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【Match Report】U-23日本代表、藤尾翔太選手と細谷真大選手のゴールでアメリカに2-0の快勝
2024年06月13日
現地時間11日(火)、U-23日本代表は国際親善試合を行い、アメリカのカンザスシティにあるChildren’s Mercy Parkでパリオリンピックの出場を既に決めているU-23アメリカ代表と対戦しました。
現地時間2日(日)からトレーニングを重ね、完全非公開で7日(金)に実施されたU-23アメリカ代表との一戦を経て、今遠征最後のゲームに臨みました。
GKに小久保玲央ブライアン選手(ベンフィカ/ポルトガル)、DFは右から半田陸選手(ガンバ大阪)、西尾隆矢選手(セレッソ大阪)、高井幸大選手(川崎フロンターレ)、大畑歩夢選手(浦和レッズ)が入り、中盤の中央には藤田譲瑠チマ選手、山本理仁選手(ともにシントトロイデンVV/ベルギー)、荒木遼太郎選手(FC東京)を起用。前線は左サイドに斉藤光毅選手、右サイドに三戸舜介選手(ともにスパルタ・ロッテルダム/オランダ)、中央に藤尾翔太選手(FC町田ゼルビア)が入る布陣で相手を迎え撃ちました。
昨年10月に対戦した際は1-4で敗れ、力の差を見せ付けられた日本でしたが、この日は序盤から相手を圧倒。前半6分に斉藤選手が左サイドで仕掛け、相手のハンドを誘ってPKを獲得します。これを藤尾選手が冷静に決め、幸先よく先制点を奪いました。
以降も強度の高い守備が機能。攻撃でも効果的にショートカウンターを繰り出し、斉藤選手と三戸選手を中心に決定機を作り出します。25分に相手のシュートを近距離で顔面に受けた山本選手が川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)と交代するアクシデントはありましたが、試合を優勢に進めてハーフタイムを迎えました。
日本は後半の開始から藤尾選手と斉藤選手を下げ、細谷真大選手(柏レイソル)と平河悠(FC町田ゼルビア)を投入。フレッシュな選手を送り込み、前半同様にアグレッシブな姿勢でゲームに入ります。68分には荒木選手を下げて佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)を左ウイングに送り込み、左サイドの平河選手が右ウイング、右サイドの三戸選手が中盤の中央にポジションを移します。すると、この交代策を講じた直後に決定機を獲得。敵陣で相手のスローインを川﨑選手が奪うと、パスを受けた三戸選手がゴール前にボールを送ります。相手GKのファンブルを誘うと、こぼれ球に細谷選手が反応してリードを広げました。
最後まで集中力を切らさなかった日本は2-0でアメリカに快勝。メンバー発表前最後のゲームを勝利で飾り、パリオリンピックに向けて弾みをつけました。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
今日の試合も、非公開の1試合目も、いろいろな意味で収穫がありました。オリンピックに向けて戦術的なこと、技術的なこと、あとは選手たちのいろいろな感情などがしっかりと見えましたし、次に生かしたいです。(久しぶりの招集の斉藤光毅選手と三戸舜介選手は)あれぐらいのパフォーマンスは当然だと思いますし、彼らも当然だと思っていると思います。ああいう選手が刺激をくれてチーム力は上がっていくので、他の選手たちに良い影響を与えてくれています。少し試合中の中だるみがあったので、勝ったことで見えなくなるものをしっかりと表面化して生かしたいです。(試合の中で複数のポジションをやったのは)オリンピックの登録18名を意識してのことです。選手選考となると、いろいろな選手がレベルの高さを見せてくれて、非常に悩ましいところです。
MF #14 三戸舜介 選手(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
チームとして、(オリンピック前の遠征の)最後の試合で勝てたことがよかったですし、得点に関われてよかったです。サイドのときは(ボールを)持って仕掛けるであったり、中に入って流動的に動くことを言われていて、中(のポジションに移ったとき)ではFWの近くでボールを受けたりなど、FWとの関係ついて指示がありました。(得点シーンを振り返って)ボールをもらってからファーストタッチの瞬間に前を向いたらゴールが見えたので、最初はシュートを打とうかと思いましたが、前にスペースがあったので、自分が入っていけると判断しました。(ゴール前に)侵入して自分で決めきれればよかったですが、得点につながったのはよかったです。
MF #18 斉藤光毅 選手(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
自分の特長を出せた場面もありましたが、ボールを失うなど精度を高めなければいけない部分もありますし、決めるところを決めないといけないと思っています。パリオリンピックではしっかりこだわっていきたいです。チャンスがあった中で決めきれないと試合運びも難しくなってしまうと思うので、チームの課題としてがんばっていきたいです。自分が(ボールを)持ったときは荒木遼太郎選手を見るようにしていましたし、彼が持ったときも(自分が)走り出すようにしていました。お互いの関係値が高まったかなと思いますが、これからより高めていきたいです。仕掛けて突破した後の最後の質は、結果につながっていくので、そこはしっかりと精度を上げていきたいです。
FW #9 藤尾翔太 選手(FC町田ゼルビア)
(PKのときに)スタジアムの歓声は聞こえていましたが、あまり気にならなかったです。オリンピック前の代表活動で最後のアピールのチャンスだったので、チームも勝てましたし、PKですが点も取れて無失点で終われて、全体的によかったと思います。(斉藤)光毅も(相手ゴール前の)深い位置までえぐれますし、そこから自分がニアに行けばつぶれるプレーもできますし、ボールが来れば決められますし、(自分の)後ろ(のスペース)も空いてくると考えていました。そこからの得点は無かったですが、いい形は何本か作れていました。あとは、クオリティを上げていきたいです。
国際親善試合
2024年6月7日(金) 17:00 キックオフ予定(日本時間 6月8日(土) 7:00)vs U-23アメリカ代表
会場:Compass Minerals National Performance Center(アメリカ/カンザスシティ) ※非公開
2024年6月11日(火) 19:05 キックオフ予定(日本時間 6月12日(水) 9:05)vs U-23アメリカ代表
会場:Children’s Mercy Park(アメリカ/カンザスシティ)
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