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セレッソ大阪堺ガールズが初載冠! 第20回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会

2015年08月01日

セレッソ大阪堺ガールズが初載冠! 第20回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会

U-15年代の女子チーム日本一を決する「第20回全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会」は7月31日(金)、決勝戦が開催され、JFAアカデミー福島(東海1/静岡)とセレッソ大阪堺ガールズ(関西2/大阪)が初優勝をかけて対戦しました。

決勝戦

JFAアカデミー福島 0-1(前半0-0、後半0-1) セレッソ大阪堺ガールズ

日本一を争う大一番で、先に仕掛けたのはJFAアカデミー福島でした。3分、十川ゆき選手のパスを受けた遠藤純選手が相手を振り切り、ペナルティーエリアに侵入。ゴール前に速いボールを送りましたが、味方に合いません。13分にも富岡千宙選手が後方からのパスに反応してゴール前に飛び出しましたが、相手GKの山下莉奈選手に阻まれました。

序盤は劣勢に立たされたセレッソ大阪堺ガールズでしたが、「ボールを動かされることは分かっていた」(岡本三代監督)と焦りはありません。「球際や勝負の部分で絶対に負けないように」という指示どおり、粘り強く無失点をキープします。時間の経過とともに、「1人が行った後、みんなが連動していくことを徹底していた」(宮本春花選手)とボールを奪う場面が増え始め、前半終了間際には、高い位置でインターセプトした善積わらい選手がそのままラストパスを供給。宮本選手が際どいシュートを放つなど、セレッソがリズムを取り戻して前半を終えました。

後半は、「立ち上がりの5分を大事にしたかった」という岡本監督の狙いどおり、セレッソが攻勢を強める展開に。34分、右サイドで仕掛けた中村萌愛選手が宮本選手にパスを通すと、宮本選手はドリブルで相手を振り切り、ゴール前に進出。「練習で左足のシュートが決まっていたので、入りそうな気がしていた」と思い切り良く放った一撃がゴールネットを揺らしました。指揮官が「幼い部分があったけれど、今大会で一番成長した」と評する宮本選手の活躍で先制したセレッソでしたが、以降は苦しい時間を強いられます。1点を追うアカデミーは40分、右サイドを崩すと、最後は十川選手がクロスバー直撃のシュートを放つなど、積極的にゴールを狙います。

残り10分を切ってさらに攻撃の手を強めるアカデミーに対し、「この試合に勝つんだという気持ちが強かった。走り切ることの重要性を理解していた」(岡本監督)というセレッソは、運動量で相手の攻撃に応対。体を張ってピンチを防ぎ続けた末にタイムアップの瞬間を迎え、全国327チームの頂点に立ちました。なお、試合後の表彰式では準優勝のJFAアカデミー福島にフェアプレー賞が贈られました。

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監督・選手コメント

岡本三代 監督(セレッソ大阪堺ガールズ)
今年、3年生を迎える選手は、入団当初は8人いました。でも、1人が退団し、もう1人は大ケガをしてしまい、いまは6人で活動しています。今大会は3年生にとって、最後の大舞台。初戦の前に、「6人で8人分、頑張ろう」と話した結果、チームがまとまり、目的を達成することができて良かったです。また、試合会場である堺市には日ごろからサポートをしていただいています。その恩返しができたこともうれしいです。

年本有優香 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
チーム全員で戦い、念願の全国制覇を達成することができてとてもうれしいです。相手はスピードがあって、危ない場面も迎えたけれど、GKの(山下)莉奈が頑張って、無失点に抑えてくれたので助かりました。ゴールが決まった瞬間は、本当にうれしかったのですが、「集中し続けないと追いつかれてしまう」という気持ちの方が強かったです。大会初戦のころはみんなガチガチに緊張していましたが、試合を重ねるごとに技術が上がり、メンタル的にも強くなったと思います。

見汐翔太 監督(JFAアカデミー福島)
緊張感や疲労があったせいか、選手たちはアップのときから体が重いように感じました。準優勝という結果に終わりましたが、みんなよく頑張ってくれたと思います。選手起用など、僕の未熟さが出てしまいました。相手のセレッソ大阪は下級生が多いチームですが、最後まで球際の激しさを貫いていたので、自分たちにとって脅威でした。彼女たちを見習いつつ今日の結果を受け止め、今後の成長につながるようにしたいです。

遠藤純 選手(JFAアカデミー福島)
セレッソ大阪はチームワークが良く、攻撃に出たときの迫力がありました。決勝に進んできただけあって、これまでの相手とは違うと思っていましたが、その部分を差し引いても、自分のプレーが出せずに悔しいです。しかし決勝まで1試合1試合を勝ち切ることができたので、最高の思い出をつくることができました。もちろん、優勝したかったけれど、準優勝という結果を受け止め、またこれから頑張ります。

3位決定戦

十文字中学校 1-1 (前半0-1、後半1-0、PK4-5)アルビレックス新潟レディースU-15

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