2014 FIFAワールドカップに出場する日本代表チームは現地時間6月9日、チームがブラジル大会中に拠点としているブラジル・サンパウロ州イトゥ市のベースキャンプ地にある練習場で、初めての練習に臨みました。

多くの海外メディアも駆けつけて、湿度が低くカラッとした気候の中で午後の強い日差しを受けて、選手たちはボール回しで練習を始めました。その後、報道陣に非公開とし、最後はナイター照明が灯る中で約1時間半の練習を終了しました。

日本代表チームの本拠地はイトゥ市の郊外にあり、周辺には緑も多くあります。ホテルには今回の日本の滞在に合わせて宿泊棟を新設するなど、新たに用意された部分もあり、宿舎の前に緑のグランドが広がっています。

真新しい宿舎での本拠地滞在について、GK川島永嗣選手は「素晴らしい施設。リラックスするところはして、練習はみんなで集中してやった」と話し、MF長友佑都選手も「環境は最高でグランドも良くて、いいトレーニングができた」と話していました。

コメント

DF 森重真人 選手（FC東京）
現地に入りましたが、大会の実感は試合になるまでは多分はわかないと思います。アメリカで2試合に出ましたが、まだまだですし、もっと試合がしたいという思いが強くなりました。90分やっていろんなことが得られたので、試合に出ればそれを修正してぶつけることが出来ます。とにかく試合に出て、大会が終わった時に振り返りたいです。

GK 川島永嗣選手 選手（スタンダール・リエージュ/ベルギー）
ようやく大会が近づいてきたと感じています。ここまで準備してきて、身の引き締まる思いです。残された時間も限られているので、初戦への準備をしていきたい。コートジボワールは個人の能力の高い選手が多く、打開力も他のチームと違うフィジカルもあります。予測できないことも起きると思うので、状況に対応するか、予測して先手を打てるところは打ちたいと考えています。

DF 長友佑都 選手（インテル・ミラノ/イタリア）
個人としては最高のコンディションに持って行きます。コンディションに限界はありません。この4年間、ワールドカップのために体もメンタルも鍛えてきました。もう一人の本物の長友佑都が自分の中にいて、早く外へ出たいと言っています。もうすぐ本物を見せられると思います。（最近の失点の多さは）詰めの甘さだと思います。守って勝つよりも、最高のサッカーをして相手を苦しめて勝ちたいです。そのために4年間積み重ねてやってきました。そこには自信を持っています。

FW 香川真司 選手（マンチェスター・ユナイテッド/イングランド）
（本番の雰囲気は）少しずつ感じます。試合への調整方法は普段通りに、リラックスしていつも通りにやるというイメージです。（アメリカから）試合後の移動で疲労も少しある中で、そういうのを回復しながら徐々にもう一回上げていければと思っています。

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