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SAMURAI BLUE、EAFF E-1サッカー選手権タイトル獲得へ始動

2022年07月18日

SAMURAI BLUE、EAFF E-1サッカー選手権タイトル獲得へ始動

SAMURAI BLUE(日本代表)は7月17日(日)、2日後に開幕する東アジア4カ国によるEAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会へ向けて千葉市内で練習を開始しました。

2013年大会以来4大会ぶりの優勝を目指す日本は、19日(火)の初戦で香港代表と茨城県立カシマスタジアムで対戦し、その後は愛知県の豊田スタジアムにて24日(日)に中国代表、27日(水)に4連覇を狙う韓国代表と対戦します。

合宿初日となったこの日の練習に集合したのは19人。J1リーグの試合のあるサンフレッチェ広島の森島司選手ら6人と、直前のリーグ戦で受けた負傷のため辞退を余儀なくされた武藤嘉紀選手(ヴィッセル神戸)に代わって招集された岩崎悠人選手(サガン鳥栖)は、18日(月)の練習から合流する予定です。岩崎選手は代表初選出となりました。

FIFAインターナショナルウィンドウの期間外となるため、今回は海外組を除いたJリーグでプレーする選手で構成され、初選出や復帰選手も多い編成です。チームは練習冒頭の40分ほどを室内でのミーティングに費やしました。

その後、真夏の強い日差しが西に傾き始めた頃、ピッチに姿を見せた選手たちは前日行われたリーグ戦の出場時間によって2グループに分かれて練習を始めました。

先発出場した宮市亮選手(横浜F・マリノス)、細谷真大選手(柏レイソル)、橋本拳人選手(ヴィッセル神戸)らのグループは、ジョギングやステップワークなど軽めの内容でリカバリーに務め、30分弱で室内に移動しました。

一方、谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)や相馬勇紀選手(名古屋グランパス)ら試合がなかったメンバーと、ベンチスタートで出場時間が少なかった水沼宏太選手(横浜F・マリノス)らは自主練習を含めて約1時間半、汗を流しました。

ステップワークやボール回しなどで体をほぐすと、3人一組で斜めの動きやタイミングを意識しながらパス&コントロール、さらに2人一組でロングキックを実施しました。

その後、守備と攻撃に分かれた4対4では守備の動きを中心に確認。自由にプレーする時間を相手に与えないことを念頭に、相手へ詰める距離感やタイミングをチェック。

さらにGK鈴木彩艶選手(浦和レッズ)とアンカー役の選手を加えて5対4に移行。サイドバック、センターバック、アンカーの選手を入れ替えながら、連動した動きの取り方に時間を割きました。

全体練習終了後も、GK鈴木選手を含めた守備陣は齊藤俊秀コーチからラインの押し上げや絞り方などの動きをさらに入念にチェック。その動きを脇から藤田譲瑠チマ選手(横浜F・マリノス)が食い入るように見ていました。

相馬選手と脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)は水沼選手を囲むように、会話をしながらリラックスした様子でジョギング。相馬選手はその後、DF陣との練習を終えた鈴木選手をゴールに、コーチから出されるボールを受ける形でのシュート練習を繰り返し、最後までピッチで体を動かしていました。

チームは18日(月)、チーム全体で公式練習に臨み、香港代表との初戦に備えます。

選手コメント

GK #12 谷晃生 選手(湘南ベルマーレ)
今季は昨季以上に自分のプレーの幅やチームへの影響を広げようと、昨季から少しポジショニング変えたりして、フィットしてきている感じがあって、それが少しずつ自分の自信にもつながっていると思います。代表に呼ばれない時もありましたが、焦りもなく、しっかり自分のプレーを見つめ直して取り組む期間になりました。今回のGK3人はオリンピックの時にも一緒にやっているので、互いを良く分かっていますし、僕らが下から突き上げていく存在になれればと思っています。この大会で、韓国には何が何でも勝ちたいですし、香港と中国にも、そういう思いは前面に出していかなければいけないと思っています。見ている人に「海外組がいなきゃ…」と思わせたくないですし、結果にこだわってやっていきたいです。

DF #2 山根視来 選手(川崎フロンターレ)
この大会は日本開催なので自分たちの力を発揮して、3試合すべてに勝って優勝したいと思っています。(これまでとは異なるメンバーで)試合までの準備時間も短いですが、互いにJリーグでやっているので理解しています。細かい部分で理解しきれていないところは、短い時間でコミュニケーションを取ることが大事です。代表ではいろんな選手とやっていくなかで、自分がどういうプレーが得意なのかを見極めて、いろんな選手と絡んでいけることを発見しました。(ワールドカップのメンバー入りへも)勝って自分のプレーをアピールことが大事ですし、アピールする場があるのはありがたいことです。自分の力を最大限出すことに集中したいと思っています。

MF/FW #18 水沼宏太 選手(横浜F・マリノス)
やっとここに来れたなというのが率直な感想です。集合した時から気合が入るというか、ユニフォームを着るとやる気がどんどん出てくるなと改めて感じています。サッカー選手である以上目指してきた場所で、初めて入ったことはすごく嬉しいですが、自分が目指してきたことはこれで終わりではありません。これがスタートラインだと思ってやっていきたい。上を目指して常にやっている姿勢は変えずに、年長者らしく、自分らしく、元気にひたむきにいつも通りサッカーをプレーしていきたいです。僕自身も初めてこのチームに入ったので自分がまとめるという立場ではないかもしれないが、年長者らしく、みんなとたくさんコミュニケーションを取りたいと思っています。短い期間ですが、このチームとして先につながる大会にしないとなりません。みんながアピールの場と考えていると思いますが、このチームで結果を残さないと先はないので、僕自身を含めみんなでチームになって一体感を持って戦える集団の一員になれればと思っています。

MF/FW #20 細谷真大 選手(柏レイソル)
日本代表に選ばれて率直にうれしいですし、責任と覚悟をもって戦っていきたいと思います。自分の感覚では、代表入りはもう少し先になるかと思っていたので、このタイミングで選ばれたことはポジティブに捉えています。6月のU23アジアカップでは、自分の特長のスピードや裏への飛び出しはアジアでも通用すると感じましたが、ポストプレーや球際などフィジカルでまだ足りていないところがありました。そこは改善していかないとならないと思っています。ゴールもチームが良くない時間帯に取れれば結果も変わっていたと思うので、こだわってやりたい。フル代表は自分も目指している場所です。このE-1選手権で爪痕を残して次に選ばれるようにしたいです。プレッシャーも違ってくると思っていますが、集中して入っていつも通りのプレーができればと思っています。最低でも1点はとれるように頑張りたいです。

EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会

大会期間:2022年7月19日(火)~27日(水)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム、愛知/豊田スタジアム
男子出場国:日本、中国、韓国、香港

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