皇后杯 JFA 第41回全日本女子サッカー選手権大会は、11月23日(土)、24日(日)に上野運動公園競技場など4会場を舞台に、2回戦16試合が行われます。

皇后杯を2連覇中の日テレ・ベレーザ（なでしこ1部／東京）は、この2回戦からの登場です。ここまでなでしこリーグ、そしてリーグカップの2冠を獲得した日テレは、26日(火)から30(土)まで韓国で開催される女子クラブ選手権2019 FIFA/AFCパイロット版トーナメントにも参戦が決まっています。ハードスケジュールをこなしながら、目標として掲げてきた日本女子サッカー界の3冠に挑みます。この絶対女王へ最初に挑むのは、なでしこ2部の大和シルフィード（なでしこ2部／神奈川）です。最終節までもつれた残留争いを制して、プレッシャーから解放された精神状態で臨む戦いが功を奏するでしょうか。

上野運動公園競技場には、ここをホームにする伊賀FCくノ一（なでしこ1部／三重）も初戦に臨みます。単独チームとして参加した茨城国体では、リーグ戦から5日連続のゲームを乗り切って優勝しました。ノックアウト方式のトーナメントで、今季、2つめのタイトルを目指します。伊賀FCは、FCふじざくらとの入れ替え戦を2連勝で乗り切ったチャレンジリーグの新潟医療福祉大学（北信越／新潟）を迎えます。

なでしこリーグで日テレをあと一歩のところまで追い詰めた浦和レッズレディース（なでしこ1部／埼玉）は、佐久総合運動公園陸上競技場から、今季最後のタイトルにチャレンジします。チャレンジャーは、東洋大学（関東／群馬）を延長戦の末に破った常盤木学園高校（東北／宮城）。同世代だけでなく、大人のチームに勝つことを目標にしてきたチームは、過去の大会でも観衆を沸かせてきました。高校生らしいファイトが期待されます。

ここ10年間での優勝回数では、日テレを上回るのがINAC神戸レオネッサ（なでしこ1部／兵庫）です。こちらは、2010年度の初タイトルを皮切りに、ここまで6回の優勝を飾り、今大会は3年ぶりの戴冠を目指します。準ホームと言える三木総合防災公園陸上競技場でI神戸が迎え撃つのは、藤枝順心高校（東海／静岡）。FIFA女子ワールドカップフランス2019に出場した杉田妃和選手ら、同校のOGも所属するトップチームに真っ向勝負を挑みます。

ホームで始動するのは、アルビレックス新潟レディース（なでしこ1部／新潟）も同じです。新潟市陸上競技場でのゲームは、北海道文教大明清高校（北海道）との顔合わせです。23日は、もう一つのカードもジェフユナイテッド千葉レディース（なでしこ1部／千葉）が、岡山県作陽高校（中国／岡山）の挑戦を受けます。

日体大FIELDS横浜（なでしこ1部／神奈川）も2回戦から出場します。新潟市陸上競技場で行われるゲームは、吉備国際大学Charme岡山高梁（中国／岡山）を破った、早稲田大学（関東／東京）が相手です。早稲田大は、初戦に続き、2回戦も大学を母体とするチームとの対戦に臨みます。

なでしこ1部から、地域リーグ、高校生まで、各カテゴリーを超えて合いまみえる皇后杯。その面白さが凝縮された2回戦は、11月23日(土)、24日(日)に行われます。

開催期間：2019/11/2(土)～2019/12/29(日)
【1回戦】2019年11月2日(土)・3日(日)
【2回戦】11月23日(土)・24日(日)
【3回戦】11月30(土)・12月1日(日)
【準々決勝】12月8日(日)
【準決勝】12月22日(日)
【決勝】12月29日(日)

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