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【Match Report】SAMURAI BLUE、鮮やかなカウンターから三笘薫が決め、サッカーの聖地でイングランドに1-0の勝利!
2026年04月01日

SAMURAI BLUE(日本代表)は3月31日、イギリス・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで『KIRIN WORLD CHALLENGE 2026』国際親善試合、イングランド代表戦に臨みました。
FIFAワールドカップ2026のヨーロッパ予選を全勝、しかも無失点という圧倒的な強さで突破したイングランド代表は、FIFAランキングも4位と、19位の日本代表を大きく上回る相手(1月19日時点)。優勝候補にも挙げられている強豪との貴重な強化機会を前に、森保一監督は「世界基準、ワールドカップ優勝基準の相手に何ができるか、厳しい戦いを通じて、さらに力をつけられるようにしたい」と、勝利を目指しながら日本の現在地を確認することをテーマに掲げていました。
3日前のスコットランド戦と同じ3-4-2-1のフォーメーションを採用した日本ですが、先発は8人を入れ替えます。GKは2戦続けて鈴木彩艶選手(パルマ・カルチョ)が務め、3バックは右の渡辺剛選手(フェイエノールト)と左の伊藤洋輝選手(バイエルン・ミュンヘン)が2戦連続で先発に名を連ねました。一方で中央の谷口彰悟選手(シントトロイデンVV)は、スコットランド戦では後半途中からの出場でしたが、この試合はスタートからピッチに立ちました。
ダブルボランチは佐野海舟選手(マインツ05)と鎌田大地選手(クリスタル・パレス)の編成とし、両ウイングバックには堂安律選手(右/フランクフルト)、中村敬斗選手(左/スタッド・ランス)が入ります。そして前線は2シャドーの右に伊東純也選手(KRCゲンク)、左に三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン)、1トップに上田綺世選手(フェイエノールト)が入る構成。佐野選手を除けば、スコットランド戦の後半に途中出場し、試合のテンポを上げた選手たちの大半が先発に名を連ねました。
試合開始直後は相手の圧力が勝り、日本が自陣深く下がる場面が目立ちました。しかし、要所を締める守備で決定的なチャンスは与えません。13分にはCKから連続でシュートを放たれましたが、守備陣が体を張ってブロックし、ゴールは許しませんでした。日本の最終ラインの集中力は高く、中盤では佐野選手がピッチを幅広く動いてピンチの芽を摘んでいきました。
すると23分、日本の鮮やかなカウンターアタックが決まります。三笘選手が自陣方向に下りながらコール・パーマー選手にプレッシャーをかけ、こぼれたボールを鎌田選手が拾って三笘選手にパス。そこから左に展開し、ボールを引き取った中村選手が鋭いドリブルで運びます。そして相手守備陣が密集するペナルティーエリア内にグラウンダーのクロスを通すと、抜群のタイミングで走り込んだ三笘選手が冷静に右足を合わせ、日本が先制に成功しました。

ボールを奪ってからネットを揺らすまでの流れに淀みがなく、チームがこれまで磨いてきた「いい守備からいい攻撃」「連係連動」というコンセプトが見事に体現されたゴールでした。その後はホームで負けられないイングランドの猛攻を受けますが、日本は自陣でプレーする時間が長くなっても集中力を切らしませんでした。78分にマーカス・ラシュフォード選手に至近距離から放たれたシュートは鈴木彩艶選手が防ぎ、83分にCKからハリー・マグワイア選手に放たれたヘディングシュートは、菅原由勢選手(ヴェルダー・ブレーメン)がゴールライン上でクリアしました。
とくに80分過ぎからは苦しい展開になりましたが、それでも日本の集中力は途切れません。そして日本はリードを守ったまま、試合終了の笛を聞きました。サッカーの聖地と言われるウェンブリー・スタジアムで、イングランドに歴史的な勝利を飾りました。

今年のワールドカップ出場国と2試合を戦った今回のイギリス遠征について、森保監督は次のように総括しました。
「スコットランド戦も、今日の試合も、交代枠を多く使う中で、より多くの選手たちが、チームの基本的なコンセプトを表現できるということと、試合の途中でも状況に合わせて、交代の選手が先発の選手と繋がって、崩れずに結果を望めるところは、日本の良さだと思っています。課題としては、今日の試合で言えば2点目を取れたチャンスがありました。やはり決め切るという部分と、無失点に抑えたとはいえ、たくさんあったピンチをもっと減らせるように。そこは課題として考えていきたいと思います」
森保監督率いる日本代表の「対ヨーロッパ」の戦績はこれで7勝1分けの負けなし。FIFAワールドカップ2026のグループステージではオランダ、スウェーデンというヨーロッパの2か国と戦うことになりますが、その意味からもイギリス遠征は、チームとして自信を深める機会となりました。

監督・選手コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
ウェンブリーで勝つのは非常に難しいと想定していましたが、選手たちが今回の代表活動期間で日々、チーム力が上がるように努力をしてくれて、スタッフも選手のコンディションが上がるように、そして戦術の理解が上がるように最高のサポートをしてくれました。凡事徹底、細部にこだわって準備するということが、今日の試合の結果に繋がって良かったと思っています。試合は予想通り、イングランドから圧力を受ける場面が多かったですが、それも想定したうえで選手たちが厳しい展開を我慢強く戦いながら、決定機をものにしていくということをやってくれました。試合を通して集中力を切らさずに、そして一人ひとりの役割と(チームとして)組織的に機能するという部分を両方とも最後まで表現してくれたと思っています。
MF/FW #7 三笘薫 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン/イングランド)
狙いがうまくいって前半に1点取れればと思っていました。それが取れたことで自分たちの目線も合い、これまでやってきた戦いをすれば良いという自信がありました。本大会でここまでうまくいくかは分からないですけど、ああいうシーンを何度か作れれば、少ない人数でも決められる力があると見せられたと思います。(ウェンブリーでの勝利について)本大会前にはあまりいいことではないと思います。分析もされやすくなるので。結果だけを見ればいい勝利ですけど、内容を見ればボールも握られているし、そこのギャップはしっかり埋めていかないと、本大会で痛い目にあうと思っています。
MF/FW #13 中村敬斗 選手(スタッド・ランス/フランス)
自分で仕掛けていくこともできましたけど、得点シーンは自分で強引に突破というのは難しかったですし、カットインしたときに三笘薫選手がフリーなのは見えていました。難しいパスでしたけど、うまく決めてくれたので良かったです。左サイドを三笘選手とやれるということは本当に喜びですし、めちゃくちゃうまいですよね。プレーしていてめちゃくちゃ楽しくて。パスもたくさん来るし、全然レベルが違います。全て、守備も攻撃も全てが違う。本当に楽しい試合でした。
MF/FW #24 佐野海舟 選手(マインツ05/ドイツ)
前半はゼロで戻ってくればいいという戦いの中で、点を取れたのはすごく大きかったと思います。後半はもう少し戦い方の部分で修正するべきところがありましたけど、我慢強く全員で守って勝ちに持っていけたのは良かったです。前からどんどんはめに来ますし、ボランチのところはほぼマンツーマン気味で来るので、そこで自分がもう少し受けるのか、受けるふりをして他の人のスペースを空けるのか、そこについては、もう少しうまくできたと思います。今まで積み上げてきたことをしっかり出していきながら、課題も毎試合出ているので向き合ってやって成長していければいいと思います。
2026年3月31日(火) 19:45 キックオフ予定(日本時間 4月1日(水) 3:45)vs イングランド代表
会場:ロンドン(イングランド)/ウェンブリー・スタジアム
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