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日本人学校サッカー交流会及び女子サッカー指導者向け講習会を実施~スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南米・日本 U-17サッカー交流~
2019年02月24日
独立行政法人 日本スポーツ振興センター(JSC)のプログラム「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環として開催されている南米・日本 U-17サッカー交流プログラム2日目の2月21日(木)は、サンチャゴ日本人学校とのサッカー交流会及び女子サッカー指導者向け講習会が実施されました。
サンチャゴ日本人学校とのサッカー交流会は、在チリ日本国大使館のご協力のもと実現に至りました。40名の小・中学生生徒が参加し、U-17日本代表の森山佳郎監督をはじめとするコーチ陣や選手と、交流の場を楽しんでいました。
交流会では、学年ごとに3つのグループに分かれ、ボールを使ったミニゲームを実施。ミニゲーム後に行われた試合形式のゲームでは、コーチや選手に負けじと、子どもたちも必死にボールを追いかけていました。
さらに、参加した子どもたちより、U-17日本代表も参加予定のFIFA U-17ワールドカップ(2019年10月開催予定)に向けたエールが送られ、U-17日本代表からも子どもたちに向けてメッセージが送られました。
また、交流会と同じ日に、チリ男子代表の宿泊及びトレーニング施設であるComplejo Deportivo Juan Pinto Duranにて、女子サッカー指導者向けの講習が開催されました。
講習会は、午前中に講義、午後に実技のセッションの2部構成で行われ、チリのクラブチームに所属する女子サッカー指導者20名が参加しました。轟奈都子ナショナルトレセンコーチの講義を熱心に受け、講義中は日本女子サッカーの育成システムや、育成年代の指導方法に関する質問が多く飛び交い、受講者の関心が高いことがわかりました。
午後には、施設内の練習場で約2時間の実技講習を行い、参加者は実際に体を動かして、練習メニューや指導方法を学んでいました。講習会は、チリ男子代表監督のレイナルド・ルエダ氏による挨拶で締めくくられました。
交流プログラム4日目の23日(土)は、プログラム最後の1試合が行われ、2試合を勝利したU-17パラグアイ代表が優勝しました。U-17日本代表は1勝1敗の2位で終えました。
22日(金)及び23日(土)に開催されたU-17日本代表の試合の結果は以下の通りです。
2月22日(金) | U-17パラグアイ代表 2-1 (1-1) U-17日本代表 |
---|---|
2月23日(土) | U-17日本代表 3-1 (2-0) U-17チリ代表 |
コメント
Luis Ahumada Perez チリサッカー連盟 チリ代表ユースチームヘッドコーチ
このような貴重な機会を与えてくれたことに大変感謝しています。世界でもトップクラスのレベルである日本の女子サッカーに関する講習会を受けることができて本当に嬉しく思います。今回特に新鮮だったのは、日本の一貫したシステマティックな練習方法です。また、JFAの理念は大変勉強になり、日本の組織力や規律、一貫性、継続性を見習っていきたいです。今回学んだことを今後必ず活かし、チリ女子サッカーの発展につなげていきたいと思います。
轟奈都子 JFAナショナルトレセンコーチ
今回のチリでの講習会は、私にとって初めての経験であり、最初は参加者が求めている内容に沿った講習ができるかが心配でしたが、進めていくうちにニーズや要望がわかるようになり、私自身も多くのことを学ぶ良い機会になりました。この講習会を通して、チリサッカー界が女子サッカーに大変関心を持っており、向上に向けて力を注いでいることがわかりました。チリと日本の距離は離れていますが、これからもお互いのサッカーが発展していけるように頑張っていきたいと思います。
スケジュール
SFTプログラム 南米・日本サッカー交流 | ||
---|---|---|
2月20日(水) | 2-1 | トレーニングマッチ vs. U-19 CSDコロコロ(Colo-Colo) |
18:00 | 試合観戦【U-17チリ代表 vs. U-17パラグアイ代表】 (Estadio Munichipal de San Bernardo) |
|
2月21日(木) | AM | トレーニング |
AM | サッカー交流会(サンチャゴ日本人学校) | |
2月22日(金) | 1-2 | 第1戦 vs. U-17パラグアイ代表(Estadio Munichipal de San Bernardo) |
2月23日(土) | 3-1 | 第2戦 vs. U-17チリ代表(Estadio Munichipal de San Bernardo) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」とは
2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を東京に招致する際、IOC総会において安倍晋三首相が発表したことをきっかけに始まった日本政府が推進するスポーツを通じた国際貢献事業です。2014年から2020年までの7年間で、開発途上国をはじめとする100カ国以上・1000万人以上を対象としたあらゆる世代の人々にスポーツの価値を広げていく取組みです。
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