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「MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田」の2021年度の活動が終了
2022年03月02日
愛知県豊田市、トヨタ自動車株式会社、中京大学、日本サッカー協会が協力し、豊田市内の子どもたちに「夢の教室」を届ける「MIRAIへつなぐ『夢の教室』 in 豊田」は、2021年度に予定されていたすべての活動を終えました。
7年目となる今年度も、昨年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止の為、直接学校に訪れることはせず、夢先生は東京のJFAハウスやトヨタ自動車、中京大学などから子どもたちのいる豊田市内にある小学校とオンラインでつなぎ「夢の教室」を開催しました。
今年度豊田市内では、52校102クラスで夢の教室が開催され、昨年夏に行われた東京オリンピック2020にソフトボール日本代表として出場した後藤希友選手や、トヨタ自動車から技能五輪に出場した堀有希さんなど、トヨタ自動車や中京大学等に所属しているアスリート等56名が夢先生として登壇しました。
夢先生コメント
坂下里士 さん 元スピードスケート日本代表(トヨタ自動車株式会社 モノづくりエンジニアリング部)
今回はオンライン授業の為、児童達と直接顔を合せることが叶わず残念でした。しかし、画面越しだからこそ起きるハプニングやそれによって発生する楽しみもありました。児童達には「”楽しい授業”にするため、みんなに盛り上げて欲しい」と冒頭で伝えました。授業は児童達が主体性を持ち、盛り上げてくれました。私の体験談を「自分を信じること」「毎日の努力」「チャレンジ」などのキーワードで出しながら話をしている最中も、多くの児童が良い表情をしながら聞いてくれました。最後に、夢を持ち努力する時は「全力で頑張る」、周りで努力する人が居たら「応援できる人」になって下さいと伝えました。児童達が壁に直面した時、勇気が欲しい時に、今回話をした内容が支えになればと思います。私も児童にパワー頂いたので、児童に負けないように頑張ります。幸せな時間を、ありがとうございました。
支援企業コメント
大橋靖 様(トヨタ自動車株式会社 スポーツ強化・地域貢献部)
トヨタは「失敗を恐れずチャレンジする」という価値観を大切にしており、「こころのプロジェクト」を通じて、未来を担う子どもたちに“アスリート”や“匠”の方から、喜びや努力だけでなく失敗など赤裸々な経験談を交えてお伝えし、子どもたちの"夢"を応援してきました。これまで学校へ伺い実施して来ました「夢の教室」は、新型コロナウイルスにより開催が危ぶまれましたが、多くの方の支えでオンラインでの「夢の教室」を再スタートさせることが出来たものの、当初は問題続きでした。
先ずオンライン授業の難しさとして、発信場所の確保と機材調達など主にハード面、更に学校訪問時に、生徒との距離を縮めるためにゲームを実施しコミュニケーションを図ってきましたが、画面越しでの授業となり、初対面の先生に興味を持って頂く自己紹介動画の作成には、とても苦労しました。その他にも積極的に話題へ引込む話し方やパネルの見せ方・イラスト活用に加え、カメラ目線への気配りなどをマニュアル化し、リハーサルを通じてオンラインでも品質を落とすことのない授業で『子どもたちに更なる感動!』をキャッチフレーズに関係者一同取り組んで参りました。
最後にオンライン授業という新たな取り組みにご賛同頂きました皆様に心より感謝すると共に、"夢"を持つことの大切さを共有出来たことを大変嬉しく思います。一日でも早く皆さんと学校の教壇でお会い出来ることを心待ちにしております。本当にありがとうございました。