JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > なでしこジャパン 最高の一体感を見せてトレーニングキャンプ最終日を迎える

ニュース

なでしこジャパン 最高の一体感を見せてトレーニングキャンプ最終日を迎える

2020年11月29日

なでしこジャパン 最高の一体感を見せてトレーニングキャンプ最終日を迎える

なでしこジャパンのトレーニングキャンプは終盤を迎え、28日(土)のトレーニングを終えて残すところあと1日となりました。この日は午前中に1回トレーニングを行い、午後は各々がコンディションを調整する一日となりました。

トレーニングでは引き続き攻撃に重点を置いたメニューに取り組みます。高倉麻子監督がミーティングで「パスサッカーの安定が最大の防御」と話したように、これまでも自分たちのボールを失わずにチャンスを伺いながら攻撃することを目指して取り組んできましたが、ゴールを目指すという最優先すべき目標を見失わないように、チャンスを作ったらそこを積極的に使うことを繰り返しインプットします。ゴール前は相手も懸命にゴールを守る状況でボールを失うことも想定し、直後の守備まで考えた攻守が表裏一体となったサッカーの全体像を、トレーニングを通じて全員で突き詰める作業が続きます。

ウォーミングアップを兼ねたトレーニングや、その後の攻守が目まぐるしく入れ替わる4対4の攻防などのトレーニングでは、充実している様子を反映するようにピッチ内外からたくさんの声が聞こえ、最高の盛り上がりと一体感を見せていました。最後は翌日のトレーニングマッチに向けてフリーキックの守備を入念にチェックして終了となりました。

夕食後のミーティングでは、トレーニングマッチとこの活動の解散を翌日に控え、あらためてチームのコンセプトを振り返るミーティングが行われました。先日の男子高校生とのトレーニングマッチを映像で振り返り、チームの狙いに対して実践できた部分と、引き続き取り組まなければいけない部分を確認して最終日のトレーニングマッチに臨みます。

選手コメント

DF 清水梨紗 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
守備に関しては、全員でスライドしてワンサイドに追い込むということをチームで目指していて、その点は前回のキャンプのトレーニングマッチよりできていたと思います。先日の男子高校生との試合中に4-3-3に変わったときに、ボールの狙い所が定まらない時間帯があり、そこは試合に出ている11人でここだと決めないといけませんし、もっと臨機応変に対応していかないといけないと感じました。プレーが合わなかったときに、どういう意図を持ってプレーしたのか、自分も話しますし、相手からも聞くようにしています。そこが合っていけばいいなと思い、そのプレーが終わったときや、プレーが止まったときに話すようにしています。

MF 猶本光 選手(浦和レッズレディース)
所属チームではトップ下や左サイドで起用されることが多く、代表では今回右サイドですが、あまりそこに違いは感じていません。所属チームでも最初はポジションが決まっていますが、試合中は流動的で、あまり違和感なくプレーできています。なでしこリーグで優勝できたことはすごく嬉しいですし、ドイツから帰国して優勝に貢献できたことは良かったと思っています。代表チームは代表チームで、先月に続いて短いスパンで活動できていることはプラスに思っていて、10月からさらに積み上がっているなと感じます。トレーニングや試合をする中で個々の特徴を掴んで、例えば距離感が合ってきているなど、そういった部分で10月よりはいい感覚があります。

MF 三浦成美 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
男子高校生とのトレーニングマッチでは、中盤含めて全体的にスペースがあって、ボールの受けやすさはありましたが、4-1-4-1になったことでよりインサイドハーフの長谷川選手や杉田選手が自由に受けられる場面が増えました。自分に来なければインサイドハーフの選手が空きますし、逆に自分が引けば自分が空くしと、新しい形が見えて楽しかったです。チャンスがあれば上がってゴールに絡みたいとは思いますが、自分がバランサーになってゲームを作る形も面白くて好きだなと思いました。今回も新しい選手が参加していますが、皆同じ共通意識でプレーできていますし、水谷選手は同じタイプでやりやすいですし、サッカーの話もできています。最近は同じポジションに似たタイプの選手が増えてきて、負けられないと思うところもありますが、それぞれの良いところがあるので、すごく勉強になっています。

FW 田中美南 選手(INAC神戸レオネッサ)
昨日の相手に関して言えば、持たれていてもあまり嫌な感じはしませんでした。慌てて出ることもありませんでしたし、それでうまく後ろもはまっていました。相手が運んできたところにプレスにいくという形を共有できたことは良かったと思います。4-2-3-1のフォーメーションで始まり、途中から4-3-3に変わったことで、前線に厚みが出るのは面白いなと思いました。突然の変更だったということもあって細かいところは共有できていなかったので、今後チームとしてこうやろうという形ができてくれば面白い感じになるなと思いました。

スケジュール

11月23日(月・祝) PM トレーニング
11月24日(火) PM トレーニング
11月25日(水) AM/PM トレーニング
11月26日(木) 4-0 合同トレーニング ふたば未来学園高
11月27日(金) PM トレーニング
11月28日(土) AM トレーニング
11月29日(日) AM 合同トレーニング いわきFC U-18

※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー