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再始動 ~JFAアカデミー福島 スタッフ通信特別編
2021年03月12日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島のレポートを担当するのは総務の堤葉子さんです。
静岡県での活動継続・福島県での活動再開
JFAアカデミー福島男女総務の堤葉子です。今回のスタッフ通信では特別編として、2021年4月からのJFAアカデミー福島の活動体制についてご紹介します。
2021年3月2日に10期生(高校3年)の男子12名、女子7名がJFAアカデミー福島を卒校しました。今年の卒校式は入校式に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、在校生と保護者参加の縮小開催となりました。10期生にとって最後の一年が思いも寄らない形で過ぎてしまったことは無念かもしれません。いまだ明るい見通しは立ちませんが、この先、それぞれの進路先で活躍してくれることを祈るばかりです。
4月から男子は11~15期生の5学年、女子は11~16期生の6学年が静岡県での活動を継続します。女子の活動は例年とほぼ変わりませんが、男子は16期生(中学1年)が静岡県で活動しないことと、14期生(中学3年)以降は、U-15年代の3年プログラムに変更となります。中学校卒業と同時にJFAアカデミー福島も卒校となるため、14期生はすでに高校などの進路活動を進めています。6年プログラムに比べると非常に短く感じられますが、その時間を補うべく、さらに情熱を持って選手と向き合う覚悟で取り組んでいきます。
4月の16期生入校から、JFAアカデミー福島男子の活動を10年振りに福島県で再開します。中学校は居住地学区にある広野町立広野中学校に通学します。2021年は中学1年生の1学年のみとなり、2006年の開校時のように3年をかけて全学年が揃います。身近に先輩がいないことの良し悪しはありますが、自分たちが新たな歴史をつくる第一歩を担っていることを自覚し、責任ある振る舞いができることを期待しています。
感謝の再始動
2011年の東日本大震災により活動拠点を福島県から静岡県に移転して10年が経ちました。静岡県、三島市、御殿場市、裾野市、株式会社時之栖、帝人株式会社の皆様はじめ多くの方々のご支援がなければ、わたしたちの活動は続けることができませんでした。どれほど感謝してもしきれません。10年の間には男女あわせて191名がここを巣立ちました。この十分な環境が当たり前のことではないことは、もしかしたら卒校してからでないと本当の意味を知ることはできないかもしれません。いつも、いつまでも感謝の心を忘れずに持ち続けていきます。
また、この4月の再始動に向け、復興の最中であるにも関わらず、福島県、広野町、楢葉町、富岡町を中心とした双葉郡8町村の皆様にご協力をいただきました。受入体制を整えていただくことは、開校時よりもさらに難しいことだったかもしれません。そのご期待に沿えるよう、選手、スタッフともに力を合わせて日々の活動に取り組んでいきます。
高円宮殿下、高円宮妃殿下のお印である男子「柊」寮、女子「扇」寮での活動を誇りに、その名に恥じぬよう、一人一人生き続けることがフィロソフィーの具現化となるでしょう。
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