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SAMURAI BLUE、10月の2連戦へ南野選手、中山選手が復帰

2023年10月05日

SAMURAI BLUE、10月の2連戦へ南野選手、中山選手が復帰

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は10月4日(水)、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023のカナダ代表戦(13日(金)、新潟)とキリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦(17日(火)、兵庫)に臨む日本代表メンバーを発表。南野拓実選手(ASモナコ)、中山雄太選手(ハダースフィールド・タウンFC)らが久しぶりの代表復帰となりました。

11月から始まる2026年FIFAワールドカップ北中米大会のアジア2次予選は2025年6月まで続き、年明けにはAFCアジアカップも開幕。それらを前にして今回の2試合は最後の強化試合の機会です。

選出されたメンバー26人は、ドイツ代表とトルコ代表に連勝した9月の欧州遠征に参加した顔ぶれが中心で、所属クラブでも好調な三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)、久保建英選手(レアル・ソシエダ)、冨安健洋選手(アーセナル)、伊東純也選手(スタッド・ランス)らの名前が並びました。

久しぶりの代表活動となる南野選手は、昨年のFIFAワールドカップカタール2022大会以来の参加で、今シーズンの開幕からモナコで得点に絡む活躍を見せています。ワールドカップメンバーに選出されたものの、怪我で辞退を余儀なくされた中山選手は昨年9月以来の代表活動です。負傷から復帰後はイングランド・チャンピオンシップでフル出場をするなど、調子を戻しています。

GK陣にはパリ・オリンピック年代の鈴木彩艶選手(シントトロイデンVV)、J1リーグで首位に立つヴィッセル神戸の前川黛也選手(ヴィッセル神戸)が選出。前川選手は2021年3月以来で代表デビューを、鈴木選手は昨年のEAFF E-1 サッカー選手権以来で2試合目の出場を目指します。また、旗手怜央選手(セルティック)も6月以来の代表活動参加です。

トルコ戦で代表戦初先発で初ゴールを決めた伊藤敦樹選手(浦和レッズ)や代表デビューした毎熊晟矢選手(セレッソ大阪)も、引き続き選出されました。

一方、鎌田大地選手(SSラツィオ)と堂安律選手(SCフライブルク)はコンディションが万全ではないとして今回の招集は見送られました。

森保一監督は選考について、「9月の活動をベースに考えた。ベースの部分は忘れずに、チャレンジすべきことにはチャレンジする」と述べています。

今回対戦するカナダとは昨年のワールドカップ開幕前にも対戦(1-2)。チュニジアとは昨年6月以来の顔合わせ(0-3)で、いずれも前回の雪辱を期しての対戦となります。最新のFIFAランキングでは日本の19位に対して、カナダは44位、チュニジアは29位です。

森保監督は、11月以降の戦いを見据えて「カナダ、チュニジアはワールドカップ出場経験のある、力のある国。個々のレベルアップ、チーム戦術がより浸透していけるように、ベストを尽くして戦いたい」と語りました。

チームは10月9日(月・祝)から試合へ向けて調整を始めます。カナダ代表戦は10月13日(金)に新潟のデンカビッグスワンスタジアムで19:35キックオフ、チュニジア戦は10月17日(火)にノエビアスタジアム神戸にて19:10キックオフの予定です。

コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
これまで皆さんの応援のおかげで思い切ってチャレンジして戦ってくることができました。この10月の強化試合でも、カナダ、チュニジアというワールドカップ出場経験のある、力のある国との対戦で、応援してくれている方々に勝って喜んでいただけるように試合をしたいと思います。11月からワールドカップ北中米大会のアジア予選が始まり、年明けにはアジアカップというアジアの頂点を目指す戦いが待っています。個々のレベルアップ、連係連動が深まり、チーム戦術の幅を広げてより浸透していけるように、この2試合でベストを尽くして戦いたい。
カナダは最近、監督が代わって戦い方については未知数ですが、能力の高い選手がいることは昨年のワールドカップ前の対戦で把握できています。チュニジアは昨年6月にも対戦しましたが、非常に堅い守備から攻撃を仕掛けるので、その点ではアジアに通じる戦いができます。チュニジア戦では、よりアジアとの戦いをイメージしながら、我々の経験値を上げて、「次」の戦いへ準備ができると思っています。戦術や選手など試せる範囲内で試したい。戦う中でバランスをみて、チャレンジすることを忘れずに、未来へ向けて勝利とチームのレベルアップを同時にできるようにしていきたいと思っています。
我々は世界を目指し、チャンピオンを目指して、レベルアップすることをチームで共有しています。11月からのワールドカップ・アジア予選では相手がより守備を固めて対策してくることは考えられますが、我々が速攻も遅攻もでき、中からもサイドからも仕掛けて得点機会を作れるなど、いろいろなバリエ―ションがあれば相手が前からプレッシャーをかけてきても引いて対策を講じてきても、我々のオプションで優位に戦いを進めて勝つ確率を上げることができます。それを目指さなければいけないと考えています。

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