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SAMURAI BLUE、1月ウズベキスタン戦へ復帰の武藤選手や初招集4選手ら国内組を選出

2021年12月08日

SAMURAI BLUE、1月ウズベキスタン戦へ復帰の武藤選手や初招集4選手ら国内組を選出

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は12月7日、来年1月21日に埼玉スタジアムで行うキリンチャレンジカップ2022ウズベキスタン代表戦へ向けた日本代表メンバーを発表。約3年ぶりの代表復帰となる武藤嘉紀選手(ヴィッセル神戸)や荒木遼太郎選手(鹿島アントラーズ)など初招集4選手を含めた22人を選出し、最終予選へ戦力の選考とともに「良い積み上げをしたい」と抱負を述べました。

来年のFIFAワールドカップへの出場権をかけたアジア最終予選(Road to Qatar)が国内シーズンのオフ明け早々となる1月下旬に再開し、1月27日(木)に中国代表戦、2月1日(火)にサウジアラビア戦を控える日本代表にとって、今回のウズベキスタン戦は選手の試合勘などコンディションを上げる貴重な実戦の機会になります。

国際マッチデー期間外での開催のため国内組中心での編成で、大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)、長友佑都選手(FC東京)、酒井宏樹選手(浦和レッズ)、GK権田修一選手(清水エスパルス)ら馴染みの選手が名を連ねる一方、初招集を含めて代表経験の少ない選手が多い構成です。また、オフ期間を挟むため、選手の調整を考慮して早めのメンバー発表となりました。

初招集組はJリーグ戦36戦10得点で今季のベストヤングプレーヤー賞を受賞した荒木選手、東京オリンピックを経験した瀬古歩夢選手とセレッソ大阪で同僚の西尾隆矢選手、大卒ルーキーで30試合7得点の小柏剛選手(北海道コンサドーレ札幌)です。
稲垣祥選手(名古屋グランパス)、脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)、江坂任選手(浦和レッズ)は3月のアジア2次予選以来の招集で、渡辺皓太選手(横浜F・マリノス)は2019年6月のCONMEBOLコパアメリカブラジル以来の代表入りとなりました。
また、今季のJリーグ得点王になった前田大然選手(横浜F・マリノス)、旗手怜央選手(川崎フロンターレ)、上田綺世選手(鹿島アントラーズ)らは11月シリーズに引き続いての選出です。

一方、今夏の移籍で約7年半ぶりにJリーグに復帰してヴィッセル神戸で活躍の武藤嘉紀選手が、2019年1月のAFCアジアカップ以来の代表復帰となりました。

森保監督は、「ウズベキスタン戦は選手たちのコンディションを上げて、最終予選へ向けて選考の場となる機会。選手とチームのレベルアップを図り、最終予選突破へ向けて良い積み上げをしたい」と話しています。

チームは1月17日(月)から千葉県内で練習を開始し、21日(金)のウズベキスタン戦に備えます。

日本代表指揮官は「機会がある限り、チームづくりとともに発見発掘、力のある選手をチームに組み込むところは取り組んでいきたい」と語り、「個の力を発揮し、個の大きさが結集して、我々が持っている組織力としての戦い方につながっていく。特に初招集や間隔があいて招集された選手には、自分たちの力を思い切って出してもらい、成長しているところをたくさん見せてほしい」と、新たな戦力の台頭に期待を寄せています。

日本は現在アジア最終予選でグループB2位につけ、首位のサウジアラビアは勝点16で日本とは4差のリードで、3位のオーストラリアは勝点11で日本とは1差です。中国戦、サウジアラビア戦を含めて残る4戦で2位以内を確定できれば、プレーオフを経ずに無条件での予選突破が決まります。

森保監督は、「まずは予選で結果を出してワールドカップへ前進していけるように、ウズベキスタン戦をチーム一丸となって戦いたい」と語りました。

コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
来年年明け早々に中国戦、サウジアラビア戦というワールドカップを目指す厳しい戦いがある前にキリンチャレンジカップを行うことは、チーム強化になり、最終予選へ臨む最善の準備につながります。Jクラブにはシーズン始動の時に選手を派遣していただき、ありがたく思っています。スポンサーをはじめ、試合開催にご協力ご尽力いただいた全ての方々に感謝を申し上げたい。
今年のJリーグの活動とこれまでの我々の活動を通して、日本を代表として戦うのに相応しいメンバーを選びました。これまで活動に参加してくれていた選手にはコンディションを上げてもらい、所属チームとは違う戦術をもう一度思い出して戦いに臨んでもらいたい。そして、初招集や期間があいて呼ぶ選手も数多くいるので、常連組には自分を出すことをやってもらいながら経験の浅い選手に我々がやってきたことを伝えてほしい。国内組のメンバーでの構成は私にとってもすごく楽しみで、Jリーグで活躍する選手には「まだまだこんなにいい選手がいる」というところを見せてほしいですし、結果と内容で見てくれる方々に「日本の選手層は厚いな、強くなったな」と思ってもらえるように戦っていきたいと思っています。今回、練習時間はたっぷりあるので、そこで試合に出られるパフォーマンスを見せて試合出場を自分自身でつかみとってほしい。選手自身のパフォーマンスとこれまでの活動を含めて総合的に見ていきますが、序列を崩すという意味では、経験の浅い選手たちが割って入ることは十分にあり得ると思っています。
まずは一戦一戦、最終予選をトーナメントという気持ちで勝ち抜いてワールドカップへ向かって行く。そして、チームづくりとともに新戦力にはいつでも融合してもらえるように、幅広く見ていきたいと思っています。

反町康治 JFA技術委員長
今回のキリンチャレンジカップは、クラブがバケーションに入っているので非常に難しい調整になりますが、Jクラブにご協力いただき、多くの方々のご尽力でウズベキスタン代表を迎えて試合ができることは、大変うれしく、感謝しています。この試合がその後の最終予選の中国戦、サウジアラビア戦へつながることは間違いありません。ぜひとも、いい形で最終予選に入るために、良い強化試合にしたいと思います。天皇杯出場チーム以外はオフ期間に入っているところが多いので、しっかりした準備をしてもらいたいと考えてこの早い時期に発表しました。
最終予選を含めて今回のキリンチャレンジカップを埼玉スタジアムで行えることを嬉しく思っています。サッカー専用スタジアムでサポーターとの一体感があります。オミクロン株への対応など、当然ながら政府方針に従うことは間違いありません。今後の動向を見るなかでしっかり準備をしていかなければなりませんが、お客さんが集まっているなかで試合をしたいという気持ちが強いですし、日本での3試合なので、できるだけ多くの方にスタジアムに来て応援してほしい。声を出すのは難しいかもしれませんが、足を運んで手拍子などいろんなことでサポートしてくれることを期待しています。

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