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【対戦国情報】順風満帆のサウジアラビアが日本戦で本大会出場権獲得狙う~アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年01月29日
アジア最終予選(Road to Qatar)のグループBで首位をキープするサウジアラビアが、2大会連続6度目のFIFAワールドカップ出場を決めるべく、埼玉スタジアム2002でのSAMURAI BLUE(日本代表)との決戦に臨む。現地1月27日のマッチデー(MD)7はホームでオマーンを1-0で下し、勝ち点を19に伸ばした。日本戦に勝利を収めれば同22となり、本大会出場権獲得圏内となる2位以上が確定する。
そのオマーン戦の試合後、フランス人のエルベ・ルナール監督は「試合内容には満足していない」と語ったと伝えられている。司令塔のサルマン・アルファラジが欠場したホームのサウジアラビアは、なかなか相手ゴールを脅かすことができず、カウンターアタックを受けてひやりとする場面もあった。それでも後半開始早々の48分に抜け目なく決勝点を奪う。右サイドからの速いクロスを相手GKが弾き損ねたところを逃さず、21歳でMD3の日本戦でも値千金の得点を挙げたフィラス・アルビラカンが押し込んだ。
ここまでの戦いぶりは、まさに順風満帆。勝ち点3を落としたのはスコアレスドローで終えたMD5のオーストラリア戦のみで、6勝のうち4試合が1-0と勝負強さを発揮している。昨年11~12月には、ワールドカップのプレ大会と位置付けられたFIFAアラブカップ2021(カタール開催)に出場。グループステージ敗退に終わったが、代表の中核を担うアルヒラル所属の選手たちが11月24日(日本時間)にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝を戦ったこともあり(韓国の浦項スティーラーズに2-0で勝利)、参加選手はアルビラカンら23歳以下が中心だった。ルナール監督もスタンドで見守り、コーチに指揮を任せていた。
強力攻撃陣では、MD6のベトナム戦に続き2試合連続、最終予選計3得点のアルビラカンが頭角を現してきた。エースストライカーと目されて同じく計3点のサレハ・アルシェハリの経験を取るか、ルナール監督のワントップを巡る選手起用が注目される。昨年10月の日本戦を欠場したサレム・アルドサリはACL最優秀選手。左サイドの彼と、右のフハド・アルムワッラドの両翼が、得点チャンスの大きな供給源だ。アルムワッラドは2017年9月、アジア最終予選(Road to Russia)で日本を1-0で破り、本大会出場を決める殊勲の得点をマークしている。
FIFAランキング:51位(アジア6位)※2021年12月23日発表
FIFAワールドカップ出場5回:1994(ラウンド16)、1998、2002、2006、2018
対戦成績:日本の9勝1分5敗(得点23、失点13)