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SAMURAI BLUE、コロンビア代表戦へ向けて調整開始
2023年03月26日
SAMURAI BLUE(日本代表)は3月25日(金)、キリンチャレンジカップ2023第1戦のウルグアイ代表戦から一夜明けて、次のコロンビア代表との第2戦(28日(火)、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)へ向けて千葉市内で調整を始めました。
気温が上がって蒸し暑さも感じた前日から、この日は気温が大きく下がって小雨がぱらつき、風の冷たさも感じる気候に一変。引き分けたウルグアイ代表戦に先発した堂安律選手(SCフライブルク)や遠藤航選手(VfBシュツットガルト)ら11人は室内でのリカバリー調整に終始しました。
それ以外のメンバーは、途中出場で同点ゴールを決めた西村拓真選手(横浜F・マリノス)やその得点をアシストした伊東純也選手(スタッド・ランス)を含めてフィールドで練習。合流が遅れていた久保建英選手(レアル・ソシエダ)も、一部を除いて全体練習に参加して元気な姿を見せていましたが、前田大然選手(セルティック)は別調整でした。
ランニングやストレッチなどでのウォームアップ後、フィールドプレーヤーは色分けされた4人一組の3グループで2グループ対1グループでのボール回しを実施。名波浩コーチが見守る中、素早い切り替えやパスの精度などを意識してボールを追い、その後はシュート練習へ移行しました。
全体練習の最後には、ハーフコートより狭いエリアで4対4にフリーマン一人を加えたゴールゲームに時間を割きました。ウルグアイ戦の出場時間などコンディションを考慮してこのメニューから外れた上田綺世選手(セルクル・ブルージュKSV)と伊東選手、久保選手が精力的な動きを見せるチームメイトの動きをピッチサイドから見守っていました。
その後はそれぞれで個人練習を行い、攻撃陣はシュート練習を実施。中村敬斗選手(LASK)や町野修斗選手(湘南ベルマーレ)、西村選手らに久保選手も加わって動きを確かめていました。
また、守備陣は齊藤俊秀コーチの指導の下でクロスボールへの対応をチェック。半田陸選手(ガンバ大阪)からのパスを受けてバングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)と橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)がそれぞれのサイドからクロスを送り、町田浩樹選手(ユニオン・サンジロワーズ)と藤井陽也選手(名古屋グランパス)がクリアする動きを繰り返していました。
この日の練習には「JFA Passport」で見学に応募したファン約900人が訪れ、選手たちの動きに熱い視線と声援を送っていました。室内での調整を終えた板倉滉選手(ボルシアMG)や三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)たちは三々五々、グラウンドに姿を見せて子どもたちとグータッチ。子どもたちからは「マジでうれしい!」、「一生、手を洗えない」など興奮した声が上がっていました。
この日がチーム練習初参加となった久保選手は練習後、「体調は全く問題ない」と話して個人で体を動かしていたと説明。次の2026年ワールドカップへ向けたチームの新たなスタートに、「アジアカップもワールドカップアジア予選も始まる。僕を含めてみんなが代表での生き残りにフォーカスしていかないといけない。まずは次の試合でいいアピールができたら」と意気込みを示しました。
ウルグアイ戦の終盤に交代出場した橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)は、コロンビア戦へ向けて、「チャンスは何度もあるわけではないので、自分は最後のチャンスだと思って自分ができること、求められていることをやれることを見せて、今後の代表に定着したい」と話していました。
チームは26日(日)には非公開で調整を行い、コロンビア戦へ備えます。試合は28日(火)、大阪のヨドコウ桜スタジアムにて19:20キックオフの予定です。
選手コメント
DF #3 橋岡大樹 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
昨日の試合は声出し応援もOKということで、少しでもいいから試合に出たいという気持ちもありましたし、準備もしていました。出場は5分くらいでしたけど、いい入りはできたと思います。それによって次の試合へのイメージもできました。試合に入るときにロングボールや球際のところで負けないことは言われたので、そこの部分でやらせなかったのはよかったですし、短い時間でしたが自分ができることはやれたのではないかなと思います。チームとして、サイドハーフにボールが入ったところでサイドバックが内側に入ったときに味方が同じ動きをするとパスコースが1つ消えてしまうので、コミュニケーションをとってパスコースを2つ作れるように考えてやりたいです。新しいことにトライするのは、自分のなかでは成長できるし楽しいですし、おもしろい戦術だと思います。だからどんどんトライしてフィットできればいいなと思っています。
DF #27 半田陸 選手(ガンバ大阪)
初めて国立での代表戦で、僕自身は試合に出てはいないですが、ベンチに入って、やっぱり素晴らしいスタジアムですし、ああいう雰囲気の中で日本での国際試合で僕もプレーしたかったなという思いがすごく強かったです。(試合を外から見て)もっとお互いを見て、どこのスペースを誰が使うのかというのを共有していけばスムーズにボールは動くと思いますし、その中で3人目の動きなど、それぞれのユニットで合わせていけば、もっとよくなるんじゃないかなと思います。内側に入ってプレーすることには自分は慣れてるので、その中で今までやったことのない選手とどう連係を取っていくかが大事だと思いますし、試合中にもっとコミュニケーションを取りながらやっていければ、僕の特徴もそうですし、周りの選手をもっとうまく使えると思います。
MF/FW #7 中村敬斗 選手(LASK/オーストリア)
個人的にはそんなに出場時間は長くなかったですが、やるべきことをやったので、次の試合に向けて今日からまたいい練習を積み上げたいです。次のコロンビア戦でまた出場時間がもらえれば、次は自分の得意な形を出していきたいなと思います。絶対代表に生き残って次の6月も呼ばれたい。それにはまずは次のコロンビア戦をしっかり戦うことですが、昨日出場してこれから代表に生き残っていきたいという気持ちがより一層強くなりました。代表練習初日はめちゃくちゃ緊張していましたが、それ以降は緊張もなく、自分を出せたりとかできています。体の切れも自チームで日頃から上げているのでいい感じだと思います。現代サッカーはどのチームも切り替えや守備、強度が基盤にあって、その上にテクニックや技術、戦術があると思うので、まずは戦うところだと思います。
MF/FW #11 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
初陣で負けなかったことはチームとしてポジティブにとらえていいと思います。チームとして新しい形にトライしていて、新しいチームなんだと思いました。サイドバックが中に入る形で、ウィングが落ちて低い位置でボールを受けたら相手にとっては脅威にはなりません。ウィングや中に速い選手を置くのであれば、前の選手はボールが欲しくて中に入ったり落ちるところを我慢して、高い位置に張っていた方がいいと思いました。試合に出たら、縦の推進力を意識してプレーしたい。4-2-3-1の強みはトップ下にある程度自由を与えられた選手がいることで、その選手がオン・ザ・ボールで違いを見せて一人二人を剥がしていくというのが僕の理想としている選手像でもあります。いいチャレンジです。僕はワールドカップのときとはもう別人です。いまの自分のコンディションをしっかりと把握しています。目に見える結果を求めていきたい。
MF/FW #19 西村拓真 選手(横浜F・マリノス)
昨日の得点で、いつも以上に連絡がたくさん来ていました。結果を出せばみんなが喜んでくれるので、支えられているなと感じます。昨日の自分のプレーはまだまだ物足りないと思いましたし、これからなにができるかが本当に大事だと思います。昨日は新しいやり方にチャレンジしたことが一番の収穫ですし、チャレンジしないとなにも生まれません。みんながチャレンジすることでいろんな発見があって、そこからなにができるかです。ブレたらよくないし積み上げにならないので、我慢強く、勝利にこだわりながらもチャレンジしていくのが4年後とかにつながると思います。トップ下の選手として自分を生かしてもらって自分も生かす方、その両方をしたいですし、できるようにならないといけないと思っています。次の試合までにたくさんコミュニケーションをとって、なにができなかったかを確認して、合わせられることはたくさんあると思うので、そこは要求したいと思っています。
MF/FW #20 町野修斗 選手(湘南ベルマーレ)
ウルグアイ戦は外から見て、FWに良い形で入るシーンはそんなになくて、抜け出しのシーンとかはありましたが、ポストプレーのシーンでは難しそうな印象だったので、自分が入った際には距離をイメージしないと厳しいかなと思いながら見ていました。僕が落ちて関わる必要のないくらい上手な選手が多いですし、最後の仕事に専念できる選手たちが周りに居るので、任せるところもあっていいのかなと思っています。ポストプレーや多少狭いエリアでボールをコントロールしながら味方につなげるという作業は少なからず出てくると思うので、そういうところでまずはミスをしないように考えています。与えられたチャンスで仕事をしないといけないですし、その準備をして今回活動に参加しているので、結果が出せれば一番ですが、自分でやるべきことをやれたらと思います。
2023年3月28日(火) 19:20 キックオフ(予定) vs コロンビア代表
会場:大阪/ヨドコウ桜スタジアム
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