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JFA・キリンビッグスマイルフィールドを岩手県宮古市で開催
2017年09月11日
2017年初めてとなる「JFA・キリンビッグスマイルフィールド」が9月10日(日)に、岩手県宮古市の宮古運動公園陸上競技場で開催されました。これまでJFA・キリンスマイルフィールドとして、東日本大震災後6年間で693の小学校を訪問し、学校の授業のなかで元サッカー日本代表によるサッカー教室を行ってきました。今年からは子どもたちの笑顔が大人の笑顔に、地域の笑顔が東北全体の笑顔につながるようにさらに進化したサッカーイベント「JFA・キリンビッグスマイルフィールド」として行われることとなりました。
今回は元日本代表の水沼貴史さん、小島伸幸さん、秋田豊さん、中西永輔さんをコーチとしてお招きしたサッカー教室を始め、キックターゲットやキックスピードなどのアトラクションも行われました。午前中のサッカー教室はサッカー経験者向けに行われ、145人の子どもたちが参加しました。午後のサッカー教室は初めてサッカーを教わる75人の子どもたちが参加しました。子どもたちは目標を持って取り組むことの大切さをコーチたちから教わり、最後まで元気に笑顔でボールを追いかけました。また会場の外では、地元の食材をつかったカレーやひっつみ汁などのマルシェも開かれ、多くの家族連れなどで賑わいました。
今後は10月14日(土)に福島県郡山市、12月10日(日)に宮城県南三陸町で開催いたします。応募方法など詳細は下記からご確認ください。たくさんのご参加をお待ちしております。
コメント
花輪依咲 選手(デルフィーレ田老)
今回、震災後に新しく出来た運動場で元日本代表選手と一緒にサッカーが出来て、とてもうれしかったです。サッカー教室では、ドリブルやパスコントロール、ミニゲームを行い、サッカーを通して運動することの楽しさ、仲間と協力することの大切さを学ぶことが出来ました。また、自分の目標をもってあきらめずに挑戦することや、運動中の水分補給についてなどわかりやすく教えていただきました。元日本代表選手のキック力やボールコントロールのうまさを目の前で見て「すごい」と思ったし、自分も、もっともっと上手くなりたいと思いました。私の住んでいる田老は、震災で大きな被害を受けましたが、沢山の方々から支援してもらい、サッカーを続けることが出来たこと、とても感謝しております。今日、教えてもらったことを生かして、これからも頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
山本信幸 代表者兼指導者(デルフィーレ田老)
本日はありがとうございました。復興支援特任コーチの加藤久さん、手倉森浩さんの継続的な支援も含め、日本サッカー協会、Jリーグ、KIRINグループの皆様からたくさんの支援を頂き、感謝しています。今年は、岩手県沿岸部でも山田町、大船渡市でも新しい人工芝グラウンドが整備される予定で、津波の被害を受けた沿岸地域も6年が経過し、ようやく復興の兆しが見えてきています。これまでの全国のサッカーファミリーからも支援に感謝しています。
森亮 専務理事(岩手県サッカー協会)
沿岸地域の子どもたちの笑顔が見られてとても嬉しかったです。岩手県サッカー協会でも様々な復興支援活動をしていますが、全国のサッカーファミリーからの支援が継続しており、サッカーの力を再認識しています。復興も道半ばなので、継続的に支援していきたいと思います。