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中国北京市で全日本空輸株式会社(ANA)協賛による「夢の教室」オンラインを実施
2021年08月04日
2012年度よりJFAこころのプロジェクトへご支援をいただいている全日本空輸株式会社(ANA)の協賛による「夢の教室」を中国の北京日本人学校で7月2日(金)、約3年ぶりに開催しました。
新型コロナウイルスの影響でオンラインによる実施となった今回、夢先生として登壇したのは北京オリンピック競泳400メートルメドレーリレーの銅メダリストの佐藤久佳さん。
自身がメダルを獲得した北京の地で育つ子どもたちに授業を届けられることに「とても嬉しい。少しでも子どもたちのためになることが伝えられたら」と事前に話していた佐藤先生。子どもたちに親しんでもらいやすいようにと自ら「ヒッキーと呼んでね」という自己紹介から始まりました。
「出会いの時間」では、「ヒッキークイズ」で子どもたちとの距離感を縮め、その後北京オリンピックの映像を全員で見ました。モニターに流れる映像に子どもたちは「行けー!」、「いける!いける!」、「銅メダルすごい!」などまるで生放送を見ているかのように楽しみながら応援し、その様子をみたヒッキーも思わず笑顔が溢れました。
今回の「夢の教室」のメインとなるトークの時間に入ってからは、最初の楽しい雰囲気はそのままに、ときに情熱的に「誰かのために頑張るときに本当の努力ができる」、「夢に近づくためにはチャレンジすることが大切」と伝えました。日本と中国、オンラインを利用して離れた場所でも心が通じ合うかけがえのない時間となりました。
子どもたちと夢先生のやり取りは、授業の一日だけでは終わりません。北京で授業を受けた子どもたちは、それぞれの夢やヒッキーへのメッセージを「夢シート」に書きました。
その「夢シート」は、ANAによって夢先生の元に届けられそして、受け取った夢先生は子どもたち一人ひとりに返事を記入しANAが、北京の子どもたちの手に夢先生の写真とサインを添えて直接届けます。
夢先生コメント
佐藤久佳 さん(元 競泳選手)
ANA様のご支援の下、北京日本人学校の児童・生徒の皆さんにオンラインという形で出会うことができたことに感謝しています。
コロナ禍で大変な状況でも、元気で明るい児童達の姿や、しっかりとした夢を持っている児童・生徒達に、こちらが元気をもらうことができました。
今回出会うことが出来た児童・生徒の皆さんには何事にも“チャレンジ”をし、ANA様のご挨拶のお言葉にもあったように「夢に向かって羽ばたいて」いってほしいなと思います。
ご支援いただいたANA様、北京日本人学校(小学校・中学校)の皆様、本当にありがとうございました。
支援企業コメント
原雄三 様(全日空中国統括室長 兼 北京支店長)
ユメセンの取り組みは、アスリートの先生との交流により次世代を生きる子どもたちが将来に希望を持ち、自分の将来を考えるきっかけになるもので、私どもANAの「安心と信頼を基礎に、世界をつなぐ心の翼で夢にあふれる未来に貢献します」という会社の基本理念と想いを同じくするものです。コロナの影響で北京日本人学校での開催は、3年ぶりに実現しました。当日は佐藤先生ご自身の経験談とメッセージに目を輝かせて引き込まれている子どもたちの表情が印象的でした。「授業があっという間だった!」「楽しかった!」と興奮気味の子どもたちの反応を目の当たりにし、厳しい状況の中、一層今回の開催が大変有意義であり、素晴らしかったと思います。
小学校の先生コメント
青木和美 先生(北京日本人学校小学部 部長)
フレンドリーで、子どもたちに寄り添った語り口のヒッキー先生に子どもたちはくぎ付けでした。
在外教育施設に通う児童は、関われる大人は保護者や校内の教員など、とても限られているので、夢先生との出会いはとても新鮮で貴重な経験だったと思います。また、必ずしも夢まっしぐらではなく、叶えるまでに紆余曲折あったことも、ヒッキー先生が雲の上の特別な人ではなく、自分たちと同じところからスタートしているという身近な存在に感じたようです。
個別にいただけるヒッキー先生からのメッセージも、子どもたちの励みになり、きっと一生の宝物になることでしょう。「ヒッキー先生の話があったから頑張れたんだよ」という未来の夢先生の出現を楽しみにしています。
中学校の先生コメント
伊藤崇憲 先生(北京日本人学校中学部 部長)
ヒッキー!あえて愛称で呼ばせてください。部活はなく、限られた人間関係・場所の中で過ごす北京日本人学校の中学生にとって『夢』をもつことの大切さに気付く良い機会となりました。ヒッキーの爽やかな笑顔と、熱い語りで、話に引き込まれている生徒の姿がありました。
自分も学生時代含め長くスポーツに携わってきていますが、結果を出した人(オリンピックメダリスト)が語る言葉には、より魂がこもっていて、説得力がスゴイと感じました。まさに‟言霊”だと思いました。
夢をもつことの大切さ、夢に向かって努力すること、夢をかなえるために苦しさに打ち勝っていくことの大切さに気付くきっかけをつくっていただいたヒッキーはじめ関係者の皆様に感謝です。本当にありがとうございました!