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SAMURAI BLUE、アジア予選ミャンマー代表戦へ久保選手ら海外組が合流
2023年11月15日
SAMURAI BLUE(日本代表)は11月14日(火)、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選の初戦となるミャンマー代表戦を2日後に控えて大阪市内で練習を行い、久保建英選手(レアル・ソシエダ)や堂安律選手(SCフライブルク)らが合流しました。
所属クラブの試合日程の都合でこの日から練習に参加したのは久保選手、堂安選手のほか、遠藤航選手(リバプールFC)、鎌田大地選手(SSラツィオ)、上田綺世選手(フェイエノールト)ら9人です。ウォーキングやストレッチなど軽めの内容で早めにピッチを後にして室内へ移動しましたが、冨安健洋選手(アーセナル)は疲労を考慮してピッチで別メニュー調整。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)もホテルでの静養となりました。
一方、南野拓実選手(ASモナコ)や浅野拓磨選手(VfLボーフム)ら初日から練習に参加しているメンバーは、アジリティアップのフィジカルトレーニングやパス練習などを行い、その後は6対3で狭いエリアで密集の中でパスを通す練習を実施しました。
6~7メートル四方のエリアで相手DFに見立てた3選手を中央に、時間とタッチ数に制限を付けた中で一方のサイドの3人からもう一方のサイドの味方にパスを通すもので、名波浩コーチが時間をカウントする中、選手たちはダイレクトで素早くパスをかわして、相手DFのずれを引き出し、パスを通す動きを繰り返していました。
その後、サイドからのクロスボールに合わせるシュート練習も実施。中山雄太選手(ハダースフィールド・タウンFC)のクロスに伊東純也選手(スタッド・ランス)や細谷真大選手(柏レイソル)らがGK陣が交代で構えるゴールに向かい、シュートの感覚を確かめていました。また、練習の最後には伊東選手と細谷選手はPK練習も行っていました。
この日の練習で最後までピッチに残ったのはGK陣です。大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)は近い距離からのシュートストップ、鈴木彩艶選手(シントトロイデンVV)はロングフィード、前川黛也選手(ヴィッセル神戸)はスクワットを繰り返して調整に余念がありませんでした。
守田英正選手(スポルティングCP)は、所属クラブで先発した12日(日)のリーグ戦の前3試合を欠場していましたが、「コンディションはいい。2試合いくつもりで来ている」と怪我の不安を一蹴。予選に向かう上で、「いま出ている課題やオプションを増やすことなど、本戦に向けて自分たちができることを増やしていきたい」とチームとしての最終目標を意識してプレーしたいと話しています。
伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)は、「予選を勝ち抜いてこそのワールドカップ。どこが相手であろうと、勝ち癖はしっかりつけてやっていきたい。チームの一員として、ワールドカップに出るために貢献したい」と強い意気込みを示していました。
日本代表のアジア予選初戦のミャンマー代表戦は11月16日(木)、大阪のパナソニック スタジアム 吹田にて19:00キックオフの予定です。日本はその後、サウジアラビアのジッダに移動して21日(火)に第2戦となるシリア代表との対戦に臨みます。
選手コメント
GK 前川黛也 選手(ヴィッセル神戸)
また代表に呼んでもらえてありがたいですし、本当に光栄です。怪我は鹿島戦も痛みはありましたが、パフォーマンス、コンディションを戻せたから出たので、今は問題なくやっています。ワールドカップ予選の雰囲気はまだ分からないですが、日本の代表として来ているので、誇りと責任をもって行動して臨まないといけないと思っています。テレビで見ても伝わる緊張感とか、普段だったら勝てる相手になかなか勝てないところなどを見てきているので、油断せずに戦わないといけないと思っています。代表に限らず、1本のロングパス、シュートで試合が決まるのがサッカーで、それは神戸でも何回も経験しましたし、代表でも起こりうることです。集中して臨みたい。どのポジションも、ゴールは常にめざすべきですし、守備では失点しないことは原則です。そこはしっかり突き詰めたいと思います。
DF 谷口彰悟 選手(アルラヤンSC/カタール)
いつチャンスが来てもいいように、常に準備をすることはやってきています。センターバック陣のメンバーが多少変わっていますが、その中で出る人がリーダーシップを執ってやっていかないといけないポジションなので、そこは自信を持ってやりたいです。日本で日本のサポーターやファンの前でサッカーができるのは選手として幸せですし、ホームで勝ち点3を取りたい気持ちが強いので、応援も力に変えて勝ちたいです。冨安選手の基準でプレーすると、より高いレベルの試合ができるので刺激になっています。ラインを高くしてコンパクトにすることは、ワールドカップ優勝を目指しているので必要になる部分です。そこは非常にウェルカムで、自分ももっと吸収したい。今回の予選はワールドカップにつながる大事な一戦だと、改めて自分の中でスイッチを入れて、相手がどうであれ、下手なリスクは減らしてゼロで抑えることが大事です。やりたいことやトライしたいこともたくさんありますが、そればかりになりすぎず、まずはやるべきことをやりたいと思います。
DF 伊藤洋輝 選手(VfBシュツットガルト/ドイツ)
相手に守られた時にどう崩していくかはチームとして課題になると思うので、まずは単純なミスがビルドアップのところででないようにやっていきたいです。代表には前線に速い選手がいますし、上田選手のヘディングはヨーロッパの中でも強いと思うので、そこにシンプルにボールを放り込むなど、優先順位として前をしっかり見ながらやっていければいいんじゃないかなと思います。自分はどこで使われてもチームの勝利に貢献できるよう、任されたポジションで自分のパフォーマンスが出せればと思っています。左サイドバックであればボックスの近くでボールを持てれば思い切って、積極的に狙っていってもいいんじゃないかなと思っています。
MF/FW 守田英正 選手(スポルティングCP/ポルトガル)
予選では結果としては全勝しないといけないと思っていますし、その中で自分たちにしっかり焦点を当てて、ただ勝つだけではなくて、何か自分たちに対して、今出ている課題やオプションを増やすことなど、本戦に向けて自分たちができることを増やしていきたいです。公式戦で緊張感のある中でそれをどうトライして、どうモノにするかだと思うので、そこが大事になるのかなと思います。ホーム&アウェイで中立国もありますし、移動も含めて難しいですが、僕自身もどの選手も経験がありますし、コンディションを崩さずにできればと思います。それが代表というものだと思っています。いろいろな状況がある中でも、代わりに出た選手が当たり前のように出て、当たり前のように活躍するのが代表だと思います。一人ひとりが自覚と責任を持って戦っています。守備を固めて来る相手には、シンプルに縦にポンと出す、背後に蹴って人を走らせる、サイドからクロスを入れるとか、そういう大胆な力強いサッカーもできないといけないですし、シンプルに効くのではと思っています。
MF/FW 鎌田大地 選手(SSラツィオ/イタリア)
2次予選を戦う上でいろいろな部分で難しいところもあるので、しっかり気を引き締めて臨みたいです。自分たちが上を目指す上でこういう試合も大事にして、みんなで共通理解を持って自分たちがやるべきことを再確認したり、いろいろなことができると思うので、チームとして成長できるようにやっていけたらと思います。今の日本代表は選手層もすごく厚いと思うし、チームとしてもかなり完成度も上がっていたり、お互いに知っている選手が前からいたり、いろいろな部分で前回の2次予選の時とは違うと思います。僕自身は別にそんなにやることは変わらないですが、しっかりみんなと楽しくやっていけたらなと思います。失点しないことはどこと対戦しても大事だと思うし、取られたあとにすぐに切り替えたり、自分たちのチームコンセプトであることを一人ひとりがしっかりやればそこは達成できると思うので、やるべきことをしっかりやるのが大事だと思います。
MF/FW 上田綺世 選手(フェイエノールト/オランダ)
ワールドカップ予選は毎試合難しいゲームになると思うので、イレギュラーなことにも対応できるように柔軟に戦っていきたいです。相手は勢いを持って前から来る可能性も引いてくる可能性もあって、いろんなことが想定できますが、ピッチ入って見て情報を共有しないといけないですし、柔軟に戦う必要があると思います。時間帯や局面、状況によって求めることがあると思うので、それを自分で整理してプレーしたいです。引いた相手は引き出さないといけないので、スペースを作るために動いて、その動き出しのところや、クロスボールが増える可能性もあるので高さのところは生かせたらいいと思いますし、事故でも1点取れたら状況が変わると思うので、常に準備し続けるようにしています。FWの本質は点を取ってチームを勝たせることですし、毎試合決めることだと思っているので、そこにより近づけたらいいと思っています。
FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選
2023年11月16日(木) 19:00 キックオフ(予定) vs ミャンマー代表
会場:大阪/パナソニック スタジアム 吹田
大会情報はこちら
2023年11月21日(火) 17:45 キックオフ(予定)(日本時間 11月21日(火) 23:45)vs シリア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/Prince Abdullah AlFaisal Stadium
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