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SAMURAI BLUE、30人全員が合流して練習を実施

2022年09月21日

SAMURAI BLUE、30人全員が合流して練習を実施

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月20日(火)、キリンチャレンジカップ2022アメリカ代表戦(23日)、エクアドル代表戦(27日)へ向けてドイツ・デュッセルドルフでの合宿2日目を迎え、長友佑都選手(FC東京)、相馬勇紀選手(名古屋グランパス)、権田修一選手(清水エスパルス)も合流して招集メンバー30人全員が揃って練習を行いました。

雲が流れ、陽射しに夏の名残も感じさせる午後、市内のグラウンドで行われた練習では、週末のリーグ戦の都合で昨夜宿舎入りした3選手も元気に姿を見せました。権田選手は他のGK3選手とともにボールを使って体を動かし、長友選手と相馬選手はランニング中心の軽めの内容に終始しました。

一方、初日から練習に参加しているメンバーは、ランニングやボール回し、パス&コントロールなどを行うと、4対4にフリーマン1人とそれぞれGKを付けて狭いエリアで切り替えなどを意識した対人練習を実施。この段階で、古橋亨梧選手(セルティック)、伊東純也選手(スタッド・ランス)、堂安律選手(SCフライブルク)らは週末の試合の出場時間やタイミングを考慮して、ランニングへ移行。早めにピッチでの練習を切り上げました。

その後、残ったメンバーは攻撃のビルドアップに取り組み、両サイドからのクロスボールに合わせたシュートなどパターンを変えながら互いの動きを確認しました。

また、ハーフコートほどのエリアでゴールを置いた実戦形式の練習では9対9にフリーマンを付けて、互いの指示の声が飛び交い、攻守に気合の入った競り合いを披露。前線の選手へのパスの出しどころやシュートで終わることなどを意識しながら、時間を割いて動きを確認しました。その様子を、先に練習を上がった柴崎岳選手(CDレガネス)と古橋選手がピッチサイドから熱心に見つめていました。

選手たちは1時間半余りで全体練習を終了すると、その後は南野拓実選手(ASモナコ)、鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)、原口元気選手(1.FCウニオン・ベルリン)、町野修斗選手(湘南ベルマーレ)、上田綺世選手(セルクル・ブルージュKSV)らがシュート練習に移行。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)と山根視来選手(川崎フロンターレ)は1対1の競り合いに興じ、吉田麻也選手(シャルケ04)や前田大然選手(セルティック)らはジョギング、酒井宏樹選手と川島永嗣選手は入念なストレッチを行うなど、思い思いに体を動かしていました。

チームは21日(水)からは非公開も取り入れて全員で全体練習を行い、試合に備えます。試合は23日(金)のアメリカ代表戦、27日(火)のエクアドル代表戦のどちらもデュッセルドルフ・アレーナでの開催です。

選手コメント

DF #16 冨安健洋 選手(アーセナル/イングランド)
ワールドカップ前の最後の活動になるので、そういう意味でも1試合目からしっかりと内容を求めてやらないといけないと思っています。明日、明後日と時間があるのでしっかりと、チグハグ感がでないように準備したい。クラブでの出場時間は短いですが使ってもらえているので、怪我で練習もできない状況に比べたら僕的には全然ポジティブです。いい精神状態とコンディションでやれていると思います。6月の活動ではリハビリ中心だったので、プレーできる状態で合流できるのは嬉しいことです。久しぶりの代表戦で、ちょっとしたズレは1試合目までにできるだけ擦り合わせることと、試合中にもちょっとしたずれは感じると思うので、それをその場で修正していくことが必要だと思っています。競争相手は増えていますが、ピッチ上で自分の価値を証明するしかありません。やるべきことをやるだけだと思っています。

DF #19 酒井宏樹 選手(浦和レッズ)
今回の合宿では、アメリカ、エクアドルとの試合に対してどのようなアプローチができるのかが大事で、そこからワールドカップ初戦へ向けてということになると思います。この2戦で試すことがいろいろあると思うので、どういうチャレンジできるか。吉田選手や冨安選手や前後する人達との関係性でも細かいところを確認したい。なにも考えずにお互いがいいポジションをとれていれば、相手がクロスを上げる場面などでもそれだけで後手を踏まないで済みます。レベルが上がれば上がるほど、「その1点」「その1歩」が試合を決めてしまうので、そこに対する準備や覚悟は必要ですし、そういう責任感を植え付けるにはお互いの信頼関係が不可欠です。そういうところを自分もチームも高めていかないとなりません。僕らが経験のないチームであればあるほど、強いチームにはそうやって臨んでいくしかないと思います。

MF/FW #8 原口元気 選手(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ)
ワールドカップまであと3試合しかないですし、今回の3試合で(出場)メンバーが決まります。それは誰もが理解していることです。この合宿では、選手としてアピールしたい部分もありますし、本大会では非常に厳しいグループステージになるのでチームとしてどう戦うかということも準備をしていきたいと考えています。僕自身はポジションに捕らわれていません。どこでもどのタイミングでもどんな出場時間でもやれる準備をするだけです。得点のイメージは具体的にはシビアな時期に来ているので言えませんが、力のある相手には失点したら厳しいので、守備がポイントになるのは間違いなく確実に言えることだと思います。僕らがやりたいことと相手が嫌がることがポイントになると思っています。

MF/FW #11 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
今回は(活動中に)移動がない分、練習期間も1日、2日長く取れると思います。チームとして具体的どう戦うか、具体的な「これ」というキーポイントを見つけていくのが大事です。それを1戦目の前まで今日を入れて3~4日あるので、その間に1個、2個の共通認識は作れると思います。それが当面の目標として大事かなと思っています。本番が近づいていて4年に一度の大会ですし、もったいない思いはしたくありません。リーグ戦ではないので負けても次があるわけではないですし、4年後も約束されているわけではないので、いま選考の中にいる選手として、攻守において「これ」という共通認識をしっかり持ってピッチに立ちたい。スタートの時点で「これ」というのを持っているのが強豪国には特に多い気がします。時間がないなかで、そういうところを模索していくのも大事なことだと思います。

MF/FW #15 鎌田大地 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
代表ではクラブとはやり方も違いますが、監督の求めていることを表現できればと思います。トップ下でもそれ以外のポジションでもある程度いいクオリティでできる自信はあります。ポジションにこだわりはないですし、僕以外にもいい選手、適した選手もいるので、チームとしていろいろトライすべきかと思います。これから試合する相手はアジア最終予選と違って、自分たちと同等かそれ以上の相手が増えてきます。僕自身は、前に速い選手がいてくれたらやりやすさも感じますし、カウンターなどの展開もあります。今のサッカー界は足が速くてナンボだと思うので、そういう選手が日本にたくさんいることはチームとしてすごくいいことだと思っています。

MF/FW #18 三笘薫 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
今回の対戦では、共有すべきところはしっかり共有して、それが分かるような試合ができればいいと思います。選手間の話し合いも今日あたりから始まっています。相手によって(やり方を)変えることもあると思うので、そこは僕自身も考えながらやりたいと思っています。クラブでは試合に出られていないので悔しい気持ちが強いですが、レベルを体感してやれることも増えています。チャンスが来たときにしっかり結果を出せるようにと思っています。代表では、プレーの強度や自分のプレーが変わったところを結果で出すしかないので、その雰囲気や落ち着きは与えたいと思いますし、(プレミアリーグでやっている選手として)自分が発信する場になると思うので、そのレベルをもう1段階上げていけるように、しっかり示せるようにしたいと思っています。

2022年9月23日(金) 14:25キックオフ予定(日本時間 21:25)vs アメリカ代表
会場:デュッセルドルフ(ドイツ)/デュッセルドルフ・アレーナ
大会情報はこちら

2022年9月27日(火) 13:55キックオフ予定(日本時間 20:55)vs エクアドル代表
会場:デュッセルドルフ(ドイツ)/デュッセルドルフ・アレーナ
大会情報はこちら

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