱対策がとても大事だと感じました。また汗をたくさんかいてしまうので、水分補給などをチームメイトのすべての選手が意識をして体重の減少を減らせました。海外の選手と戦っていく中でコンタクトなど接触プレーが日本より多くなるので、それに負けない丈夫な体作りをして臨みたいです。ワールドカップではチーム一丸となり、攻守ともに関わり続け、チームメイト全員で優勝を勝ち取り、胸を張って笑顔で日本にトロフィーを持ち帰りたいです。
MF #7 今野真帆 選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)
チーム立ち上げの日から大会優勝を目標にチーム一丸となって取り組んできて、ワールドカップ本番が近づいて来ました。直前合宿では、今までやってきたことを確認しながら少し新しいことにも挑戦しながらASE(※)の取り組みもあり、チーム力を高めることが出来ました。この合宿中、監督に少し厳しいことも言われ自分自身も大会に向けてもっともっと気持ちを入れてピッチの中で表現していかなければいけないと思いました。現地に行ってから慣れないことが多くあるかもしれないですが、日の丸を背負う責任と覚悟をもって、なでしこらしく最後まで全力で楽しんでやっていきたいと思います。日本に帰って来ていい報告ができるよう頑張ります!
※ASEとは:Action Socialization Experienceの頭文字をとった表現:社会性を育成するための活動体験
MF #20 丸井優奈 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
インドに入る前にインドに気候が似ているドバイでトレーニングしました。ドバイは日本より気温も湿度も高く、トレーニングではたくさん汗をかきましたが、体の水分量を落とさないように、たくさん水分を摂るようにしました。食事も日本とは異なり食べにくいものも多かったですが、体重やパフォーマンスを下げないために、とにかく食べられるものを多く食べることを意識しました。
ドバイ最後のトレーニングではスタッフも入って、みんなで息を合わせてノルマをクリアするゲームをしました。色々なアイデアを出し合い、工夫をしてとても良い雰囲気でインドに入る前にリフレッシュできました。ワールドカップでは厳しい戦いになると思いますが楽しむ心を忘れず、チーム全員で戦って優勝します。
FIFA U-17女子ワールドカップ インド2022
大会期間:2022年10月11日(火)~10月30日(日)
グループステージ
第1戦 10月12日(水) 20:00[現地時間] vs U-17タンザニア女子代表
第2戦 10月15日(土) 20:00[現地時間] vs U-17カナダ女子代表
第3戦 10月18日(火) 20:00[現地時間] vs U-17フランス女子代表