日本サッカー協会（JFA）は9月1日(木)、SAMURAI BLUE（サッカー日本代表）応援プロジェクト「新しい景色を 2022」のスタートを発表し、記者会見を行いました。会見には田嶋幸三JFA会長、宮本恒靖JFA理事、お笑いコンビ・見取り図のお二人が登壇しました。

SAMURAI BLUEは11月に開幕するFIFAワールドカップカタール2022に出場します。7大会連続出場となる今回は、新たな一歩を踏み出すことが期待されています。日本がまだたどり着いたことがないベスト8以上の成績を「新しい景色」と題して、日本中の力を集結して応援で後押しする――。そんな願いがこのプロジェクトに込められています。

プロジェクトでは、さまざまな企画が用意されています。先日発表された日本代表の新ユニフォームのコンセプトであるORIGAMIと連動した折り紙メッセージカードには、全国のサッカーファミリーが日本代表への応援の言葉を記すことができ、大会直前に選手たちに渡されます。SNSを通じた応援の写真や動画も募集されるほか、日本代表オフィシャルバス「JFA's DREAM」が日本全国を周り、応援熱を高めるとともに折り紙カードでの応援メッセージを集めます。

会見では田嶋会長が、目標達成に向け「一番必要なのは、日本中からの応援。今日を皮切りに、全国津々浦々で機運を高めていきたいです」と挨拶。2002FIFAワールドカップ日本/韓国などに出場した宮本理事も、自身が応援を受けた当時を思い出し、「思いや気持ちをぜひ届けてもらいたいです」と応援を呼びかけました。

9月のドイツ遠征ではパブリックビューイングも行われる予定で、その企画に参加する見取り図の盛山晋太郎さんとリリーさんも登場。「日本をSAMURAI BLUE一色にしていただきたい」(盛山さん)、「日本が世界のトップに立つ景色を見せてほしい」(リリーさん)と、期待を込めながら応援メッセージを記していました。

会見後にはバスの出発式も行われ、新しい景色を目指したプロジェクトがスタートを切りました。

登壇者コメント

田嶋幸三 JFA会長
森保一監督と選手たちのカタール大会に懸ける思いは、予選で苦労したからこそ強くなっています。今まで見たことがないベスト8の景色を見たいと真剣に考えています。今回、私たちがまだ見ていない景色を見ている3チームと戦えるのは光栄ですが、恐れるものなく大会に臨めると確信しています。一番必要なのは日本中からの応援です。今日を皮切りに、全国津々浦々で機運を高めていきたいです。私たちもサッカー界を挙げてサポートし、勝つために努力していきます。

宮本恒靖 JFA理事
日韓大会では、スタジアムに向かうバスの沿道で誰もが手を振ってくれて、新幹線で移動する時にも駅にたくさんの人が来てくれました。その光景を見た時には、やるしかないと心奮い立つものがありました。今回、応援のために現地に行くのは難しいかもしれませんが、思いや気持ちをぜひ届けてもらいたいです。そういう思いは必ずパワーになりますし、選手たちは期待を意気に感じてやってくれると思います。

盛山晋太郎 さん
FIFAワールドカップへの期待が高まっています。サッカーを知らないビギナーの方にも興味を持ってもらいたいし、日本をSAMURAI BLUE一色にしていただきたいです。日本代表を応援するのはこんなに楽しいんだ、という思いでやらせていただきます。私が折り紙メッセージカードに書いたように、日本代表には世界の度肝を抜いてほしいです。

リリー さん
私は小学校からサッカーをしていて、高校最後の試合が始まる前に、マネージャーの女の子が、泣きながら「今までありがとう」と言ってくれました。その時に、サッカーを頑張ってきて良かったなと思った記憶が、今回の企画を機によみがえりました。僕は本当に日本代表には優勝してほしい、世界のトップに立つ景色を見せてほしい、と思っています。

FIFAワールドカップカタール2022

大会期間：2022年11月21日(月)～2022年12月18日(日)
グループステージ
第1戦　11月23日(水) 16:00[現地時間] vs ドイツ代表
第2戦　11月27日(日) 13:00[現地時間] vs コスタリカ代表
第3戦　12月1日(木) 22:00[現地時間]  vs スペイン代表

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