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北海道網走市 市内6つの小学校で「夢の教室」を開催
2023年09月13日
JFAこころのプロジェクトは8月29日(火)~9月1日(金)に北海道網走市内の小学校6校を対象に、「夢の教室」を開催しました。
網走市では2019年度以来、4年ぶりに実際に夢先生が学校を訪問する、対面形式での「夢の教室」を実施しました。
今回は4日間で6つの小学校の子どもたちと3名の夢先生が交流。
子どもたちは、「ゲームの時間」開始直後から元気な笑顔で夢先生を迎え入れてくれました。
作戦タイムではゲームの成功に向けて活発に意見を出し合い、成功した後には夢先生と一緒に喜びを分かち合いました。
続く教室での「トークの時間」では、それぞれの夢先生の実体験に基づく話しを、子どもたちが目を輝かせながら真剣に聞き入り、質問されたときには積極的に発言するメリハリのある姿が印象的でした。
網走市では来年2月に残り3校の小学5年生を対象に、「夢の教室」を開催します。
◆北海道網走市 8・9月の実施校(カッコ内は登壇した夢先生の氏名/競技 ※敬称略)
中央小学校・西が丘小学校(播戸竜二/サッカー)
網走小学校・呼人小学校(平瀬真由美/ゴルフ)
網走小学校・東小学校・白鳥台小学校(杉本一樹/空手)
夢先生コメント
播戸竜二 さん(元プロサッカー選手)
2000年、2001年と北海道コンサドーレ札幌でプレーし、北海道は僕がプロとしても人としても成長させてもらった場所という想いが今も強くあります。
その恩返しというわけではないですが、「現役時代に受けた声援・応援を次の世代の子どもたちに伝えたい、繋げたい」という想いでゲームの時間・トークの時間とも登壇しました。
今回は2つの小学校で登壇しましたが、どちらの学校の子どもたちもみんな純粋だと感じました。とくに午後の小学校は7人という少人数での授業でしたが、その7人の仲が良く、しっかりと話を聞いてくれました。一緒に活動する中で少ない人数でもみんなが支え合って勉強も生活もしていることを感じました。
その子どもたちに、何かひとつでも将来につながるような経験や言葉が届けられていれば嬉しいです。
昨年度まではオンラインでの登壇でしたが、今回このように直接会って色々な話しができること、一緒にゲームができることは、夢先生側にも勉強になる経験で、お互いにとって良い取り組みだと改めて感じました。
自治体関係者コメント
篠原宏寿 さん(網走市教育委員会 社会教育部 スポーツ課 スポーツ振興係 係長)
「夢の教室」を開催していただき、子どもたちは大きく変わりました。気づきがたくさんあったと思います。
どの夢先生も素晴らしい教室を実施してくださいました。
夢先生がお話しされた言葉の中から共通するキーワードは何かと考えますと
「夢を持つ」ことが大切
「夢中」になることが大切
「楽しいや好き」と感じることが大切
「出来ない事が出来るようになる」と楽しい
「続ける」ことが大切
「辛いことの後には楽しいことがあること」
「夢が段々と目標になっていくこと」
「新たな夢に向かっていること」などがありました。
夢先生の実体験を基にしたお話には説得力があり、子どもたちが食い入る様にお話しを聞いていたのが印象的でした。
また、担任の先生方が「子どもたちのあの笑顔を引き出せるってすごいことですね。僕たちもあの笑顔を引き出さないとダメだと再認識しました」と仰っていたのが印象的でした。これからも先生方はあの笑顔を引き出すために、いろんな準備をして子どもたちと卒業まで一緒に頑張って過ごしていかれるのだと思うと、素敵だと思いました。
教育委員会としては全ての小学5年生と触れ合っていただき、色々な気づきのきっかけをいただいたことに感謝しています。
これから5年後10年度、様々なことに向かう際に「あの時こんなことを教わったな」ということを1人でも多くの人に思い出してもらいたいなと思います。