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ベトナムサッカー連盟主催 AFCプロディプロマコース(クラブアタッチメントプログラム)を実施
2022年09月26日
ベトナムサッカー連盟が主催するAFCプロディプロマコースの海外研修が、8月27日(土)から9月19日(月)までの約3週間、関東で実施されました。
AFCプロディプロマコースとは、アジアサッカー連盟が定める指導者制度の最高位に値する指導者ライセンスの習得を目指すコースで、4つのモジュールに分かれています。今回は第2回のモジュールで、クラブアタッチメントがテーマとなりました。湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、東京ヴェルディ、横浜FCの協力のもと、受講生たちは実際にトップチームとユースチームの練習と試合を分析し、監督やGMなどクラブスタッフとの質疑応答などを経て、試合に向けての準備、監督としての振る舞い方、プロクラブの在り方などを学びました。
その他にも、高円宮記念JFA夢フィールドで日本サッカーのビジョンとユース育成、フィジカルフィットネスプロジェクトやGKプロジェクトなどの講義を受けて、知識を深めました。
分析をした試合は以下となります。
9月3日(土) | 湘南ベルマーレ vs 川崎フロンターレ @レモンガススタジアム平塚(2-1) |
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9月10日(土) | 川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島 @等々力陸上競技場(4-0) |
9月14日(水) | 東京ヴェルディ vs ブラウブリッツ秋田 @味の素スタジアム(0-2) |
9月18日(日) | 横浜FC vs ヴァンフォーレ甲府 @ニッパツ三ツ沢球技場(1-0) |
AFC Elite Instructor コメント
⾜達勇輔 ベトナムサッカー連盟 技術委員⻑
この度、ベトナムサッカー連盟が主催するAFCプロディプロマコースの4つのモジュールのうち、2つ⽬のモジュールである海外クラブアタッチメント研修をJFAの全⾯的なご協⼒により⾏うことができました。
参加した受講⽣は、Vリーグ(ベトナムプロリーグ)の監督・コーチを含む総勢12名でした。
研修の内容は以下となります。
・JFAの様々な取り組みの歴史とこれからの施策の講義および視察(影⼭⽒/中⼭⽒/⻄川⽒)
・JFAフィジカルフィットネスプロジェクト(菅野⽒/安松⽒)、GKプロジェクト(川俣⽒)からの講義および実技
・Jリーグトップチームおよびアカデミーのトレーニング・試合の視察と分析(湘南ベルマーレ/川崎フロンターレ/東京ヴェルディ/横浜FC)
・Jリーグ・天皇杯観戦(川崎フロンターレ/湘南ベルマーレ/栃⽊SC/ザスパクサツ群⾺/サンフレッチェ広島/YSCC横浜/SC相模原/東京ヴェルディ/ブラウブリッツ秋⽥/柏レイソル/横浜FC/ヴァンフォーレ甲府)
・⽇本サッカーの選⼿育成の多岐に渡るパスウェイの理解を深めるための講義およびタウンクラブ、部活動、Jクラブアカデミーなどのトレーニング、エリートプログラムおよびリーグ戦視察。(幕張総合⾼校/FCトリプレッタ渋谷/東京都トレセン/プレミアリーグEast/U13関東ユースリーグ/星原⽒)
以上を3週間のプログラムとして⾏いました。
1週⽬にJFAの取り組みを座学で学んだ後、2週⽬以降は、主に様々な現場を訪問し、Jリーグを観戦して多くのことを学びました。J1・J2クラブの訪問時には、監督からトレーニングの狙い、監督としての哲学、育成選⼿からプロ選⼿までの指導の考え⽅などの講義をしていただきました。また、強化担当者の⽅からは、クラブ哲学、アカデミーからトップチームまでの育成強化の⼀貫性の考え⽅、チーム強化と選⼿の移籍について、クラブ予算と配分などを講義していただきました。全てのプログラムで改めて⽇本サッカーの取り組みの素晴らしさを実感することができました。今回の研修で学んだことは、受講⽣にとってこれからの取り組みへの⽣涯の財産になると同時にベトナムサッカーの更なる発展に寄与することと信じています。
最後に今講習会の実現にご尽⼒頂いたJFA関係者、Jリーグ関係者の皆様に⼼より深く感謝申し上げます。
受講者コメント
CHU DINH NGHIEMさん
今回の日本研修では、JFAのホスピタリティーが素晴らしく、またJFAスタッフの方々の心からの歓迎が素晴らしかったです。様々な講習を受けましたが、JFAの組織の大きさに驚くとともに、各部署が連携して未来へ向けたミッションに同じベクトルで取り組んでいることがわかりました。日本には、多くの関係者の努力で各年代のリーグがあることも大変勉強になりました。タウンクラブ、Jクラブなどのクラブ研修では、アカデミーの運営方法などもとても勉強になりました。ゲーム分析の講義では、OFFの局面をもっと分析できるように努力していきたいと思います。これらの情報を自クラブのオーナーと共有して日本の育成組織を参考により良いアカデミーを作ることに努力したいと思います。
最後に全てのカテゴリーの試合で選手がレフェリーをリスペクトしていることがとても印象的でした。お互いの関係がとても良く、フェアプレーの気持ちがとても伝わってきました。ベトナムでもこの精神を伝えていきたいと思いました。
VAN THI THANHさん
私は、以前選手として日本に来たことがあります。その時から日本人のおもてなしについての非常に良い印象を持っていました。スタッフから管理者までいつも熱心で親切に手伝ってくれました。そして、皆さんはいつも笑顔で迎えてくれました。JFAは、今回の研修を開催するため、私たちのために非常に頑張ってくれました。研修するクラブをはじめ宿泊や手伝ってくれるリエゾンまで手配していただきました。夜遅い時間の講義にもJFAスタッフは最後まで残ってくださいました。本当に感謝します。また今回は、JFAハウスやJFA夢フィールドで研修させていただきましたが、JFAハウスとJFA夢フィールドの施設はとても素晴らしかったです。アジア1と言っても過言ではないと思います。JクラブのGMや監督からの研修では、チーム運営について多くを学びました。特に各クラブの歴史、哲学、クラブの戦略について非常に勉強になったと同時に感銘を受けました。選手の育成についても多くのことを学びました。JFAアカデミーを始めJリーグのアカデミー、タウンクラブ、学校の部活からも多くを学びました。特に勉強になったのはやはり、プロを含め、どんなレベルでもサッカーを成長させたかったら『個の成長』、特に個人技術、個人戦術が鍵を握るということです。私は、ベトナムサッカー連盟の育成の仕事をやらせていただいていますが、今回日本にきてやはり自分が知識不足で改善するべきことがたくさんあると感じました。日本で勉強になったことを、ベトナムで日々の練習の中で生かしていきたいと思います。特に育成に対する考え方を生かしていきたいです。
HUA HIEN VINHさん
JFAには3週間にわたり全⾯的にそして丁寧にサポートしていただき本当に感謝の気持ちしかありません。本当に素晴らしいと思います。今回の⽇本研修では論理的な知識から実践まで様々な貴重な知識を得ることができました。特にベトナムではなかなか触れることができない情報がたくさんありました。例えば各カテゴリのリーグの運営のことです。ジュニアからプロのリーグまで皆が同じベクトルを共有し、努⼒して開催し運営していることに本当に感銘を受けました。またプロのコーチとして専⾨的な知識もたくさん学べました。例えばユースの育成で、プロの選⼿を育てるためにどうすればいいのか、各カテゴリーで、U10、U13、U15で何を⾝につけなければならないかなど勉強になりました。またチームをレベルアップするためのゲーム分析やプランニングについても勉強になりました。
ベトナムに帰ったらまず⾃分で今回の研修を振り返りたいと思います。頭を整理して⾃分のチームに必要な知識を使っていきたいと思います。ベトナムのサッカーの仲間に⽇本で勉強したことをたくさんシェアしたいです。
ベトナムのコーチ仲間に、実際⽇本にきて⾃分の⽬で⾒ることもお勧めしたいと思います。具体的には、⽇本のグラスルーツや学校の部活動などをぜひ⾒てもらいたいと思います。その他にも⽇本のトレセンや⽇本の指導者のレベルや取り組む姿勢なども⾒てもらいたいと思います。
AFC加盟協会の日本でのキャンプ・研修受入れ
日本サッカー協会では、日本でのキャンプ・研修の実施の要請があった場合、必要なアレンジを含めた受け入れ手配全般をコーディネートし、各国協会をサポートしています。
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